2016年6月28日 (火)

6/28  ヤマノムスメ

富士山に登りたい!

そう言った娘の背後では「ヤマノススメ」というアニメが流れてたが是非も無い。僕としてもせっかく静岡に住んでる身として富士山には登らせてあげたいと常々考えていた。娘も来年から中学生になるので、部活動が始まる事を考えるとこの夏が最後のタイミングかもしれない。

思えば僕もちょうど同じくらいの頃に父と登った。そしてそれはかけがえのない思い出として僕の心に刻み付けられている。だからこそ僕も子供が出来たら富士山に連れて行ってやりたいと思っていたのだ。

「ヤマノススメ」を見せたのもそういう魂胆があっての事だったが、なんとまあ見事にハマってくれたものよ。ちなみに僕はそのアニメを見た事がないが、多分山登りを題材としたものだろうよ。グッジョブ!

1024x576

 (さて・・・)

いざ登るとなるとそれなりに調べなければならない。大体にして僕は登山物の小説や映画が好きなのでそれっぽい知識はあるのだが、実際の細かい部分になると自信がない。装備は勿論のことだが、富士山の手続きについても何も知らない。

 (言われてみると登ったはずなのに細部をほとんど覚えてないんだよな)

実は先日父と当時の思い出話に花を咲かせていたら、思いの他二人の記憶に隔たりがあって驚かされたという事があった。まあほとんどは当時小学生だった自分の記憶違いなのだろうが…

にしても御来光を見た気でいたが、山を登った時刻がそもそも7時過ぎだったというのには驚いた。御来光と言えば富士登山のメインイベントにも近い行事。それを見てもいないのに見た気になっていたってのはなかなかだ。

それから頂上の観測所付近でお湯を沸かしてカップラーメンを食べた記憶もあるのだが、父に聞くとそうだっけかな~?との事。これは僕の富士登山の思い出の中でも一番印象深いシーンのはずなので記憶違いのはずが無いのだけれど、今頂上の観測所の写真を見ると一体どこで食べていたんだろうという疑問が残る。

P_0112

なんか建物の影に隠れて風をやり過ごしつつ、小型ガスバーナーでお湯をわかして自衛隊の富士演習所の大砲の音をバックにはふはふしてたはずんだんだけどなー。当時はまだ今のようにアホみたいに混んでなかったはずだけど、にしてもそんなスペースあったんだろうか…

 (えー?これも僕の記憶の改ざんだったってーの???)

しかし道中僕が高山病に苦しんでいた事や、金剛棒に焼き印を付ける際に人がいなくて出来なかった事とか、共通している話題もあって…それだけに食い違っていた部分が気になるが、他の山を登った時の事とこんがらがってしまっているのかな?

当時は写メを撮るなんて分化は当然なかったし、カメラも持って行ってなかったらしいので記憶だけが頼りである。しかしその記憶の心細さたるや…

O0480064012052715436

真実は実家にて雨の日の室内物干し竿となり果てた金剛棒だけが知っている。

さあ娘よ、俺たちも物干し竿を買いに出かけるとするか。

| | コメント (4)

2016年6月 6日 (月)

6/6  三段ピラミッド絶滅の危機

今年も六月初旬に運動会。そういえばいつからこの時期になったのか、僕らの頃は運動会と言えば秋の風物詩という印象だったのだが。

 (ま、気候を考えるとこの時期でいい気はするが)

薄曇りですこし肌寒いくらいの梅雨直前、自転車を走らせながら嫁とそんな話をしていると意外な答えが返ってきた。

 「なんかね、早い段階で運動会をするとクラスがまとまりやすいみたいよ」
 「・・・なるほど!」

クラス換えをしてからすぐに運動会の練習などで集団行動をさせる事で団結力が強まるらしい。効果がどれほどあるのかわからないがなかなか納得出来る答えがあるのだな。

Img00381

 (しかし派手な競技が減ってるのは間違いないなー)

プログラムを見ればほとんどリレーや徒競走。時折集団演技はあるものの、騎馬戦やデカパンリレーとか台風の目とか、怪我しそうな競技は一切なくなった。そういえば綱引きもここ数年見て無いが、あれもやっぱり怪我する人が多かったのだろうか?

