2017年2月13日 (月)

2/13  核心に迫る

新しい整骨に通い始めて早三ヶ月、一向に腰の調子がよくなる気配がないためついに禁断の整形外科へと行ってみる事にした、のだが……

 「うーん、骨に異常は見られませんね。足のしびれもないようですしヘルニアの心配は無さそうですが…」
 「ふむ」
 「というか、かなり綺麗な部類の骨格ですな」
 「(´・ω・`)!?」

乗客にヘルニアはいませんでした、いませんでした!いませんでした!

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僕は何を思えばいいんだろう…
僕は何を言えばいいんだろう…

さすがにここまで長引き、さらに治療の効果も見られないとなるとこの腰の痛みはヘルニアのそれなんじゃないかと疑っていたが、どうやら違うらしい。

科学的に見て骨に異常はないらしい。レントゲンでは神経までは見れないのでそこは何とも言えないが、少なくともヘルニアの原因と言われる腰椎などのズレによる神経の圧迫は確認できなかったし、各部位の痺れなどの自覚症状も無いためこれでヘルニアの線はほぼほぼ消えた。

そういえば「ストレートバック」のスの字も出てこなかったが、今回は腰だけを見ていたからだろうか?しかしストレートバックにしても背骨の歪みが見て取れるとは思うのだけど…?まさかストレートバッグですら無いって事はねえよな??

 「しかし骨に問題がないなら、一体何が…」
 「うーん。筋肉の劣化・損傷など、負担がかかって痛んでるって事もありますしね。試しに筋肉の動きを滑らかにする注射打ってみます?それで楽になるケースもありますし」 
 「うーん」

これは噂のブロック注射というやつなのだろうか?かの有名なスロプロしのけんが肩の痛みに耐えかねたまに打つとかいう噂のアレ。わしの師匠もたまに激しい筋肉痛の際など打ってるらしいが、そんなに効くのだろうか?

 「筋肉に注射って…よくわからないんですが、痛みが取れるとしても一時的なものですよね?」
 「そうとも言えませんよ。筋肉を回復させる効果が期待できますからね、ずーっと休みなしで痛んでいた筋肉の有給休暇みたいなものです」
 「…油差すみたいな感じっすか?」
 「ま、まあそれでもいいです^^;」

この時点で…というか、僕はこれまでブロック注射を「ブロック=局所に打ち込む」集中攻撃みたいな、即効性のある強い薬を患部に打ち込むものだと思っていた。

が、実際はブロック注射のブロックとは=「遮断」という方の意味らしく、文字通り痛みを和らげる局所麻酔のようなものらしい。打った箇所周辺の炎症を一時的に鎮め、筋肉をリラックスさせる事で血流などをよくし、コリや強張りなんかを和らげる効果があるのだという。

常に緊張状態で強張った筋肉を無理やり休ませ回復させるということか??

 (なるほど、だから筋肉痛の酷いときなどに使うのだな)

しかし、腰というのがなんとも怖い。

というのも骨髄液を取るとき、死ぬほど痛いという噂を昔聞いた事があって、骨に直接注射を打つわけじゃないだろうが腰という位置としては同じ箇所なのでどうしてもそのイメージが頭にまとわりつく。

 「大丈夫ですってwあんな深く刺しませんし」
 「そうですか?なら…」

というわけで、恐る恐るお願いしてみる。

プスリ。

 (おっ)

確かに一瞬チクっとしたが、なるほどこれなら…そうだよな。考えてみれば鍼治療なんてのもあるんだし、そんな激痛なわきゃあない。

 「ははは、思ったより痛・・痛たたたっ!!!ちょっ、まっ!!」
 「ぶははははっm9(^Д^)」

話してる最中に、突然針がツボのような部分を突き、そしてすかさず何かが流し込まれて思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。看護婦爆笑。

決して耐えられないほどの激痛ではないが、何か不安で仕方がない、かき回されたらヤバいと感じる神秘に触れられた感じ。

僕が真っ先に描いたイメージはハイチュウ。

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表皮の白い部分から、核(コア)のグレープ部分に針が達し、そこは果たして神経と呼ばれる部分だったのだろうか。整骨などで押されて気持ちのよいいわゆるツボの部分だ。

