2016年1月 3日 (日)

1/3  ピン雀場代地獄

東パツに3900横移動があった東二局、親番。ドラは八索:麻雀王国

二索:麻雀王国二索:麻雀王国二索:麻雀王国六索:麻雀王国六索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国  ツモ六索:麻雀王国  

現状三暗刻ドラ三のテンパイから、望外の牌を引き悩む…

テンパったのが二順前の9順目。関連牌は六索:麻雀王国が場に一枚飛んでて、四萬:麻雀王国二枚の六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国が一枚ずつが場に放たれている。仕掛けは一件、ピンズの混一模様君がいるので敢えてダマでいいやと思っていたところ。萬子が重なってツモスーになったらどうしようかなと悩んでいたらダイレクトの四暗刻単騎テンパイとは…

見た感じ、四萬:麻雀王国七萬:麻雀王国待ちなら放っておけばすぐに脇から出てくるだろうが…しかし、役満だ。この局面で役満を蹴ってまで確実に満貫をあがって何になるというのだ。今のうちからそんなジジくさい麻雀を打ってたら老害になるころには「コジコジ」とか可愛いあだ名を付けられちまわぁ。

というか、和了(アガリ)を求めるだけなら既に両面でリーチをかけている(キリッ

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 キートン山田 「地方のピン雀の役満で果たしてどこに登りつめられるというのか」

枚数重視でとりあえず打六萬:麻雀王国五萬:麻雀王国単騎に受ける。対面がピンズ模様と言うだけで、別段この単騎は良くも悪くもない。対面君の現物でもないし脇が簡単に打ってくるとも思えないし、

 (早いところ何かいい単騎に振り変われっ・・・!)

しかし願い虚しく、12順、13順、14順とフリテンになる牌しか引いてこず、迎えた15順目… 

 (バカなっ!)

対面のツモ切り六萬:麻雀王国に無表情で嗚咽を漏らす。

そうして恐ろしい事に流局まで一牌も真新しい牌を引いてくる事なく、もちろん五萬:麻雀王国なんて夢のまた夢。悲しみのテンパイ宣言。よっぽど伏せてやろうかと思ったけれど、流れを重視するタイプではないので普通に倒す。

それでも内心、脇からの「おおっ!マジかよ」みたいな反応を期待していたというのにだ、二人とも対面のテンパイだけ確認してウンウン頷き、僕の方には目もくれず牌を落として…あれ?今こいつテンパってた?みたいな目を向けられてあたしゃ悲しい ('A`

こうして、今年最後となりそうな役満チャンスは誰の目にも留まらないまま消えるのでありました・・・ありました。

 祝!\(^o^)/ノー役満イヤー\(^o^)/

麻雀覚えてもうすぐ15年ぐらい?多分初めて役満を和了れなかった一年になっちまった。

例年だと年末に仲間内で集まって年越し麻雀をやっていたのでまだチャンスはあったのだが、今年は魚君がのっぴきならない用事とやらで帰れないらしく開催されないようで… 夢は費えた。魚君、多分彼女の両親に会うんじゃないかなと予想してるがどうでもエエわっ!

というわけで2015の麻雀データ。

Photo

メインは半荘戦のお店。半荘1回の平均局数は11局と言われているが、この店は六万点終了とかトビ終了があるのでそこから若干減るだろう。というわけで、1半荘辺り平均10局だとして、267局=2670局打っての成績。

自身の役満が0/2760。被役満が7/2760回とかどんな鬼畜ゲーだよw平均順位2.28で場代込み(160200+トップ賞15800=176000円)とは言え63000円しか勝てないんだから地方キッツ~>< 

 (まあ都内行ったらこんな成績にはならないんだがw)

もしこれでもう少しマトモに勝ってこうと思ったら、まず「裏メン」と呼ばれる都合の良いお客さんになる契約を店として、見返りとしてゲーム代の何割かバックを貰い、 さらに足繁く通う事でイベントによる懸賞をもぎ取って…と、これでようやく月10万が見えてくるというレベルだろうか??今回の僕の結果は「一度も」イベントによる還元を受けていないので少しばかりツイてなかったと言えるわけだが、それにしても懸賞で賞金を受け取ったって高が知れてる。

 (やっぱ地方で勝とうと思ったら人づてにデカいレートでセット組むしかないんかなぁ)

…と、ここまでは12月26日に書いてた内容で、実は翌日27日から30日まで年末恒例の都内ピン東風ツアーに出かけていました。ってのは半分冗談ですが、魚君やら師匠やら、都内に住む人達と会うために出かけ、ついでにピン東風を打つ…と。

  「・・・ツモッ!?」

そこでこんな手を和了った。

一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国  ツモ六索:麻雀王国

何の変哲もない手に見えるが、実はこれ一巡目。

そう、すなわち地和(ちーほー)という役満である!天和は4年前ぐらいにやったけど、地和って人生初だっけかな?一回あったようななかったような…ともかく、今年初の役満が今年最後の麻雀で出るというのだから驚きだ。それも東風戦という普段より役満が出にくい場で。

ちなみに普段(地方のピン雀)よりレートが二段階ぐらい高いため、当然役満祝儀も高い。すなわち一番タイミングの良い所でツモれたという事になる^^ イエーイ!

 年末麻雀(ピン東風戦)
 トップ-15 二着-7 三着-10 ラス-10 平均順位2.36

が、この高成績で役満まであがってるのというに収支は驚きのプラマイ0円!!