Img00376

伝統の組み体操にしたって、今年からなんとピラミッドが低くなってその上組む際には「補助係」まで出る始末。これは確か去年まではいなかったはずだ。

 「足が痛い><支える係の人ずるい!」

うちの娘は背が高いのでピラミッドなどではいつも下の段、土台の役目。僕もそうだったから気持ちはよーくわかるが、こうして外から見てると案外上に乗る子の方が大変かもしれない。落ちたら怪我をする確率が高いし、怖いし。

 (まあ補助が一番いいのは言うまでもないが)

ところで娘はこの五年間一度も運動会で勝った事がなかった。昔のように三つや四つのチームに別れて闘っているわけでもなく、少子化の影響で白組と赤組のニチームで闘っているというのにだ、娘は五回連続で1/2を外し続けてきたわけだ。32人に一人の引き弱…ってわけじゃないのだろうけど、なんだか親近感湧くなーw

 「ここまで来たら全敗目指せ」
 「やだよ!」

期待虚しく、今年はあっさり勝ってしまった。

なんでも聞けば他に仲の良い友人二人も同様にオール負けを繰り返してきて、そのうちの一人がめでたく全敗を守りきって疫病神の異名を手に入れたそうな(;^ω^)

帰り道、負けたチームの先生が…恐らく3年か4年の中学年の担任だろうが、生徒達に熱く語っていた。

 「俺は赤組が負けたのがものすごく悔しい!!みんな、来年は絶対に白組に勝つぞ!!」
 「おーー!!」

熱いなー、あれは絶対体育教師に違いないと嫁に話していると、一言…

 「来年は白組かもしれないのに何言ってんだろうね」
 「・・・確かに!」

今日は冴えてるなこいつ。

| | コメント (5)

2016年2月15日 (月)

2/15  五車の星がまた一つ…

もう5年も前の記事になるのだけれど、諸兄らは「ひゅーい」君という名を覚えているだろうか?娘の参観会にて手持ち無沙汰になった僕が他クラスの展示物を見回ってたら、そこで衝撃的な名前に出会ったという話である。

2011/11/15 子供は風の子

文中では親戚の子の参観日に紛れ込んだ…という書き方をしているが、これは何を隠そう我が娘の参観会に他ならない。当時は嫁も娘も伏せて書いてたためこういう書き方になっているだけだが、ここでたまたまた見つけた彼とこの後ちゃんと接点が出来るんだから人生というのは面白い。奇縁のようなものを感じる。

 「ひゅー○い君と同じクラスになったよ」
 「マwジwでww?」

今年のクラス替えでの話である。ついに同じクラスになったらしい…が、取り分け名前以外ネタにするような事もないので特にこれまで触れないようにしていたが、最近になって衝撃的な事実が発覚してしまったのでここに禁を破り再度記そうと思う。尚、これを書くとさすがに特定余裕なので伏字を多様し検索に引っかからない事を願うばかりだ…

まず最近聞いて驚いた事は、ひゅー○君と娘はそこそこ仲が良いらしく、なんと我が家に遊びに来ていた事があるという事。スプラトゥーンなぞに興じていたらしい。全然知らなかったぜ…さらにその際弟も連れて来ていたそうだが…

 「ん?弟いるんだ」
 「うん」
 「名前は??まさかジュウザとかフドウじゃねえだろうな」
 「知らなーい」

少し前の話であるが、冗談半分で口にしていたのはわかって頂けるだろう。そもそもにして、我々業界関係者()は「ヒューイ」という名を聞いてまずあの男を思い浮かべるわけだが、

2011090404353250b

冷静に考えるとその名のモデルがこの男なのかどうかさえ怪しいところ。だってあの扱い… 普通に考えたら中々そこから名を取ろうとは考えづらいものだ。

とは言え、当時も同様に思い聞いてみたらこんな答えが返ってきている。


>気になったので聞いてみました。

 「あのひゅーいって子さ、どういう漢字かわかる?」
 「ひゅーい君?なんか風のひゅーいって言ってたよ」
 「!!?」

Images
 
 (おいおい…マジもんやないか)

風のヒューイというキャラを知りうる筈もない年齢の子がその名を出した時点で確定だ ろ…と、聞いた時点ではそう思ったのですが、よくよく考えてみると「ひゅーい」の「ひゅ」の部分が「風」という漢字をアテ字に使っているだけかもしれませ んね。「風威」みたいな。それゆえ風のひゅーい。

 (ま、いずれにせよ風のヒューイなんだけどね…)


当時はクラスが違うし子供同士面識がなかったためこれ以上の調査は不可能だったが、結局のところどうなんだろう??

…と、そんな事もすっかり忘れ掛けていた昨日の事…唐突に娘が思い出したようにこう口にするではないか!

 「あっ、うみ。ひゅ○い君の弟の名前聞いてきたよ」
 「おお、なんだった?」
 「やっぱ変わった名前だった」
 「ほうほう」
 「えーっとね…

Shuren

 シュ○ン!


0621aion19

 (ガチ中のガチだ!!!!)