なんだろう。未だに「ブロック」の印象が抜けてないからハイチュウなんかが出てくるんだろうかwうまく説明できないが、この不安な痛みを何とか訴えようと妻に話すと・・・

 「あー、つまり、歯の神経に触っちゃった感じでしょ?」
 「それだっ!!!!!!!」

しっかりピンポイントで神経に注射打ち込んでくれたって事ね。うまいもんだが、正直今のところあまり効果があるとは思えない…

そもそもにして、常に負荷がかかっているから緊張状態を解けないっちゅーのに、それを無理やり局所麻酔で眠らせてしまったら筋肉はリラックスできるかもしれないけれど、その分どっかに無理が祟るのではと思うのだが…

 (一歩進んだような、下がったような…)

レントゲンが全てを解決してくれると思っていたがそんな事はなかった。

とりあえず骨に異常が見られなかったが、現実に腰は痛い。こうなるともうストレートバッグで筋肉が痛んでる説以外考えられない。筋肉の回復でも痛みが取れなかったら後はもう筋肉を鍛えて支えるパワーを上げるしかなさそうだ。

あとは骨格矯正だけど、三ヶ月で然したる効果が見られないとなると効いてるのか効いてないのかもわからない。

よく整骨に行って、

 「どうです?楽になりました?」

みたいに聞かれたとき、まさか「全然っすよ。効果あるんすかぁ?」なんて言えるわけもなく、半ばお世辞のように

 「ええ、前より楽になってます」

なんて言ってしまう。すると先生方はドヤ顔で、

 「そうでしょうそうでしょう!腰のカーブがね…」

なんて語り出すのだ。そんなとき、僕は僕は何を思えばいいんだろう。何を言えばいいんだろう。もしかしてカモにされてるんじゃと今さらながらに思うが、妻にそういうとようやく気付いたのかと呆れられた。

柔軟×
整骨×
整形外科×

次は…筋トレ?

今のところコルセットが一番効いてるw

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2017年1月26日 (木)

1/26  身体が語る

最近通うようになった整骨院は、僕がこれまで通っていた場所とシステムがずいぶんと違う。

まず施術時間が90分と40分と大きく違うのだが、料金もそれに伴い3000円から1500円とお時間相応のものとなる。前者(これまで通ってた方)はベッドも1つしかなく、完全個人営業のマンツーマンでじっくりと向き合ってくれるという感じなのだが、後者はベッドがズラーっと並んでスタッフの数も多い。

施術こそ電気を流して筋肉をほぐしてから身体を触っていくという点は同じなものの、最近通っている方は院長先生は最期に仕上げとして診てくれるだけである。時間にして5分にも満たない。あんだけベッドが並んでりゃそりゃ仕方ないと思うが、つまり、こちらの方は基本的に修行中のスタッフがほとんど相手をする事になる。薄利多売を画に描いたような方式なのだ。

初めからどこか違和感を抱いていた。

それはスタッフの技量に、ではなく…いや、それもあるにはあるんだがw、それ以上にスタッフの応対に、店の雰囲気に何か違和感を感じていた。

 「コンニチワー、キョウはオシゴトオヤスミデスカー?」
 「え、ええ(゚∀゚;)」

院長先生が来るまで施術を行うスタッフは、何か会話をしろと無理やり言われてるかのようにとにかく話しかけてくる。まあそれはいいとして、問題なのがその内容。

 「雨だとお仕事休みなんですよねー?」
 「お住まいは○○の方ですよねー?」
 「義父さんとうまくいってないんですよねー?」

 ( (;^ω^) )

恐らく、顧客名簿みたいなところに毎回会話の内容を書き込んでいるのだろう。院長先生が来るまで繋ぐスタッフは特に固定というわけではなく、その都度手の空いてる人が担当するようなのだが…これがまた見事に判を押したように全く同じ会話をしてくるわけでw