場代で500円×42回=21000円。そこにトップ賞300円を15回で4500円の合計25500円をゲーム代として払ってはいるが…まさかこの平均順位でトントンとは。。祝儀でどれだけ負けてんだよ(´;ω;`)役満なかったら2万円以上負けてんじゃねえか…

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昔、麻雀ライターの某先生が「ピン東風で喰えるのか?」みたいな企画をやっていたが、最終的に麻雀はチョイ負けで懸賞(イベント)でプラスを出すという結果に終わっていた。これはトップ賞が懸賞代金に搾取されてる以上、ここを取り戻さないとどうにもならないシステムなので戦略上そうならざるを得ないのだが…やはりというかイザ客打ちしてみると場代の重さに押し潰されそうになる。

雀荘で勝とうと思ったらこの懸賞の存在は絶対に無視できないと最近わかった。

懸賞とはポイントカードやイベントによる麻雀の勝ち負け以外の還元で、通えば貰える類のものと多少運が絡むものがある(例えばチャンカンで和了れ!みたいなイベント)。それにしたって回数を重ねる事で当選率を上げる事が可能なので、結局求められるものは「打数」と「出勤数」である。

 (しかし通えば通うほど時間を使う割に、時間に見合う還元は得られないんだよな~)

都内でイベントが充実してる店ならともかく、地方のいちピン雀程度じゃやっぱりここらへんが限度なのかなと思いつつ、今年はもう少し効率的に闘えないもんかと考えたいな。

時間の無駄って気持ちが非常に大きいのも事実だが^^;

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2015年8月14日 (金)

8/14  アレンジャー

今回東京・神奈川に行ったのは三つの目的があって、ひとつは既に書いた通り戦えそうなイベントに参加する事。二つめは魚君含め、雀荘時代の友人達に会いに行く事。そして三つ目はピン東風を打ちに行く事(゚∀゚)!!

 「来ちゃった(///)」

てなわけで、古巣の雀荘へ。

地方に住んでいるとどうしても東風戦の店なんて見つからず、さらにピンとなるとまずそんな店は存在しない。それでも昔、静岡にもピン東風のお店が出来た事があったのだがすぐにつぶれてしまった…

 (なんだかんだで金動くもんなぁ…)

座って三着、三着と来ていきなり1万円以上無くなって思った。

長く打てば確実に場代比率としては得なものの、このレートに長時間耐えられるお客の数ってのは地方と都会じゃ比べようも無い。一見客の数だって相当に限られてくるだろうし、田舎でピン東風なんてやるのは無理があるとはちょっと考えればわかりそうなものだ。

事実、都会のピン東風のお店ですら大して卓は立っていない現状。

 (それでもまあ、一卓回ってれば儲けは出るとは言え…)

この日、対面に面倒くさい雀ゴロが座っており、さらに上家のおっちゃんがバカヅキでお座り四万円が一瞬で消え去り久々にピン東風の怖さと面白さを実感できた。

 「点棒持つと早く終われって思うし、点棒無くても早く終われって思うんだよね」

これは某店長のピン東風の良さを一言で語った台詞なのだが、まさしくその通りwこの麻雀に慣れてしまうと東南戦がかったるくてしかたがない。

 「あれー?タミヤさんじゃん!?何?帰ってきたの?打と打とっ♪」
 「ロンです240Z」
 「ちょっw」

この後常連の方と久々に卓を囲んで一瞬で四万取り返す(雀荘時代、静岡出身なので一部の仲の良い客からはTAMIYAと呼ばれてたw)。このスピード感も東風戦ならでは!久々にノーテンリーチかましちゃったりしたせいで1.5万円ぐらい損したけど最終的に二万円ほど浮き。勝ったから言うわけじゃないけど、楽しかった^^

店員として働いてた場所に客として行こうと思えるってのはとても大事な事だよな。

その後はいつものメンバーで飲み会をして、いつもの・・・アレ!カラオケ勝負。

 「うみさんそろそろ本気出してもいいんだよ(゚∀゚)ニヤニヤ?」
 「黙らせてやるっ!」

相変わらず上手い先輩たちを尻目に僕も負けじと熱唱するのですが、僕の魂を込めた銀杏のBABYBABYにDAMの精密採点Ⅱが出した評論は…

 『とても良いアレンジですね!ただ高音域が…』

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いつまで経っても点出ないわけだよ…

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2015年5月25日 (月)

5/25  徒労遊戯

かねてより打ってみたいと思っていたCRプリキュア麻雀。先日、ようやく打てそうなレベルの台を発見したので突撃。

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 (…もはや麻雀物語の原型すら留めてねぇなw)

回りは28玉で23弱。右がちょい減る調整なものの、これぐらい回ると全くストレスがないし、何より8個保留機種なので非常に楽チン。

この機種はMAXエイト+(プラス)と銘打たれた新機構が搭載されていて、従来のMAXエイト…すなわちヘソに入った後シーソーで振り分けて電チュー保留も埋める事により8個保留を可能にしていた機構をさらに進化させ、なんと!!!

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シーソーの行方にもうひとつ穴をプラスさせ、「ハズレ穴」を搭載してしまった恐るべきチャレンジ作である!

もっともただのハズレ穴ではなく、お助け電チュー開放抽選を高確率で行ってはいるものの…『ヘソに入っても保留が埋まらない』をついに実現させてしまった罪は重い。シーソー振り分けは当然ながら一回ずつズレる仕組みなので、単純にヘソに入った3回に1回の玉は『無抽選』なので…

 『ふざけんな詐欺じゃねーか!』
 『ついにヘソに入れても無抽選の時代が来たか…』
 『ノーマル調整だと12~13しか回らないw』

これにはさすがの萌え豚達もブチ切れだったらしく非難轟々。

ちなみに今回、23ぐらい回る台を打ってるって事はMAX8+の構造上、千円当たりヘソに30~33回入ってる事になる。デジタルの回りとは裏腹に、やはりヘソにスポスポ入っていく様を見ていると気持ちいい。

恐らくまわるんパチンコよろしくメーカーとしては「それ」を見越した調整を期待していたようだが、そんなのダルマッシュの扱いを見てればどうなるかなんてわかるよね♪
 
 (こうなるとわかっていての確信犯かもしれんが^^;)     
 
23     単/0-1 (4R-16R)
100+360 3連/2-1
100+341 2連/1-1
100+1   2連/2-0
100+407 2連/0-2
100+246 3連/1-2
100+151 5連/2-3
100+572 13連/6-7
100+364 2連/1-1
100+443 単/実12R 
100+99  3連/3-0
100+444  ヤメ

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 【麻雀物語2】
 通常総3451回転 
 初当たり 11/3451=1/313.7
 総当たり 37(平均3.36連) 
 ST 26/1953=1/75.1
 電チュー振り分け (32/4R*14 16R*17 12R*1)