これにてモデルが確定してしまったわけだけど…親御さん、、せめて兄と弟逆にしようよ…

Index

シュレンと言えば、「弟」星(冷静に考えるとなにこれ??w)…つまり弟分であるヒューイが瞬殺された事に怒り狂って拳王に喧嘩をふっかけやはり瞬殺される役柄である。

多分、先に「○ゅーい」って名前が来て、それから弟が生まれてじゃあ…と付けた名前なんだろうけど、それはアカンて(´;ω;`) 原作好きだかなんだかよくわからんレベルになっちょろうもん。長男ケンシロウ、次男ラオウ、三男ジャギみたいなレベルだぞ。

しかし、大抵こういう○○○ネーム付けられる家って、結構ヤンチャな…例えば襟足すっげー長かったり茶髪だったり、名は体を現すを地で行ってるような家庭環境の子が多いんだけど…なぜかこの兄弟はすごい礼儀正しくしっかりしたおとなしい子らしい。

1796

謎だよ、そして次に生まれる子の名を考えるのが今から楽しみだ。妹だったらユリア…いや、ここまで来たら「トウ」(リハクの娘)とかにして欲しいね。問題は男だったら…なのだが、こうなるとフドウかジュウザかリハクしかありえないだろう。

別に件の家が妊娠中とかそんな話は今の所ないんだが、続報を待て!?

| | コメント (14)

2015年11月 2日 (月)

11/2  成長はいつだって後告知

一体この短期間の内にどういう心境の変化があったのか、ほんの夏あたりまで一緒に風呂に入っていた娘が今では入浴の際に鉢合うと変態!!と叫びだす始末(´;ω;`)

寝るときだってそう。前は一緒に寝ないと怒ってきたのに、今では一緒に寝ると怒ってくる。あ、それは嫁もだった…(´;ω;`)

娘にも人並みに反抗期というものが訪れるのだとすれば、それはいつなのだ?

 (今でしょ!)

…本当か?林先生…

 (にしても急だよなぁ…)

世間の話を聞いていると、これらの変化は別段珍しくもない事だとは思うけど…この急激さもよくある事なんだろうか。もっとこう、マイルドに…ってのも変な話だが、それこそスイッチが入ったかの如く急激な拒絶が始まりすぎて些か戸惑う。それとも原因がなにかあったのかな?僕を急に毛嫌いするようになった原因が。

…ちょっと考えてみよう。

①第二次性長期に置ける心と身体の変化。

大本命。俗に言う単純な思春期で反抗期。恥ずかしさの反射が拒絶。つーかこれだろ。これじゃなきゃヤダ!


②まさか好きな男の子が出来た?

相手のガキを許さんがあってもおかしくないな。しかしそれと僕を嫌うのに因果関係があるのだろうか?


③俗に言う「お父さんの加齢臭が嫌」っていう現象。

臭いのは勿論嫌だろうけどさ、これも今に始まった事じゃないはずなんだよね^^;

それに、この現象は一説には「人間は近親相姦を避けるため、MHCという免疫を司る遺伝子が自分と近い型を持つ人を本能的に避けるようなプログラムがDNAに刻み込まれている」という研究結果があって…

身も蓋もない話なのだが、それは血の繋がりの無い僕と娘には当てはまらないはずだ。或いは、単純に遺伝子レベルを超えた耐えがたい臭いというものがあるのかもしれないが…やめよう。そういう不毛な話は(´;ω;`)


④心底ウザイ

僕が本当にウザいだけかもしれない。嫁に聞いたらこの説が濃厚らしい。四六時中アゴを触ってちょっかい出してりゃそりゃキレられるわ、と。思えば最近娘が僕に一番言ってるキーワードが「本当にやめて!」だ。さびしすぎるだろ…

 (…ま、うだうだ考えてもわかるわけねえな)

もう少しスキンシップを取りつつ探ってみるしかない。僕はそっと娘のアゴに手を伸ばした。そして蹴られた。妻に怒られた。

なるほど、アゴを触る事が相当ウザいという事は理解したが、それにしても急に僕を毛嫌いするようになった理由は謎のままだ。だってアゴなんて生まれた頃から触りっぱなしなんだから。


よしんば反抗期だとして、これが十六歳ぐらいまで続くのだろうか?その先はどうなっていくのだろうか。気付けばいつの間にか子供じゃ…少なくとも児童ではなくなってる感覚だけど、決して戻らない幼少期。今となっては二度と拝む事は出来ないかもしれないプレミア演出お風呂タイム。

 (面倒くさがらずにもっと一緒に入ってやるべきだった…)

しかしよくよく考えてみれば抱っこをせがんでたのがいつの間にかおんぶになって、今はそれさえも恥ずかしがる。なんだ、ちゃんと変遷があったんじゃないか。思い返せば些細な変化はそこらにあったのかもしれない。

ただ、それらは置き去りにして忘れていたわけじゃなく、共に歩んで来たからこそ違和感を覚えなかった成長の証だろう。暮らしの中に埋もれて行った、しかし確かに刻まれている思い出たち。

 (いいか悪いかは別にして、こうして家族になっていくのだろうな)