あまりにも同じ事ばかり喋るのでゲームの村人Aみたいな感じで正直怖い。というか、毎回同じ内容を振られるこっちの身にもなってほしい。

だが、彼らは頑なに何とか話しかけようとして、酷い時にはメモみたいのを見ながら会話してきた人もいた。

確かにそれ(プロフィール帳のようなもの)は会話のきっかけとして有効な手段かもしれないが、お互い乗り気じゃなければ会話が弾もうはずもない。ただただ与えられた仕事(会話)をこなそうという感じがありありと見て取れて、そうまでして話さなきゃいいのにと思うのだが向こうはそうもいかない事情があるのだろう。

思えば違和感の正体はここにあったと思う。

この整骨院は、というよりどの整骨院もどれだけ地域に根付けるかが商売の分かれ目だと思う。友人で接骨院を開業して成功している男がいるが、彼曰く「いかにジジババと学生を囲い込めるか」らしい。なるほどな。確かにここも爺さん婆さんと学生でいっぱいだ。大部屋に置かれた十数のベッドにはいつもお客さんで一杯で、院長先生は大声で常に誰かと会話している。

その様はアットホーム感満載で僕は苦手なのだが、院長先生がそういうキャラだからこそ、地域の人が集まる場になってるのかなーとも初めは思ってた。

 (はて)

しかし違和感は拭いきれない。

一見明るい話し声に溢れた空間に思えるその室内、常連客が来店するとすかさずラーメン屋の如く誰かのあいさつに次ぐあいさつの合唱団。

 (なんだろう、すごく不自然というか、明るさが嘘くさいと言おうか…)

それは単にいつもの僕の穿った偏屈者の見方なのかもしれないが、とにかくずっとそんな風に感じてた。居心地は決してよくない。


さて、そんなある日の事。

 「コンニチワー、キョウはオシゴトオヤスミデスカー?」
 「え、ええ(゚∀゚;)早く終わりまして」

恒例の村人との会話を楽しみつつ、なんだか適当だなーという感じのマッサージを受けていた。いいのだ。院長先生が仕上げで看る最後の五分の骨格矯正ために通っていると思えば、道中のこのマッサージは単純に気持ちが良いというだけのサービスタイムと最近は割り切っている。

 「アー、ダイブフトモモハッテマスネー」
 「ですねー最近よく攣るんですよ」

しかしこの日はなぜか、いつもと違う村人だったのかじゃあちょっくら足を揉んでやんよ!と珍しく入念なマッサージが始まったと思いきや…

 「お前、何してんの?」
 「!??」

突然、院長先生がやってきておや?と思うぐらいの低いトーン…いつもより院長先生来るの早いなーと思ってたら、どうやら説教に来たようだ。

驚くことに僕の足を揉みながらネチッこい説教は続く。

院長の言い分は「与えられた指示以外の施術を勝手にやるなって何度言えばわかるんだ?それが原因で客に何かあったらどうすんだ?」…と言う至極もっともなものだったけれど、それにしたって明るいアットホームな雰囲気が売りの(はず)店内でこうしてネチネチネチネチ院長のキャラを壊しかねない説教を続けるというのはどうしたものか。

 (というか、俺には隠す価値もないってことですか???)

院長の意外な一面を見たというより、これが違和感の正体かと合点が言った気分であった。

 (なるほど、嘘くさいと感じるわけだよ…)

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気分はゴローさん。孤独の整体。

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その雰囲気は、図らずも高校時代の部活動を思い出させる。

あの頃、顧問に怒られるのが怖くて自発的なプレーが出来なかった俺たち。加点を狙う果敢な姿勢はどこにもなくて、失点を恐れ言われた以上の行動をしなくなるのだ。顧問の顔色ばかりを窺ってやがて考えることさえやめてしまう。やっているよりやらされているようになっていた。

思えばぱっと見明るい素振りの店内には溌剌とした雰囲気はどこにもなかった。ラーメン屋のような挨拶もどこか言わされてる感バリバリのものだったからこそ変に感じていたのだろう。

恐らく件の彼はそんな監獄の中で果敢に己を貫いた、自分なりの施術を試みてくれただけだと思う。日々の勉強の中で彼なりの知識や自信もあったのだろう。(下手だったが)、きっとこういう子が伸びるのだ。