初当たりほぼ理論値通り、ST連=平均連荘が弱め(当たり9個ほど足りず)、振り分けはちょい勝ち。二日で差玉が+960発。

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打ち続けている間はかなりキツイ印象しかなかったが、数字で見るとそこまで酷い結果ってわけでもないんだよなぁ… すなわち、やっぱりキツイ台だというわけかw 釘が残ってたらまた打つと思うけど、正直あんま勝てる感じしないなぁ('A`)

さて、麻雀つながりで…

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これは今年のフリー麻雀の成績。

ピンの1-2面前祝儀で、22-25-13-12の平均順位2.21にもかかわらずトータル収支はたったの+27k。

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こちらはプリキュアとは逆に、打ってて相当勝ってる感覚があったんだけど成績をまとめてみるとまっっったく勝てていない事がわかり驚いた。

すわなち、相当キツい条件って事だなw

しかもこれ、ゲーム代サービス券を11枚(6600円分)使っての結果なのでそれがなかったら収支はさらに下がる。

初来店から三回連続で役満被害にあったりと、たしかにチップで結構負けてると思うが、それにしてもこの成績でこれだけしか勝てないとは…本当、ピン東南ぐらいのレートじゃ場代が強すぎてどこまで行っても『遊戯』の域を出ない。

 (ま、ピン東風行ったらこんな成績にはならないんだがw)

キツいとわかってても、他に選択肢の無い地方の辛さよ…

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2015年5月 6日 (水)

5/6  デジタル化の先に

もう何年連続で言ってるか数える気すら起きないが、パチ屋の客の知識レベルの上がり方が半端ない。じいさんばあさんが普通にスマホ片手にエナブログらしきページを見ている時代だ。そうじゃなくても似たようなスペックばかりで、「とりあえず600ぐらいハマったら当てるまでやった方がいいかも」って事にいよいよ気づいたのかもしれない。

いくらGWだからと言って別段おいしい台が普段より落ちているという実感はまるで無い。本当はあるんだろうが比例して客数も多いので拾える頻度はむしろ普段より少ない気がする。ちょくちょく様子を覗ってたけど無理にがんばる必要はなさそうだ。

そんな中で拾った凱旋。

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 (マジでなんなのこの台(´;ω;`)??)

また1400ゲーム台で当たりやがった…前日117ゲームヤメなので1446。このあともう一台やってこちらも天井到達せず。

これにて凱旋の天井狙いで天井に到達したのは2/12だ。そのうち天井まで残り100ゲームを切って当たったのが5/12件。天井以外ほとんど連荘なんてしない仕様なのでこの展開が一番悪い。もうGOD揃いの分しか浮いていないぜ…

ポニョ、この台、嫌い!

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気を取り直して久々に雀荘に行ったら吹いた。1日発売の近代麻雀が攻めすぎているのだ。

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 (さすがに鉄雄と正也は卑怯だろw)

いくら永遠の二流雑誌とは言えここまでパクりすぎてて大丈夫かよと心配になる。とは言え「ムダツモ無き改革」が訴えられない限り何をやっても大丈夫そうだが…それにしても最近は殊更酷いw

まあそれは置いておいてこの雀荘、通い始めてから3日連続で役満をツモられたという大いなる何かを疑いかねないスタートだったのだけど、ルールが普通なのが気に入ってちょくちょく顔を出している。(大抵へんてこりんなハウスルールがある雀荘がほとんど)

しかしながら、ルールはいいのに常連の会話がウザくていい加減耐えられなくなりそうだ。

 「これが入ってたらさ~」
 「こうなってればね~」
 「これが鳴けてれば~」

常連のオッサンらがメンバーに延々「たられば」で自慢とも負け惜しみとも取れるわけのわからん管を巻いている。傍でそれを聞いてる僕は辟易としている。メンバーの彼らはその比ではないだろう。

不思議なことに、麻雀もパチ・スロと同じく近年レベルの底上げが大きいと言われているゲームであるにもかかわらず、地方に於いてその変化を感じられることは稀だ。

地方の雀荘では最新のセオリーを駆使している人は3割にも満たないだろう。多分、レベルの底上げをしているのは大半がネット雀士で、都内のピン東風で遊ぶ人たちで…その技術の普及率はパチ・スロなどとは比べ物にならない狭く深い範囲なのだと思う。

客は元より、地方ではメンバーでさえもその傾向が強くまだまだ麻雀の技術の普及には時間がかかりそうだなと思わずにはいられない。彼らはいつまで国士のイーシャンテン如きでリーチにゼンツし続けるのだろうか。

皮肉なことに、地方と都会では実力と態度が反比例している感が否めない。

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最近、こんな本を買って読んでいる。福ちんこ先生も絶賛していたし、どんなことが書いてあるか気になっていたのだが…なるほど、かなり細かく掘り下げて書かれている。

近年こういった『良書』と呼んでいい麻雀戦術本は数多く出ている。しかしそれらを読む層は未だ限定されるのだろう。少なくともピン雀常連のオッサン共が読んでいるとは思えないし、逆に読んでる層が地方のピン雀に来る事も少なそうだ。

覚えることの多さ、反射神経、我慢することに対しての是非、勝つことへの姿勢etc…

ここらへんが麻雀はパチ・スロと比べるとハードルが高そうだけど、それにしても現状のホールのように、場末の雀荘にまで最新セオリーが浸透するのはいつの事になるのだろう?