いい話風にまとめてみたけど、結局諸々の変化も「成長」の一言で片付けるしかないってのは寂しいね。世の娘を持つお父さんが皆通る道なのだろうけど。

| | コメント (9)

2015年9月 9日 (水)

9/9  総監視時代

静岡県の第二首都である浜松市が現在大雨で酷い事になっているらしい。

06f377f3

これは駅前の地下道らしいけど、おそらく僕も昔通った事がある場所だろう。浜松といえば期間工時代住んでた思い出深い地だ。

 「それにしても○○(娘)は大丈夫かしら?」

さて、そんな大雨洪水警報が鳴り響くの最中、タイミング悪く娘が昨日から二泊三日の宿泊行事…俗に言う「林間学校」というやつに出かけている。行き先は山奥で、地盤が緩い地域なので少しばかり心配だ。

 「あー、今は降ったりやんだりで後でキャンプファイヤーするみたいよ」
 「ふ~ん・・・っって、え???」

遠方にいる娘に想いを馳せる僕を尻目に、嫁が携帯を見ながら暢気に言った。差し出された携帯の画面を見ると、そこには…

 【全員元気です\(^o^)/この後キャンプファイヤー】

こんな感じに銘打たれた学校配信のメールが…

 (なんじゃこりゃ?実況メール!???)

驚いた。最近の学校ってこんな事までやっているのか。メルマガぐらいの気軽さで現地にいる子供たちの様子を保護者に配信しているそうだ。

 (へ~~~!!!本当、時代も変わったなぁ…)

少し前から…、例えば台風で学校が休みの日や雨で運動会が延期の日など、昔は朝早くから電話で伝えていたものがメールでのやり取りとなっているのは知っていた。学校側から一斉送信すれば生徒間で電話し忘れるというミスもなくなるし、何より手間がかからない。

そういうサービスの延長かと思えばこの移動教室の実況メールというのもあってもおかしくはないと思うが… 

 「それにしても過保護すぎるというか…」
 「そう?知りたがってる親がいたから始まったんじゃない?」
 「いやぁ…そうかもしれないけど、たった一日二日だぜ?それに、いない間に何をしてたか子供から聞くのが醍醐味じゃないか。さすがにこれはなにか違うような気が…^^;」

何かこう、モンスターペアレントの影を感じるけど考えすぎかな??

 「げ!!」
 「どした?」

明日の東海地方への台風接近に伴い、二泊三日の予定だった林間学校が急遽一泊二日になったらしい。その旨を伝えるメールが届いたらしく、嫁が非常にゲンナリしていた。

 (…うむ)

少なくとも実況しろと言いだしたのはうちの嫁ではなさそうだ。

| | コメント (5)

2015年7月21日 (火)

7/21  不動ゆえに見える事

娘が映画に連れてけとうるさいので渋々了承しかけたその時、義父から仕事を手伝えと連絡が入った。嫁の実家は電気工事屋で時折こうした要請が入る。この時期は特に夏祭り会場の設営やら何やらで人手が足りず、この愚息も度々駆り出されるのだ。

 「映画はまただな。恨むならじいじを恨め」
 「えー、じゃあお金ちょうだい!一人で行く」
 「!!?」

そんなわけで、娘の「初めてのおつかい」的なイベントが唐突に始まることとなった。

と言うのも娘はこの年代の女子に多い「も~!男子しっかり掃除しなさいよ!」みたいなタイプで、学校の指定した区域(学区)以外への子供だけでの外出禁止というルールを今日まで律儀に守っている堅物である。たとえ友達と一緒であろうが僕らがいいと言おうが、決して保護者がいない限り学区からは絶対に出ない地縛霊の如きJS。

つまりこれは初めてのおつかいならぬ、「初めての冒険」と言っても過言ではない。僕は小学校低学年ぐらいで既に一人で電車を乗り継いで遠い街までプラモデルなどを買いに行っていたので、やはり性格と…それから時代の流れを感じずにはいられないな。今って魔女狩りのごとく、校則違反のチクり合いみたいのも横行しているそうだし…

 「で、一人で行けんのけ?バスとか乗れる?」
 「えー??映画館まで連れてってよ!仕事終わったら迎えに来て!」
 「なるほど」

映画を見るのは一人でも、そこまで連れて行って貰えば娘の中では法(学校のルール)を破る事にはならない・・・との解釈なのだろうか。理屈はわからんでもないが…

もっとも、見たくも無い映画に二時間つき合わされずにすむのでこちらも願ったりの提案。すぐさまカード払いでチケットの予約をし、ジュースにポップコーン代を持たせて朝の九時、映画館へ娘を一人放り込み…