 (恐らくここを辞めた後に、だけどw)

院長の言い分もわからんでもないが、やり方ってもんがある。少なくとも院の雰囲気を見ていると決して正解とは思えんのだがなぁ…

やがて何事もなかったように院長と交代するが、あんな事のあとですぐさま胡散臭い笑顔を振りまかれても僕の心は重たくなるばかり。

だが、皮肉にも腰は軽くなっている。そうして翌日、丹念に施術された足に強烈な揉みかえしが来て、やり方はともかくやっぱり院長は正しかったと思い直すのだw

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2017年1月13日 (金)

1/13  骨ストレート

その真っ直ぐすぎる人柄が滲み出てしまったならば、何と皮肉なお話でしょう…

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 “ストレートバック”

近年僕を悩ませ続けてきた腰痛の正体がようやく掴めた(はず)。

ストレートバックとは読んで字の如く…背骨が真っ直ぐになってしまっている状態を指すらしく、通常正常な脊柱を真横から見た場合、頸椎が前方、胸椎が後方、腰椎が前方とS字状のカーブを描く、上の図で言うと一番左側のホネホネロックがそれ。

このS字状の湾曲がバネのごとく衝撃を分散させる事で人類は今日の栄華を極めた…というのはチト大袈裟か。この形状を以て重い頭を支える役割をしているそうなのだが、これがストレートバック… 上の図でいうと左から三番目のガイコツ野郎だが、このように背骨のS字が失われ真っ直ぐになってしまうとどうなるか。

 (背が伸びる(゚∀゚)!)

ちがう。いや、違わない??

そう、……逃がし損ねた衝撃がモロに腰にかかってくるのだ!!

詳しくはここらへんがわかりやすかったので見てもらうとして…おっと、そうだぜ。こうやって貼ったサイトもまたモロにキュレーション系なわけだがw、やはり便利なもんだ。便利だからこそこうして利用されるわけだな。そして儲かるわけだ。結果ハイエナが群がるわけだ。どうしたもんかな(;^ω^)

それはまあ置いといて、このストレートバッグという症状は様々な原因からなってしまうものらしいが、猫背を直そうと必死に身体を反ってきた過去も多少なりとも影響しているのだろうか。いや、パチとパソコン。脚を組んだり前のめりでモニターに食い入ったりと、悪姿勢での毎日の置き土産に違いない。

そうした生活態度が引き起こす不自然な筋肉の凝り。これがストレートバッグの最大の要因らしい。凝り固まった筋肉が慢性的に骨を引っ張り、ついには背骨を歪ませてしまったのだ。

それにしても引退してマトモに外を歩き回るようになった途端に腰への負担がモロに出てくるというのはやはり皮肉な話である(;^ω^)

 
キッカケは新しく通い始めた整骨の先生の一言だった。

 「歩いてるだけで腰にクルんすけど、やっぱ姿勢ですかね?」

ふとした会話の中での何の気ない質問だったが、それに対する答え。

 「姿勢は…ある意味、悪いね」
 「ある意味?」
 「君はねー、骨が真っ直ぐすぎるんだよな。」
 「あ、なんかそれ聞いた事ある!」

こうしてみると、二年ほど通ってる整骨の先生はついぞそんな事を一言だって指摘してくれた事は無いw ただ、マッサージは正確に辛い部位を和らげてくれるし、腕は確かなのだと思い込んでいたが、こうなってくるとどうなのだろうwわかっていなかったとは思えないが、それにしても骨までしゃぶり尽くすための引き伸ばし策だったとも思いたくない。

新しい先生も特に「ストレートバック」という言葉は使わなかったものの、家に帰って心当たりを調べてみると、ビンゴ!本当は「ストレートネック」という言葉を昔聞いた事があってそれだと思ったら、「ネック」だけじゃなく「バック=背骨」にも骨の湾曲が失われてしまう症状があるようで…これはパソコンやスマホなどが普及した結果の現代病の一種なんだそうな。

 ・慢性的な腰痛
 ・慢性的な肩周りの凝り
 ・臀部の張り、凝り
 ・ハムストリングの張り
 ・柔軟性の減少

調べれば調べるほど心当たりがありすぎる。最近腰が張ってるし身体もずいぶん硬くなったなーと思っていたのだが、何てことは無い。これらの症状はそれぞれが独立していたのではなく、逆にこれらの症状が全てが腰痛へと繋がっていたのだ!!!