今の砂漠のようなパチンコ店の状況に鑑みるに、雀荘はこのままの方がいいような気がしないでもないけれど…

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2014年3月28日 (金)

3/28  さらば最高のクソゲー

初出勤が2009年の3月22か23日だったので気付けばちょうど丸五年。先日最後のシフトが終わり、いよいよ長年続けた雀荘のバイトが終わります。

 (五年か…)  

洒落で始めたバイトだったのに…いやぁ、初期の頃の麻雀話を読んでいると懐かしくて涙が出てきます。東風戦のお店と知らず面接に行き、「なぜか」受かり、そして出勤の際に初めてルールを知ったときに受けた衝撃!あの頃はまだ「流れ」やそういうものを信じるオカルターみたいな思考が抜け切っておらず、今思い出してもその発言の数々が恥ずかしいのだが(魚くんはまだここw)、思えば遠くへ来たもんだ。裏ドラ談義を先輩にしかけてドン引きされて腹が経ったのがすごく記憶に残ってる^^;

時にキレられ、時にキレ、様々な強者と出会い、別れ。中期から後期にかけてはお客さんとの距離感の変化も新鮮だった。そして何よりも摘発(笑)(笑)。新店のお店の名前を新店長と一緒に考えたのも今にしてみればいい思い出だし(結局僕の案は1ミクロンも役に立たなかったがw)、そういえば社員旅行なんかも行ったりしたな。そして気付けば見慣れない人だらけになってたりして、かなりの古株になっちまった。

五年か。言われてみればそれぐらい経つか。

店が変わってるのだから人も当然変わっているが、しかし店を去った人々が今どこにいるかと言われればそのほとんどが雀荘に勤めているそうだ。というか、辞めた人は十数人いるがまともに堅気の生活をしている人は多分二人いるかいないか。麻雀に取り憑かれちまったと言えば格好はいいが、パチの世界もこの世界も、温すぎるから他へいけないんだよなぁ。

前に摘発された店はプロと打てる!というのも売りの一つであったため、所謂麻雀プロ団体に所属していない「素人」は僕ともう一人、麻雀仙人と呼ばれる人の二人しかいなかった。仙人はそれでも一応以前に超有名チェーンの雀荘で店長経験もあったという事もあり、拾い物として採用されたエリートであったが、その点なぜ僕が拾われたのかは永遠の謎と前店長である教会のエース様も言っておられたが、やがて仙人様は下界へ降り、今はちゃんと社会人をやっている数少ない好例である。

その彼がたまに会うと口をすっぱくして僕にこう言い続ける。

 「うみ~、はやくしないと抜け出せなくなるぞ><」
 「はははw」

笑って二年程やりすごしていたが、ようやく僕も下界へ降りる日がやってきたのです。

特に最後の方は僕の古株でヘルプ要員という立ち位置がそうさせるのか、何やら一目も二目も置かれるような状態になっていてやりたい放題でしたし、このままいくと本当に死ぬまで甘やかされそうだったのでここらが潮時かなという感じ。

お客さんの携帯番号もいつのまにやらかなり増え、結構気にかけてくれる人も出て来てそういう繋がりも捨て難いのですが…詳しくは書けませんが、仕事に誘ってくれた方もいたりしたのですが、このまま行くと義理で雁字搦めになってしまうのが恐い。

結局僕は何年経とうが本質はそのまま、縛られるのが嫌で今日もそこらを飛び回るその日暮らしのガキんちょだったのです。

居心地が良すぎるのも考え物だ。去らなきゃきっと自分のためによくない。それにどんどん店のカラーが変わっていき、僕の愛着もそれと共に薄れてしまった部分がある。寂しい気持ちも勿論いっぱいあるけれど、やはりここらで辞めないとアカンのです。


さて、最終結果(ルールはちょっと変わってるが、前の店との混合)。

 全8426戦 平均順位2.44位
 【トップ2182回 2位2167回 3位2198回 ラス1879回】

う~ん・・・・・・すげぇコメントしづらい成績だ(;^ω^) 3位が一番多いってのがもう、ね。ちなみに役満は和了ったのが8回。被害を受けた(直られorツモられた)のが29回… 

日給は大体8400円ぐらいで、平均時給705円(´;ω;`)ブワッ この数値は以前一度摘発されたときにまとめた途中経過と大して変わっていませんので、ここらへんが僕の安定成績なんでしょうね。

 後日追記*なぜか2011年のデータだけ飛んでいるので、打数が約一年分程少ないようです。摘発のごたごたか或いはパソコンが壊れたのが原因でしょうか?僕にもわかりません>< と、言うわけで正確なデータじゃなくなっちゃいましたが、恐らく大勢に影響は無いと思いますし、あっても誰にも迷惑かからないと思うのでいいでしょうwそれに伴い当初バイト期間を四年と勘違いしていた所を五年に修正してあります。悪しからず。自分の阿呆さ加減に万歳!

以前も少し触れたが最後の方に入ってきたR君というカレー野郎が本当に強い。彼なら余裕で僕の倍額以上の給料を叩きだせるだろう。余談になるが、彼の強さを称えた記事がどこかに流れたらしく、ネット上で彼の目に触れこのブログがバレてしまったらしいが、その道中でカレーがハヤシライスに変化したのは大いに笑った。

それはともかく、麻雀の強い弱いってのは確実にあって、運ゲーと言われるクソゲーだがやはり長いスパンで見ると結構な差がつくものだ。R君の成績は詳しくは知らないが、やはり鬼強い師匠の成績は年間スパンで2.35とかそれぐらいになると思う。というか、店のメンバーの大体の人がそのレベルを保っている。祝儀もあるので順位以上に金額にして相当な差が着くはずだ。その点僕は下の下であったと言えるだろう。

何千何万という人間が自称最強を謳う…謳えてしまうクソゲーの中で、井の中の蛙に留まらず大海を見てこれたのは本当に良い経験が出来たと思ってる。それも日本の五指に入るであろう大海を。何に活きるかわからないが、ある種の感動のようなものはある。それがどんなに世間から見れば下らないことでも、その世界に関わったものとして、その遊戯を好きなものとしてはこれは非常に幸運な事だ。

ここでの五年間が今後どう活かせるかはわからないが、無駄にしないよう何とか牌効率などを人生に絡めていきたいところですね(ここ笑うところ)。まだまだ語りたいことはたくさんあるけど、とりあえず今日はこれぐらいにしておきましょう。

関係者のみなさま、本当にお世話になりました。個人的に付き合いが続く人も多いと思いますが、今後は雀荘の店員としてではなく、イチ麻雀好きとして関われたらなと思います。


最後の月(3月)、シフトに4回しか入ってないのだけど、その4回がアホみたいにツイてなくてアウトオーバーして不足分を「払わされた」ときには今さらながらやっぱり雀荘っておかしいんだなと思ってしまった^^;無論勝てばその分貰えるのだからその代償として仕方ないのだが、それにしても働いて払うって… 本当にすごい世界だよ。

奇しくも初めての月にバカヅイた事と対比している事に気が付いた。それがこうして返っていったと思うと感慨深い。果たしてこれが逆の順番だったらどうなっていただろう…!?