 「どうだった?」
 「へへへー^^楽しかった」

二時間ほどで祭り会場の設営は終わり、急いで娘を迎えに行くと何やら上機嫌。聞けば映画の内容云々よりも、映画を待っていた際にあった『ある出来事』が嬉しかったそうで…

 「何があったのよ?」
 「ん~、知らないおばあさんにジュースとポップコーン買ってもらっちゃった^^」
 「は??」
 「映画見るところがまだ開いてなかったから椅子に座って待ってたの。暇だったから隣に座っていたおばあさんに話し掛けたんだけど、そしたら色々話して最期に買ってくれた」
 「おうおうおう??」

実はこの前日も、地域の夏祭りに出向いた娘はクラスメートの男の子のお父さんにジュース買いをパシらされ、その際におつりをそのままくれると言われ貰って来ていた。

それを聞いた僕は祖父・祖母・親戚以外からはお金は貰うな!と珍しく語気を強めて言い聞かせていたのにも関わらず、翌日にこれだ…

 「おまえ昨日俺が何て言ったか覚えてないの?」
 「だってわたしもいらない、怒られるって何度も言ったんだよ?でもおばあちゃんが『話し掛けてくれて嬉しかったよ。孫がちょうど同じぐらいなんだけど中々会えなくてね…』とか言って買っちゃったんだもん。お金渡そうとしたけどそしたら行っちゃったんだよ><わたしだって良くないって思ったんだもん!」
 「そっか~」

聞いてると多分、本当におばあちゃんが買ってくれちゃったんだろうなと思えてくるし、買いたくなる気持ちもわからんでもない。今回は仕方がないなと思ったけれど…

 (にしてもすごいな…)

僕が現場で義父に未だに「お義父さん」と呼べずにモゴモゴしている傍らで、娘は知らないおばあちゃんに話し掛け成果を出していたのだ。なんという皮肉だろう。

奇しくも同日、婚姻届を出してちょうど一年が経ったのだけど、娘の成長ばかりが目に付くわけじゃない。比較対象ががいればこそ、自らの進歩の無さに気付かされるわけで…

| | コメント (8)

2015年5月23日 (土)

5/23  インターネッツ教育

娘が最近友達に誘われてアメーバピグなるものをやり出した。

アメーバピグってのはネット上の仮想空間で各々が自身のトークンを用いて他者と交流を計れるサービスの事で、わかりやすく言うとセカンドライフのようなもの。もっと砕いて言うと狩りに行かないモンハン(やった事ないけどw)…かな?とにかく、交流系オンラインゲームのそれである。

小学生がそんなもんやってどうすんだと思ったけれど、聞けばチャットやらゲームをするそうで…

 (う~~ん)

実はこのアメーバピグ、結構前に知り合い達がこぞってハマっていたのを僕は見ている。初めは単なる付き合いでやってたらしいけど、次第にアイテムに課金を始め挨拶に縛られ・・・俗に言う「ペタ疲れ」ってやつだ。mixiにもあった「足跡疲れ」やら「mxi疲れ」ね。結局、そういうのに倦んで一人二人と去っていったのを僕は知っている。

 「なーうみ君、ちょっと時間ないから代わりにペタ周りして貰ってもいいかな」
 「は??ペタ…周り??」
 「うん、50件ぐらいあるんだけどブログに行ってペタ付けて来るだけでいいから」
 「!?!???」

実際あった会話なのだが、このような文化が理解できない僕にとってそれはそれは異様な光景であった。

また、僕が元来そういうものが好きじゃないだけでなく、この手の物は未成年の少年少女らを狙った出会い系の温床となっているなんて話も耳にした事があるから嫌悪感もひとしおだ。毛むくじゃらのオッサンだって、小奇麗なイケメンアバターで紛れ込めば簡単に話が出来るのだ。

 「わかった。やってもいいけど友達以外と連絡先みたいの交換しちゃ駄目だぞ。あと、知らない人と遊んじゃ駄目。向こうから話しかけられても(ピグ上で)、住んでる場所や年齢も言わない事」
 「わかったぷ公(゚∀゚)!!」

こうして渋々ながらもアメピグを始める事を許可したわけですが…

 (何がそんなに楽しいんだろう?)

最近、見かけると常にピグをやっている娘。

Img01300_3

一日三十分の約束が一時間、二時間… どっぷりハマっています。

 「ん?それ○○ちゃん(友達)じゃないよね?誰?」

ある日、見知らぬアバターとゲームをしていたので問いただすと相手は大阪のおばちゃんとの事。

 「誰だよそれw」
 「えー?知らない。話しかけられた」

チャットに目をやるとやれ宿題がどうだの、運動会がどうだの…

 「おまえ思いっきり年齢バレる事書いてるやん(´・ω・`)」
 「違うよ!この人ね、小学生の子供がいるんだって!暇な主婦って言ってたよ」
 「そ、そうか^^;」

実際この自称大阪のおばちゃんがどうかはわかりませんけど、こういうの見てるとアメピグが出会い系の温床と言われているのが非常によくわかるなぁ。

ここのところパソコンに携帯、娘のインターネットとの接し方について妻とよく話し合っています。

 『どこまでを許すか、どこからを禁止するか』

エログロは勿論ですが、インターネッツの世界は便利な反面、刺激が強すぎる面もあります。フィルターをかけるのも手ではありますが、その匙加減が難しいところ。

今回のアメピグも実験的にやらせてみている節があるのですが、実際教育上はどうなんでしょう。

僕としてはお金がかからない系なら早い内から一通りやらせてみればいいという考え方なのですが、妻としてはまだ早いと思っているようで… 

Photo

 (わかりやすい弊害その1ってか…)