・・・なんて、世紀の大発見のように書いちゃいるが、冷静に考えるとこれって初手で整形外科に行ってレントゲンを取っていれば即座に分かっていたことなんだよな^^;

腰痛の事を書いた日に、コメントでもちまちま整骨通うよりも整形外科行ってレントゲン撮って来い!なんて意見を何件か頂いたが、全く持ってその通りだったと今猛烈に思ってる。なんなら今からでも遅くないからちゃんとレントゲンを撮りに行こうとも。

Mudao

二年整骨に通い、腰痛を悪化させ続けた男w

とは言え気持ちよかったし身体のケアという観点では決して無駄ではなかったとは思うけれど、なんだかなぁ…なんだかなぁという思いでいっぱいである(´;ω;`)

そうして、結局ストレートバックという原因がわかってもやる事は整骨通いしかないんだよな。せめて闘うべき者の姿がわかった以上、焦点を絞った治療の効果を期待したいところだ。現在は骨格矯正をやってもらっているが、これで効果が出ないようなら…

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2016年12月29日 (木)

12/29  患者に

カメハメハ大王は…と、雨が降ったらお休みするのは本当はハメハメハ大王と言うらしい。ググルと普通に南の島の大王=カメハメハ一世って出てくるから今日までそれだと信じて疑う事すらなかったが、どうやら歌のモチーフにされている人物は「カメハメハ大王の友達」というハワイ以外のどこか別の南の島に住む王様という設定らしいw

 (知るかよ(;^ω^)……)

で、まあ駿河のハメハメハ大王こと私はまたも保険屋のおばちゃんの紹介で新たな整骨院に行ってみる事にしたわけだ。これには以前紹介されて今も通っている院に不満はないのだが、要予約で本気でツライ時に行けない事が多く困っていたという背景がある。

これまでそういう時は巷の30分2980円みたいな激安整体に行ったりしてたのだが、あれも瞬間気持ちよいだけで根本的な治療になっている気がせず…しかし、しかしだ!!あの激安整体は施術者によって結構当たり外れが大きく、この間ついたオッサンがたまたま独立間近の上手な人だったらしく、腰痛がツライと言ってみたところ簡易的に「骨盤矯正」なるものをしてくれて、それが驚くほど効果があったため今回本格的にやってみようという気になった。

 「えーとね、問診表と話聞いた限りでは、うみさんの腰痛は“亜急性”腰痛と呼ばれる種類のものでね…」

今回新たに訪れた院の頭領が詳しく説明してくれる。なんでもギックリ腰など突発的な損傷から来る痛みが「急性」で、長年の疲労や姿勢の悪さなどの蓄積からくる痛みが「亜急性」?金属疲労のようなものだろうか。

とにかく、これはマッサージだけではどうにもならず、さりとて骨格矯正だけでも効果が薄いそうで。さらに痛みは様々な筋肉の収縮や骨の歪みから来ているらしく、腰が痛いからと行って腰だけほぐしていても駄目らしい。

具体的に言うとハムストリングから首まで、背骨に沿った筋肉をほぐしつつ…その上で骨格を正しい位置へと、正しい使い方をするように矯正していく必要があるのだそうだ。

 (第一印象良し!)

一応、理屈の上では納得できた。長らく通わせるための方便とも取れ無い事もないのだが、そこは僕もプロの被施術者であり熟練の患者でもある。まずは黙って腕の方を見せて貰おうではないか。伊達に長年通っちゃないでっ!!!

 「はーい、じゃあ力抜いてください」
 (えっ?)

ボキッ!
ゴキッ!!!

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 「 「 念 仏 の 鉄 」 」

とか、突然思わずナレーションが入りそうな技を喰らい驚くも、気持ちいい。

 (気持ちいいけど大丈夫かなこれw?)