あの時賽を振ったのは自動卓だったか、それとも…

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2014年1月14日 (火)

1/14  雀ゴロ。をプロデュース?

以前書いたバイト先での「カレーを混ぜる後輩R君」なのだが、こいつの麻雀の強さはちょっと異常だ。知る人ぞ知る猛者の集う店を自負する我がバイト先に於いても既に一目も二目も置かれ、ある有名強豪プロにさえ「俺の四倍強い」と言わしめる男となってしまった。ネット麻雀でもそこそこ有名だったらしいが、リアルの方が更に強かったという稀有な例だろう。

最近では彼が入るとラス半コール(これで終わる、という意味)をかけるお客さんまで出る始末で、些か扱いに困るほどだ。上手いのは勿論のこと、強い。とにかく強い。「持っている」という言い方は陳腐な表現だが、確かにハネ満が必要な時にハネ満が入る場面を幾度となく見てきたし、そもそもそういう状況に持っていかない安定感こそ真骨頂である。攻めてよし守ってよしとまるで隙が無い。

正直これまで見てきた人たちの中で一番強いんじゃないかなとさえ思っている。

月の半ばまで平均順位2.0を切ってた時は奴が神か悪魔に見えたものだ。点5のフリーならイザ知らず、ウチの店でこれはおかしい…四号機時代ならイザ知らず、今のパチスロで月の半ばでミリオンを達成したようなものと言ってもらえればその凄さがわかってもらえるだろうか?

もはや彼のカレーの喰い方に文句を付けられる奴は誰もいない。

 「つーかよ、おまえそんなに強いんだからとっとと次のステージへ行けよ」
  「次というと…マンションですかね?」
 「そうだなぁ。某雀ゴロライターさんに頼んで連れてって貰えよ。知り合いなんだろ?」
 「ええ、マンションねぇ。興味はあるんですけど…今ちょっと手持ちが」
 「そんなに勝ってるのに!?」

聞けば別の事にお金を使っていて今は手持ちが寂しいそうで。

 (!!!)

と、ここで閃いた。オレ、ヒラメイタ!

 「よし。金出してやるからマンション行って稼いで来い!」

一緒に働いてきて強さには微塵の疑いもない。となればこれはチャンス。ビジネスチャンス!!麻雀は確かに運ゲーの部分も持ち合わせているが、長期的スパンで見ればやはりどうしても差が出るもの。パチと一緒や。

そして投資先は日本で一番設定がいいかもしれない台ときた!!!

  「それは・・・代打ちって事ですか?」
 「おう!取り分は応相談って事でさ、な。おまえなら間違いな…

 「ちょっと待ったぁ!!」

 「「!!??」

話の最中にもう一人同僚が割り込んできた。

 「話は聞かせて貰いました。僕にも一口噛ませてくださいよ^^」

そう言ってきたのはやはりこちらも強さに定評のあるS君。なんてこったい。自分で行っても稼げるだろうに、それでもR君に乗ろうとしてくるんだから相当だ。

 (そりゃまあ、大花火の設定6を掴んでようがコンチ4Xの設定6の方が打ちたいわな)

どちらにせよタコスロの設定1としては願ったり叶ったり。

 「こりゃ代打ちというより『ファンド』だな!よし、出資者を募ろう!そして超高レートの世界へ!!」
 「面白そうっすね」

本人であるR君が思ったよりも乗り気である事が意外であったが、彼にしてもリスクを抑えて未知なるマンションの世界へ飛び込んでいけるのだから多少なりともメリットはあるのだろう。

 (しかし…)

思いついた時は100万円ぐらい拾った気分になったものの、考えれば考えるほどこのシステムが想像より大した稼ぎにならない気がしてくる。

例えば現在紹介が可能な3ピン(千点300ウォン)のマンションに行って貰ったとしてだ、一晩に動く額は多くて3~40コペイカだろうか?大体が20前後に落ち着く事だと思う。

で、出資者が現在3人集まったので、本人の取り分を考えると勝ち分をほぼ4分割する事になるだろう(一応、代打ちの取り分は2~3割というのが「麻雀劇画」でのお約束だからだ。実際には知らんが)。

すると、3ピンの稼ぎを4人で分けて…

 (あれ?これってちょっと高いピン雀と変わらなくね^^;?)

ちょっと高いピン雀とはまさしくうちのバイト先ではないか。無論出資者である僕らはそれでもいいが、危険を冒して行くM君からしたらリスクとリターンが余りにも釣り合わないんじゃないか!?

 「おい、レート上げるか口数減らさないと旨味がないぞ、このシステムw」
 「そうですね。僕だけが危険に晒されてるような…^^;」

しかし高レートの卓などそうそうあるものでもないし、あったとしても一見さんが簡単に入り込めるようなものではない。そういうのは紹介に次ぐ紹介でようやく辿りつけるのだろうし、少なくとも僕らの今の人脈ではそれは叶わぬ夢。これからも叶うかどうかはわからない。

逆に言えばここさえ克服できればファンドの成功がとても現実的になるのだが… 勝つのは大前提だしね。

 「でもまあ、何事も経験だしな」
 「ですね、まずマンション行ってみないとわかりませんよ」

リスクを抑えて現場見学が出来るM君。信頼と実績の強者に乗っかりたい出資者達。面白い話が聞けそうな僕。

少なくとも、お互い「損」をする事は少なそうだ。

企画倒れに終わるか否か。もう少し細部を煮詰めたいと思ってますが、果たして??