娘にパソコンを触らせるようになってから、やたらウイルス(スパイウェア)反応が出ることが多い('A`) 覚悟はしていたとは言え、僕がこれまで一度も見た事のない面倒なスパイウェアを拾ってきてしまったようでまいっちんぐ。montera.toolbarを簡単に消す方法誰か教えてくれ…

月並みだけど、娘に色々やらせたいならまず親である自分が様々な勉強しなければなるまいか。

| | コメント (7)

2014年12月28日 (日)

12/28  サンタのいない夜

クリスマスである。家族で過ごす初めてのクリスマス。っても過去10年で何度も一緒に過ごしているので今さら感も無いわけではないが、それでも愛しの娘のため、ましてや新参の父親となれば張り切らないわけがない。

 (よーしパパ喜んだ様子をYou tubeにUPしちゃうぞ!!)

しかしプレゼントは大体どこの家庭でもそうしているように、サンタさんに伝えるといい子供の希望を暗に聞いてから渡すわけで・・・となれば凝れる部分は「渡し方」以外に無いわけで。

 (うむ、ここは一つ完璧な変装をして…)

 (いや、いつも一緒に寝てるから俺がいなくなったのがバレるとまずいな。となれば弟を雇ってベランダから窓越しにシルエットと鈴の音を…)

色々考えてはみたものの、プレゼントの大きさなども考慮せにゃならんと先に希望を聞くことにした。一緒にお風呂に入っている際にそれとなく聞いてみる。

 「なー、おまえクリスマスはサンタさんに何頼むの?」
 「猫のリュックとすみっこ暮らしのゲーム!!」
 「二つも頼むの??」
 「駄目??」
 「駄目って・・・う~ん、サンタさんに聞いてみないとなぁw」

別に全然構わないんだけどね。ただ、最近娘に甘すぎる!と嫁から叱られているので後で一応聞こうと生返事。

すると、予期せぬ言葉が返ってきたではないか!

 「いいじゃん。どうせうみが買うんだから^^」
 
 (・・・っ!!??)

驚いた。なんというリアリスト。僕だって子供がいつまでもサンタを信じてるとは思っちゃいないが、いざこうして聞いてみるとおどろ恐ろしいものがある。

10144987757

リアルにこんな気分だ。

僕はいつ頃からサンタを信じなくなったか覚えていない。けれど小4のときはどうだったろう?女の子の方が精神的成長は早いと聞くが、そういうのもあるのだろうか?

 「友達もみんなもうわかってるの?」
 「当ったり前じゃんw夜中にゴソゴソしてるとわかるもん」
 「そうなんだ…」

なんか少しショックだった。

 (つーか、するとこれは何のイベントなんだ??)

子がサンタさんの存在を信じているからこそ、我々は「夢」という名のプレゼントを与え、そこに少しばかりの教示を加える事を許されるはずだ。良い子にしてなきゃサンタさんは来てくれないぞ、と。これはそういう催し物であった筈。

しかしサンタの存在を信じていない子には一体何の夢を与えるのだろう?せめて素振りだけは見せて貰えないと、何のためにプレゼントを与えるのか… 大義名分がなくなってしまう。

とは言え自分も信じなくなってからも何年かはもらってたような気もするし、そしてその事を親に言わなかったとも思えない。

 (なんだかなぁ…)

またこうなると、もう凝って渡す必要すらなくなってくる。

 (ただの搾取イベントやん(´・ω・`))

Img00854

悔しいから、せめて捜索ゲーム風にとヒントを散りばめひたすら難しい場所にプレゼントを隠してやったら物凄い苦情が来た。

 「ちょっと!普通にしてくんない?」
 「(´・ω・`)」

クリスマスは子供だけの楽しみではない筈だ。

| | コメント (9)

2014年12月22日 (月)

12/22  KY教育

あれは何、これはどうして?様々な場面で親は子に質問を迫られるのだが、いざこれが「教育」だと思うと適当な事も言えず、教えるという事の難しさをこの頃痛感させられている。いや、適当な事ばかり吹き込んでいたらいい加減妻から怒られたってのが本当のところだが…