以前、こういうので半身不随になったと訴えられてたニュースを聞いた気がして、その際に様々な場所で「音を鳴らす施術は危険」と書かれていた記憶もある。

一応、wikiなどを見ると…

>たとえば施術を行う際、骨格や関節の歪み・ズレの矯正や骨格筋の調整を行うが、その結果としてクラッキング音が発生するケースがある。これらの施術は骨や関節を正常な位置に戻すことで体の変調を改善することが目的であって、音を鳴らすことは施術の目的ではなく、あくまで施術の副産物である。このため、施術を受けたからといって必ずクラッキング音が発生するとは限らない。

恐らく、へたくそがやるのはただのパフォーマンス的な要素が強く危険だが、本来骨格矯正の施術の中で行うべき動作の一つであるから上手な人がやる分にはOKという感じか?

自称熟練患者の感想としては、そこに至るまでの身体のほぐし方は目を見張るものがあった。何を素人が・・・wと思われるかもしれないが、下手な人がやるのと上手な人がやるのとでは「身体の構造」についてわかっているかどうか、それは皮肉にも「身体の構造」がわかっていない僕にもわかってしまうという矛盾した感想すら抱かせるレベルで違いがあるものだ。

 (うむ!)

恐らくここは当たりである。

何より良かったのが、

 「先生、これは長期戦になりますかね?^^;」
 「わかりません!」
 「ほう…」
 「無責任に聞こえるかもしれませんが、実際に今日が初施術です。この治療でどこまでうみさんの身体が動くか見てみないことには何も言えませんね。だから、わからないと答えるしかありません」
 「ほほう…」

この一言である。加えて、

 「今日の施術でどこまで身体に影響が出るか(回復の度合い)を見たいので、出来れば明日も来て欲しいのですが…」
 「・・・うむ!」

これも見ようによっちゃ連続来店を促す方便とも取れなくは無いが、しかし施術料を見てその懸念も薄れた。

 「初診料1221円と…施術料760円の合計1970円になります」
 「やっす!!」

ちゃんと国家資格を持つ人による「治療」のため、保険適用外だからこその値段であるが、それにしても一時間で760円とは安い。聞けば、一部保険適用外の治療もあってそれを含めての値段だと言うから驚きであるが…それにしたって一時間の治療でこれはマジで安いぞ。

僕が二年ほど通っている整骨院も一時間三十分の治療で3000円という驚異的な安さであるが(もっとも、整骨は筋肉ほぐすために最初の30分くらいは電気を流すだけなのだが)、こういうのを知るともう高いだけのその場しのぎのマッサージには行く気がおきない。

 (いや、そもそもにして二年通ってる整骨院があるのに腰痛悪化って…)

僕の患者としての目は未熟も未熟であるが、今回はどうなるのでしょう^^

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2015年2月 3日 (火)

2/3  義理凝り

これまで何度か慢性的な肩こりの話をしてきたと思うし、少し前に四十肩もどきで肩が上がらなくなったと書いた事も記憶に新しいかもしれない。元々二十中盤辺りからマッサージに通うようになったりと体のガタは所々感じていたのだが、ここ最近だ。我慢できないぐらい酷くなってきたのは…

もうマッサージでほぐしているだけじゃ駄目だろうなと薄々感じている。多分骨格というか、根本から見直していかないと駄目だと思う。それも、『専門家』の手によって。骨盤矯正?よくわからんけどそういうのが必要なんじゃないかな?

だからここ数年整体や整骨の類をずっと気にしていたのだけれど、なかなか都会に住んでいるとそういう情報も入ってこないし、僕だけかもしれないけれどどうもマッサージと違い整体・整骨院となると何かこう、一見さんが入り難い印象があるのだ…

そんなわけでグダグダと今日まで引き伸ばしにされていて… 

 (…だがもうここは都会ではない!)