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2013年9月 2日 (月)

9/2  悪夢の境

魔の八月…そう形容するほかない、まさしく呪われたような月だった。

 >204回/一着41 二着53 三着62 四着48 平均順位2.574

麻雀の成績である。何が呪われていたかって、昨年ちょうど似たような平均着順の月があったのだが

 >206回/一着46 二着56 三着50 四着54 平均順位2.544

このときよりも負けが十万ペリカほど多いということ。つまり純粋に祝儀だけで十万ペリカやられているのだ。これは喰らってみるとわかるが数字以上にやられ方の印象が違う。

麻雀を長くやっている人ならわかると思うが、何かに呪われたとしか思えないぐらいに展開の悪い日というのは確かにあって、こっちがどれだけ良形に見えようが、アホみたいな薄い待ちに全く勝てない…勝てないだけならまだしも、自分にとって最も都合の悪い事ばかりが起きてしまう。たとえばそれは最悪の横移動だったり、ダントツトップ目から役満で捲くられたこともあった。ハネ満の親っかぶりが恒例行事となり、仕舞いには自分はラス製造マシーンだと錯覚してくる。

何か確率を超越したものに翻弄されてるとしか思えない諦めの日々。それが一ヶ月ずっと続いたのだ。信じられないが、そうなってしまったのだ。

とは言えこれはメンバーやってりゃいずれは誰もが経験する類の事で、以前師匠もとんでもない負け方をした月があったのを見て震えた事があった。幸か不幸か僕は四年目で初めてこのレベルの不ヅキを体験したわけだが、感想はただただ萎える。

運ってのは一体なんなんだろうと、単なる偏りとは思えない事象を体験する度に考えさせられる。

平均順位が過去一番悪かったと嘆いた二月よりもさらに恐ろしい負け額。当然のアウトオーバー。人助けのつもりでバイトしてるのに時間を使ってさらに金を払わされる気が狂いそうな罰ゲーム。

八月は悪夢をよく見た。殺される夢。拷問される夢。後頭部を打ち抜かれた感覚や、手足を折られた熱さを憶えていた日もあったのだけど、思えばあれはストレスと何か関係でもあったのだろうか?

高校時代の部活動の夢。炎天下の中、13時間ぶっつづけで練習練習。ぶん殴られて、吐くまで走らされて、飲み物はプロテインのたっぷり入ったクソ不味いアクエリアス。思い出したくもない夏合宿。眠気眼で明日も部活だよ、どうしようと思う気持ちで起きた後、夢だとわかってすごく安堵するのだけれど、すぐに気付いて思いなおす。

 (あれ?夢でよかった…のか??) 

八月の麻雀収支(場代込み) -286800ペリカ

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2013年7月 8日 (月)

7/8  絶滅危惧種を見かけたら

 「○○ってお客さん来たら手元に注意して」

マネージャーのそんな書置きに首をかしげるフライデーナイツ。

 (手元?何か紛らわしい動作でもしてるのかね?)

普段あまり見かけない類の書置きに一瞬はてなとなるも、この段階ではまだほのぼのとしたもの。手つきがキモイなんて苦情が来るお客さんもいる事だし。それでも、一応主任に聞いてみる。

 「なんか、紛らわしいっつーか…そのもの?らしいよ」
 「…ッ!??」

驚いた。今日日平成の雀荘でそのもの…つまり、「イカサマ」疑惑が出たというのだ。目撃者は古くからの常連さんで、現在は別の雀荘の店長をやっている信頼の置ける方。他にも複数人が不審を感じていたとわかったそうなので、ほぼ間違いないと思われる…

手順はこうだ。まず山を前に出すフリをして… 

Cimg3475

…と、麻雀をやらない人には何の事かサッパリかもしれないが、画像のような牌を並べた「山」というものが各人それぞれの前にあり、そこから順番に一枚ずつツモってもは切り、ツモっては切りという動作を繰り返すのが麻雀の基本動作である。

この「山」というのは各自がそれぞれ組み立てている時代もあったが、すると自分に有利な「山」を作ろうと小細工をする輩が出てくる。どこに何を積んだか覚えておけば牌の交換(スリカエ)も可能になるし、そうじゃなくても次に何が来るかわかるだけでも相当有利に事が運ぶ。

パチンコの題材にもなった「哲也」などは、これを基本にした積み込み、スリカエなどのイカサマを駆使して生きてきた玄人(ばいにん)と呼ばれる麻雀を生業にした人々を描いた「麻雀放浪記」という作品を元にしたものであるが、やがてそんな暗黒の時代に終りを告げる画期的な発明が登場する。

全自動卓である。

この全自動卓は「山」を卓内で機械が自動に積んでくれるため、これによりイカサマの頻度がぐっと減った。どこに何が積まれているかわからないのだから、積み込みはもちろん、スリカエにしたってやりようがないのだ。ぐっと減ったどころか、七割方のイカサマを失くしたと言っても過言ではない世紀の発明。

全自動卓の登場以降、麻雀が庶民の遊びとして大層賑わう事になった…らしい。この動きはパチンコが手打ちから自動射出に切り替わったのと同じように、技術介入要素(?)を大幅に減らしたことで敷居を下げたのと似ているかもしれない。

話が少し逸れたが、だからこそ僕は驚いた。

“今日日の雀荘でイカサマの話を聞くことなどまずありえない”のだ。

あってもせいぜい客、または従業員など、人と人とで他人の手牌を見てサインを送る…通称「通し」。若しくは単純においしい牌を鳴かせたりして同卓内で有利に打とうという「コンビ打ち」がやっとだろう。ちなみに以前僕が他の雀荘で半出禁にされたのも、相棒の魚君との間に勝手にこの疑惑を持たれてのことである。

しかし今回、それらとは違うイカサマが問題視されていることが僕の驚きをより一層買った。

話を冒頭に戻そう。手順はこうだ。

Cimg3475_2

山の端に自分の手牌から不要牌を複数牌持って行き…

Cimg3476

左手で山の左端に不要牌をくっつけ、同時に山を前に出すフリをしながら右手でくっつけた不用牌と同数の牌を抜いてくるのが「ド頭切り」。(本当にこんな言い方すんのかw?)

Cimg3477

逆に右手で不用牌を山に押し付け、左手で同数持ってくるのを「ケツ切り」って言うんだ!