それにしても教える事の難しさは「例える」事の難しさだと思う。明確な答えのある問いならまだしも、世の中そういうものは案外少ない。噛み砕いて子供にもわかるような例を出してやらねばならない。

そこで知識と経験からわかりやすい例を出せるのが教え上手なのだろう。

また、問われてから教えるのではなく、実際にそれに近い出来事があった際に「今のが○○という事だよ」と、体験と一緒に記憶に刻み込んでやれるのも理想的な教え方だと思う。やはり人間体験した事の方が忘れないものだ。

どちらにしても必要なのはその場に対応出来る親の知識量。子供に勉学を求めるならば、親も相応の努力が必要なんだなと今は思っています。

さて、週末こんな事があった。

 「ねぇね(お姉ちゃん)、わたしの勝ちだよ~^^」
 「('A`)」

この日、なぜか僕らはトヨタの展示場にいた。嫁の兄夫妻が新車を契約した展示場で催し物があったらしく、娘もそこについていったのだが、買い物に出かけていた僕らも偶然近くを通ったので顔を出してみたのだ。

 (へぇ、結構人いるんだなぁ)

僕はこれまで車の展示場なぞには縁の無い人生を送ってきたため知らなかったのだが、休日のディーラーには思った以上に家族連れの方がたくさんいる。パッと見ただけで5~6組の20人弱。みんな車を買おうと来ているのだろうか?冷やかしに来る場所ではないと思うんだがな…

 「ただ今よりビンゴ大会を始めまーす^^」

この日は何のイベントだったかわからないけど、ビンゴ大会が始まった。ファン感謝デーみたいなことでもやっていたのだろうか?それが目的で着いて来ていたうちの娘と、兄夫妻の娘は目を輝かせてビンゴカードを受け取る。同じ目をした子供達も10人程集まった。

 「じゃあ行くよー、31番!」

これ以外の道筋はないという感じでビンゴ大会は進んでいく。一応商品も出るらしいのでみんな係のお姉さんの発する番号に一喜一憂だ。

 (ん?)

しばらくすると、異変に気付いた。

 「ねぇねねぇね!わたしこれリーチ?」
 「うん、すごいね…わたしまだ全然だよ…」

兄夫婦の子が凄い勢いで穴を増やしつつ、あっという間にリーチがかかる。その時娘はまだリーチどころか穴すらほとんど開いていない状況だった。

 「くぅ~あいつ引き弱ぇなw」
 「あんたのが伝染ったんじゃない?w」

妻と二人で笑っている。

 「19番」
 「ビンゴビンゴ!!」

やがて何人かの子供達が喜びの声を挙げ、兄夫妻の子も4位入賞を果たした。

 「ねぇね、わたしの勝ちだよ~^^」
 「うん・・・」

娘のカードを見るとまだテンパってさえいない。

 (俺のアイルービンゴみたいだ…)

なんだかかわいそうにさえなってきた。兄夫妻の子が14個開いてる状態で、娘はまだ5個しか開いていない。

 「えーと、まだ終わってない人?」

やがて係の人が確認するためこう聞くと、娘ともう一人幸薄そうな男の子のみとなっているではないか。

 「もうイヤ><こんなのやりたくない」
 「m9(^Д^)9mプギャーwwwwww!!」

娘のブチ切れに俺爆笑。だが、ヒキ弱も突き抜ければ天井の恩恵がある。

 「20番!」
 「あっ、終わった」

先に声を挙げたのは幸薄そうな男の子だった。あんなのに負けるとは…と思った瞬間、空気というかその子の心情を読まない勢いで係のおねえさんが「こちらに向かって」笑顔で拍手をする。

初めそれは慰めの拍手かと思っていたが、どうやらそうではないようだ。

 「おめでとう!最後まで『生き残った』人にも豪華景品があるよ!」

こうしてうちの娘は一位の子と同じ商品(妖怪ウォッチのプラモデル)を貰う事になったのだが、僕はこの光景を見ていて「人間万事塞翁が馬」という言葉を思い浮かべていた。

先ほどまでの屈辱が一転、散々横で煽ってきた兄夫妻の子も泣いて羨む結果になったのだ。今こそ最後まで何が起きるかわからない、何が幸福で何が不幸かは…先の事は誰にも予想がつかないんだよと・・・だからこそ最後まで諦めない心!それを教えるいい機会だと思ってしまったのだ。

Img00852

 「なー、○○。塞翁が馬って言葉あってな」
 「なにそれ?」
 「いい事も悪い事も、それが本当にいい事か悪い事かはわからないって事だよ。さっきのビンゴだって最悪だったろ?でも終わってみたら一位と同じ商品をもらえた。最悪だったのに最高だった、な?何が起こるかわからんだろ」
 
僕としては会心の例えをぶつけられたなと満足していたのだが…

 「最高なわけないじゃん!恥ずかしかったよ><一位の方がいいに決まってるじゃん」
 「そりゃそうだ」

娘は怒り出した。これだから教えるというのは難しい。

| | コメント (7)