地元で評判の一見さんお断り(?)的な整骨院を紹介してもらったのが先日の事。紹介者は保険のおばちゃんなんだけど、契約の際に軽く世間話をしていて「最近肩が痛くて…どっかいいとこありませんかね」と言ったのだが、話の流れ的にその場で終わると思っていたらご丁寧にもすぐに連絡を取ってくれたらしい。こうなると僕としても無視は出来なくなったというのが正直なところ。

 (紹介してもらってナンだが、こういうのって当たりハズレが大きいと思うし自分でじっくり吟味してから行きたかったんだよなぁ…)

それというのも昔、小・中学校ぐらいの頃によく行っていた地元の接骨院は膝に適当に電気を流してもらうだけという、何とも幼心にさえこれでいいのか?と思わせるぐらいの適当な『治療』しかしてくれなくて…

それでも、部活をサボる口実として最高の役割を担っていたので僕は膝が痛いと言ってはイレブンを全巻制覇するために足繁く接骨院へと通っていた。周りを見ても、同じように適当に電気を流して雑談している老人達ばかりである。治療らしい治療なぞ見た事もない。今にして思えば漫画喫茶でマッサージシートに座っているのと大差はないと思う。

後に友人が接骨院を開業したのだが、そのときも「老人の憩いの場という面はある。どれだけ地域の老人を囲えるかは死活問題だ」と語っていたのもあって、院選びに関しては徹底しなければと強く思っていたのだ!

僕の求める整体・整骨は老人相手の生ぬるい治療と称した触れ合いではなく、斬るか斬られるか…殺伐としたリハビリテーションの場である。

 (大丈夫なんだろうな??保険のおばちゃんよ!)

…けどまあ、何だかんだ言っても「地元で評判」との事なので当たりの可能性は高いか。完全予約制というのも気に入った!少なくともフラっと入ったジジババの相手はしていないらしい…

 (期待させるぜこんちくしょう!)

して、行ってみると…

 「うん、3~4kg痩せようか」
 「(´・ω・`)」

少し体を触って、すぐに言われた言葉がこれ。

確かに僕はこっちに越してきてから4kgほど増えていて、言われてみると肩凝りが酷くなったのも帰ってきてからなのだが…これにはちょっと驚いた。

今までどのマッサージ師にもこんな事を言われた事が無いのだ。無論性格とか人柄とか距離感とかもあるんだろうけど、的確に標準体重というか、良かったころの体重をピタリと当てられたのは僕にとってショッキングだった。先生に一生ついていこう、単純なのでそう思ってしまう。

それから生意気だが、僕もこれまでずいぶん長く色々なマッサージを受けてきた。すると気持ちいいかどうかは別にして、『人体の構造を理解しているな』というほぐし方ってのは何となくわかってくる。やみくもに揉むのではなく、的確にポイントを抑えて…と。

最近巷では「60分2980円」みたいな格安リラクゼーションが蔓延しているが、基本的にどこかズレている感覚があって安かろう悪かろうを地で行ってるなと感じてしまう。…中にはすごく上手な人もいるのだがね。だからこの紹介された整骨院の的確すぎる押し方は僕を色々な意味で痺れさせてくれたものだ。

話を戻そう。最初、少し体を触った後にすぐさま恒例の電気を流された時には少し不安になったものの、以後の施術で僕は完全にこの整骨院の虜となってしまった。

 「それにしてもキミ、残念な骨格してるね」
 「ざんねんなこっかく!?」

何でも、頭の重さを逃がし難いような…肩が凝りやすい骨格なんだと。これも今まで言われた事はない。この人が間違ってる可能性もあるんだろうけど、なんだか僕は信じて良いような気がしている。

 (この肩の軽さが何よりの証拠だぜ!)

そうして気になるお値段…なんと90分で3000円ポッキリ!!整骨は国家資格が必要な医療行為にあたるため保険が利くのだそうだ。僕が東京にいた頃通っていたマッサージは90分で1万2000円であったことを考えると恐ろしいな。もうここ以外行けないよ><

嬉しい嬉しい大当たり。

後日、保険のおばちゃんにお礼の電話を入れると共に、こういう貸し借りの積み重ねが身動きを取れなくしていくんだよなとフト感じる。

肩は軽くなっているのに。身軽さはどんどん失われていく。それを寂しく感じてしまうのは、果たして間違った感覚なのだろうか。

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