 ※参考文献 天牌一巻 第三話「ドラ爆18枚積みwwwwww」より


…と、これはあくまでスリカエの方法。

問題のお客さんはこれよりさらに酷い(?)、「握りこみ」というものをやっていたらしい。

握りこみとは左手乃至、右手に牌を複数枚「握りこんで」、例えば二枚握っていたとすれば常時15枚の手牌で好きな組み合わせを作る事。花札で言うところの「吊り」と同じだ。聞けばショボそうな気がするかもしれないが、その効果は想像を絶するほど強力なものとなる。

ちなみに僕は問題のお客さんをまだ見た事がない。比較的新規のお客である事と、時間帯が被っていないからなのだが、実際に見た従業員に聞いてみると「ちょっと先ヅモ気味かなって思ってたけど」ぐらいだそうだ。

発見者の方は、件の客の山が何度かイートン(牌山の上下2牌の1セットのこと)不足しているのを見かけて確信に至ったらしい。元々麻雀にはこの「握りこみ」系のイカサマを防止するために牌山の枚数を合わせるルールがあるのだが、全自動卓もそれは同様。よく見れば不足しているのはわかるが、しかしまさかという思いもありそれが今まで盲点となっていたのだろう。正直自分なら気付けなかったと思うし、さすがは店長をやるぐらいになると違うねと感心させられた。

次回以降、見つけ次第キツイお灸を据えられて方々にブラックリストでも出回るのかもしれないし、卓内での面倒毎は御免だと来店次第それとなく言って予防に走るのかもしれないし…

何にせよ、久々に面白い騒動であった。パチ業界のサクラ派遣といい、案外この手の話は巷に溢れているのかもしれない。

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2013年7月 1日 (月)

7/1  犯人はこの中にいる?

そういえば最近あの人見ないねと、雀荘でそんな話をしていたら実はかくかくしかじか…

 「は??二十万入った財布が盗まれた??」

こんな事件があったそうで。

来なくなった方は結構な常連さんで、週末に来ては金・土・日と寝ずの耐久レースを開催する「鉄人」と呼ばれる部類の人だった。他にもこの手の「鉄人」は何人かいるんだけれど、彼らは一体何と戦っているんだろう。麻雀?睡魔?それとも自分自身?

いずれにせよ、彼らも人間(多分)。合間に少しばかり休憩を取らなければ死んでしまう。

この人も今回、少し休憩すると言って待ち席に座り込んだ途端寝てしまい、ちょうど卓の入れ替わりなどがありゴタゴタしていた事もあって少しばかりそのままにしていたそうで。

そうして三時間程経った後、起きたら財布がなくなっていたそうだ。

 「どうも財布をテーブルの上に出しっぱなしにしたまま寝てたらしくて…」

危機管理がなってなかったと言えばそれまでだけど、しかしまさかとは思う気持ちもわからないでもない。

その時店内にいたお客さんは三名ほどで、鉄人が寝てから起きるまでの間に店を出て行ったのは四名。

残った三名のお客さんと、その日出勤していたメンバー三名にも可能性が無いとは言い切れないが、財布が無くなった事が発覚した瞬間その場に居合わせた事、それに待ち席の位置を考えると彼らの犯行の可能性は極めて低いだろう。

待ち席はドアのすぐ近くにあって、店内にいる人間がそこへ行く場面というのは退店時以外はほとんどないのだ。

 「状況が状況だけに、寝てる間に出てった四人の誰かっぽいよね…」

無論鉄人の狂言という可能性だって残されているが、やはり普段の行いが物を言うのはこういう時なんだろう。鉄人の普段の言動を鑑みるに狂言の線はほぼ無いと思うし、となると「盗み」の可能性が高いと言わざるを得ない。

 (では誰が?)

目撃者がいない以上、物的証拠を探すほか無いのだが、さすがに財布その他の証拠を犯人が身に付けておくとも思えない。こういうのは現行犯でなければどうにもならない。

 「あ、防犯カメラは?」
 「決定的な映像は無かったみたいよ」

それでも一人、鉄人の言う特徴と似た財布を持ってドアを出る人の姿が映し出された映像があったそうで…

 「でも黒の長方形ってよくある形だし、自分の財布って言われたらそれまでだよ」
 「防犯カメラって使えないっすね」

こうなると後は失礼ながら、先ほどの論法に則り鉄人が寝ていた間に店を出て行った四名を見比べる他ない。身元、身なり、普段の立ち振る舞い。

しかしこんなものはどこまで行っても推測の域を出ないし、よほど確信に近い推察があっても証拠が出てこなければやはりいくらでも言い逃れは出来てしまう。

それでも日頃の立ち振る舞いから四名の容疑者の中でも二人ぐらい怪しいなという人物は浮かび上がる。というか、残りの二名が超金持ちだったりしてちょっと考えにくいぞ、と。

そうして、その内の一人が偶然にも件の防犯カメラで問題視されている人物であり、尚且つこの日を境に急に態度が変わっている事も気にかかる。

 「なんかあの人、最近金に余裕がある感じしますね」
 「だね。前まで刺さるとすぐ帰ってたのに」

タイミングがタイミングだけに、どうしても勘繰ってしまう。無実の人間を疑うような真似をしているかもしれないと思うと心苦しいのだが…泣き寝入りする他無い鉄人を思うともっと心苦しい。
 
そもそもあの事件の後でのうのうと店にやってくる神経が僕にはわからないのだけれど、まず第一に事件と全く関係ないのかもしれないし、逆にそういう事があったからこそ何食わぬ顔で来ているのかもしれないし。

犯人はわからず仕舞いだが、いずれにせよあの日いたお客さんであれから店に顔を出さなくなったという人は一人もいない。 

いや、一人だけいた。盗まれた本人だ。彼はあれから店に来なくなってしまった。当然と言えば当然か…

 (それなのに、犯人が今もこの店でのん気に麻雀を打っているかと思うとやりきれんな…)

まったくもってふざけた話だ。

僕は昔から根っからの「性善説」派なのだが、こういう時はいつだって考えさせられる。良心はないのか。後ろめたさはないのか。天罰は、ないのかと。

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2013年6月 4日 (火)

6/4  責任無責任

雀荘に新しい人が入ってきてくれた。今度は三つ下ぐらいのパンピーで、麻雀プロじゃない人が入ってきてくれて少しばかり嬉しい。と、思ったらネット麻雀の世界では実力者としてそこそこ有名な人だそうで。まあそうだよな、普通の人がこんなとこに迷い込んでくるほうがおかしいんだし…