2012年11月18日 (日)

11/18  審判制度

遠目から見て不穏な空気は感じていたのだが、僕が真横を通り過ぎようという頃にはいよいよ戦いの火蓋が切って落とされた。

ここは路地裏、夕方の駐車場。三人の男子が対峙している。制服を着ているので恐らくは中学生だろう。横目に見る限り、身長的には一年生に見える。

 (ほんとこの街は喧嘩が絶えねえなぁ…)

僕の住む町は右を向けば暴走族のメッカがあり、左を向けば本職が幅を利かせている素敵な地域である。挟まれた我が市はかといって非武装地帯というわけでもなく、地元に住んでいた頃の比較にならないほど町中で喧嘩をよく見かける。そしてなぜが美容院が異様に多い。

 (さて…)

目の前で始まった中学生の喧嘩。最近の彼奴らはマセているから僕らの頃と違って喧嘩もさぞお洒落なのだろうと、フルコンタクトや関節技でも見せてもらえるかなと気持ちワクワクしながら歩を緩める…が、

Cocolog_oekaki_2012_11_16_00_56

 (まぁそうなるわな…)

似た体格の二人は取っ組み合いから動かない、動けない。そしてもう一人の学生はただただオロオロしている。

 (ん…もしかしてこれはアレなのかな…?)

瞬間思った。

偶さか通り掛かった良識ある“いち大人”として、僕にはこの喧嘩を止める義務があるのではないかと。オロオロしている学生君を見ていると余計にそう思えてきた。

 (しかしこの場合、何て言って止めるんだ…?)

そもそも喧嘩の原因がわからないのもそうだが、それよりもこの場を制する言葉が気にかかる。

 『キミたち、やめたまえ!』

やっぱりこれか?しかし「キミたち」って・・・さすがになんか気取りすぎだよな~。こんなん今日日花形満ぐらいしか口にしないだろうに。

 『おうおう、おめえら、そこらへんにしとけや』

じゃあもうちょっとラフな感じで…って、これも地元の先輩とかならともかく、一通行人にはちょっと似つかわしくない感じがする。

…例えばこれがもっと年上の酔っ払いハゲリーマンなどが頭にネクタイ巻きつつ、似たような人種に管を巻いて掴みかかっている場面ならもう少し対処しやすいように思える。

 『まあまあお父さん、落ち着いて…』

こんな具合に、歳相応のセリフも吐けそうな気がする。…気がするだけだが。

しかし相手が中学生となると、こちらが下手に出るというのもなんだか変な気がするし、かといって突然高圧的になるほどの理由も見当たらない。

 『おーい、お前ら、怪我しない程度にしとけよー』

ならばいっそこんなお兄さんキャラで行くのも手なのかもしれないけれど。

 (そもそも俺はこの喧嘩を止める必要があるのだろうか?)

止めるべきというのは、たまたま瞬間そう思った発想を飛躍させただけであって、本来こういう場面ではどうするのが正解なのかの境界線がわからない。

止めるのならば、根本的に殴りあいの喧嘩は悪なのかという話になってくるが…僕はそうは思わないわけで。

僕自身、この手の取っ組み合いやらなんやらはたくさんしてきた。お互い譲れない事があったんだろうし、許せない事があったんだと思う。古臭い思考かもしれないが、喧嘩で育まれる友情というのは確かに存在すると思っているし、殴り合いの喧嘩だって単に個性のぶつかり合いの一つに過ぎないと思ってる。大きな視点で見れば成長に必要なものだとも。

そう思うとこの喧嘩を止めるべきではない気がしてきた。それに、目に見える怪我がチラついたり、多人数で一人をやるような場面に出くわしたならその限りではないのだろうが、今回のソレに関して言えば清々しいほど気持ちのいいタイマンじゃないか。

 (そもそも俺は良識ある大人じゃなかった!)

気持ちこちらを意識しているようなオロオロした学生だけが気がかりだが、そういうこった。

 (悪いが泥試合のようだし俺っちは行かせてもらうぜ!アバヨ!)

その後彼らがどうなったかは知らないが、しかしこういう場面は本来どうするのが正解なんでしょうね。僕は僕の考えで口を挟むべきではないと判断しましたが、例えばこの後一方的な殺戮ショーに発展する可能性も無きにしも非ず。最近の子は加減を知らないのが問題になってるってのも今思えばその通りなんだよなぁ。

 (ああ、いっそ審判でも買って出てやればよかったのか!?)

少ししてからこう思ったのだけれど、ただその場合もやっぱりどういう台詞で自分を売り込むべきか悩むんだろうな。

 『キミたち、待ちたまえ!!』

やっぱりこれか?う~ん……

| | コメント (8)

より以前の記事一覧