純朴そうなその青年は、見た目通りおとなしい。

というか、自己主張が無さ過ぎて少し不安にもなる。うちの店にはもう一人彼と同い年の従業員がいるのだが、思えばやはりその子もそういう風に見える。違うのはふてぶてしさぐらいで、何と言うか、両者に共通しているのが「覇気」の無さというか、世代なのだろうか?しらけ世代なんて言葉もあったが、何か得体の知れない怖さのような物をときに感じてしまうこともある。

それは「何を考えているかわからない」という所に因をなしているのだろうか。

例えば、

 「僕はスク水セーラーが好きなんです!」

とか、

 「実は自分、子供がいるんです…」

とか、そういう話のとっかかりでもあれば人物像が想像しやすい。だが、今のところ至って真面目な、真面目すぎる普通の青年だ。とんがった話どころか、麻雀の話しかした事がない。彼は童貞だろうか?それとも素人童貞だろうかと、背景が見えてこないのでそういう想像しかできない。

ただ、今までの後輩が皆アクの強い人たちばかりだったから余計にそう思えるだけで、本来はこんなものなのかもしれない。

 (自分はどうだったんだろう?)

考えてみれば、僕も自己主張はそんなに強くないタイプ…なのか?自分の事は正直よくわからない。ただ僕が入った当初は人懐っこい先輩が一人いて、その人のおかげで随分溶け込むのに助かった憶えがある。

飲みにカラオケにと、「誘ってもらえた」からこそだろう。やはり新人が自ら先輩方を誘うってのはおとなしい性格というのが無くても憚られるだろうし、なればこそ新人のそういうコミュニケーションに文句をつける前に気を回してやるのが先輩としての責任なのかもしれない。

かと思えば、そういうのをウザいと感じる風潮があるのも昨今。飲みニケーション(笑)なんて記事を読んで僕も共感した節はあるが、イザ自分の立場になってみると両者の言い分がとてもよくわかる。わかるがそれでも、大局的に見ればやはりこういうのは必要なんだろうな、とも。

デリケートな問題ではあるが、誘いもしないでウダウダやっても仕様がない。あの人懐っこい先輩のポジションが今現在誰かといえば、それは間違いなく僕だ。ある程度古株で、どこの団体にも属していなくて…と、思えばいつの間にか同じ道を辿っている。

当時僕が件の先輩に感じた「この人将来どうするんだろう」という疑問を、今は僕が受けているのだろう。歴史は繰り返されるというが、先人の教えはいつだって間違いはない。

僕の将来はともかく、今現在の責任として僕も彼に何かしてやりたいと思う。

とは言え、僕に出来る事なんて何もないのでとりあえず飯など誘って話をしてみて、溶け込みやすい環境を作ってやる事がせいぜいか…

 「そういえば○○君。こないだKさんから聞いたんだけどさ、何でも酒飲むと人格が変わるらしいじゃん?」

ある日のシフトが重なった夜、チャンスが来た。

 「え?そうですかね、そんな事言ってました?」
 「うん、周りの人が言うんだからそうなんだろうねw意外だなぁ」
 「自分酒は強い方だと思うんスけどね」

 (ここだ!)

偶然酒の話になって、上手い事自然な流れで誘えそうだったので勇気を出して(?)言ってみる。

 「そっかー、じゃあ今度仕事終りに飲みにでも行こっか」

 「・・・・・・・・」

 「。。。え、と^^;」

 「・・・・・・」

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聞こえなかったのだろうか?返事が無い。不自然なぐらいに会話が止まる。動き出す気配が無い。

 『ウーロン茶くださーい』

 「あ、はーい」

ちょうどそのときお客さんからドリンクの注文が入り、一旦その場から離れて戻ってきたのだが、そこで改めてレスが来るかと思えば一向にこない。

 「・・・・・・」
 「・・・・・・」

というか、会話が無い。

聞こえなかったとは思えないが、じゃあ嫌だったんだろうか?しかし断るなら断るで何か適当な事でも言ってもらえれば、僕もそれが例え嘘だとわかっても予定調和の相槌を打てるのだが、ソレすらないとどうしていいかわからない。

 「あれ?今の聞こえてなかった?」

例えば聞こえていなかったという前提で僕が再度誘ったとしてだ、

(1)無視して意思表示を示したはずなのに・・・察してくれないもんかな…?まあこの人空気読めなそうだし…

沈黙は意思なり、と。このパターンが結構あると思うので怖い。人となりがまだよくわかっていないので、というか今のところこれがあると思わされるってのが既に問題なのだが、とにかくこのパターンがある以上僕は再度聞くのを躊躇われるわけで。

(2)うわ、無視したのに…このオッサン嫌味ったらしい!

また、こうなったら最悪だ。渋々来られても、嫌々断られても、どちらにせよいい事が無い。

(3)ん?ああ、さっきはこう言ってたのか。それにしてもこの人よっぽど俺と飲みに行きたいんだな。うん、めんどくせえけど仕方ねえな。これも仕事だ

これは…どうなんだろう。聞こえてなかったのであればもう一度言うのが筋なんだろうが、改めて誘い直すというのも中々、「改めて」という部分が圧し掛かって意図せず重くなる。こいつ考えすぎだろと思う人は、これを新人に対する酒の誘いではなく、意中の人への食事の誘いだと思って頂きたい。

・・・どうだろうか?『誘って』、『返事がこなくて』、『再度聞き返す』。ここまでの思考のプロセスが結構似た物になると思うのだが。


しかし、今回は意中の人ではない。するとどうしても頭を悩ませて飯に誘おうという気にもならないし、そもそもどうして俺がこんなに気を使わねばならないのだという、先ほどまでの仏心が嘘のような心持ちにさえなってくる。

端的に言うと、僕の発言権はこの段階で消えてしまったも同然なのだ。

後は野となれ山となれ。僕はこうやって考えて考えて考える割に、ある瞬間から急にどうでもよくなってしまう事が多々ある。人生に関しても。

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