2016年11月 2日 (水)

11/2  解呪の儀

最寄の常盤道日立中央ICから降りて何か軽くコンビニで…と思っていたが、恐ろしい事に道中コンビニどころか生物の気配すら無く、さっそく茨城の洗礼を受ける事になった…というのはさすがに大げさかw

山の中にポツンと神社があるのでしょうがない。ここらへんは茨城じゃなくてもよく見る光景である。

この日、家から4時間半かけてやってきたのは御岩神社という知る人ぞ知る日本屈指のパワースポットとしても有名な場所。

かつてアポロ14号の宇宙飛行士エドガーミッチェルが宇宙から地球を眺めた際、1か所だけものすごく光っているように見える場所があって、後日その緯度や経度を計測したらここだったという逸話があるらしい。また、日本人初の女性宇宙飛行士である向井千秋さんも、スペースシャトルに乗って宇宙から地球を眺めたら「日本に光の柱が立っていて、その場所を調べてみたら日立の山の中だった」と言っていたという噂もあるそうな。

なんでもこの山全体で総勢188の神々が祀られているらしく、そういった意味でも神社界のディズニーランドと呼ばれているとか何とかw?

なんでもいい!日本最強と呼ばれるパワースポットよ、この十年でこびりついた俺の厄を祓っておくれ(´;ω;`)

01

御岩神社入り口。良い面構えです。人によってはこの場所に来ただけで「何か」を身体に感じたりするそうですが、あいにく僕はそういうのは未だ経験が無い… ここに来れば或いは!?と期待してたがそう事は簡単にはいかないか(;^ω^)

20

鳥居から仁王門へと続く玄関口にて迎えてくれる三本杉。屋久杉にも劣らぬ非常に立派な出で立ちに期待は否が応にも高まります。

08

荘厳なる空気漂う参道。木漏れ日が一層厳かさを醸し出すんだろうね、雰囲気だけで悪いものが浄化されそうな気さえしてくる。

03

しばらく歩くと「御岩神社」に到着。

この『御岩神社』のご祭神は、国常立尊(くにとこたちのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)、伊邪那美尊(いざなみのみこと)、他22柱(神様を柱と数えるそうな)。 と、その他にも境内というより山全体に様々な神社があって、合計で188の神々を祀っていると言う形。一応ここがメイン…という言い方もアレだが、中心的な神社となるのだろうかね?

てなわけでお祓いはここでするらしいが…

04

 (誰もいない…)

さてこの日、12時から予約をしていたのだがなんと他の客(?)がおらず僕一人でお祓いを受けることとなりました。祈祷や厄除けは予約制で、特に決まった時間に行うわけじゃなく神主さんが対応可能な時間帯で行うというものなので、たまたまこの時間帯に僕のほかに予約者がいなかったという事なのだが…こいつは贅沢、貸切状態だ。

 「さしつかえなければ、本日はどのような理由から厄除けを…?」

貸切だからなのだろうか?祈祷の前に割とフレンドリーに話しかけてくれる神主さん。人数が多かったらいちいちこんな事は聞かないだろうが、しかしまさかサギーが欠損が…なんて言えやしない。無論それだけじゃないけれど…

 「祟られてるとしか思えない出来事が昨今多くて('A`)…」
 「そうですか」 

粛々と一人でお祓いを受けるわたし。

ちなみに祈祷料であるが、個人の場合は五千円か一万円のコース(?)を選ぶ事となる。一体何が違うんですかと問い合わせてみたら、お気持ちですから…と言われたわけで。

Img00861

Img00858

Img00859

Img00860

よくわからんが、ここでケチっても仕方が無いと思い一万円コースを選択。後にわかったのだが、この値段は祈祷の後に貰える祈祷札(後述)の大きさが変わるだけのもので、別段値段によって祈祷の内容そのものが変わるわけではないらしいw

というか、ここまで来ていてぶっちゃけアレなんだけど…僕はこの手の物をあまり信じちゃいない。それは自分が体験した事がないからというのがあるし、こういったものは「気の持ちよう」だと考えているからでもある。

だからこの儀式によって「気持ち」が変わればそれで十分な効果はあると思う。例えソレがプラシーボだとしても。しかし、根がこんな風にひねくれてる僕は恐らく気休め程度にしか感じないだろう。じゃあなんでやるんだよと思われるかもしれないが、経験として見てみたいというのが一つ。それから本当に僕の人生観を変えるぐらいの何かが起きたらいいなという願望が一つ。

結果論としてだが、これまでありえないレベルの不ヅキを甘受してきた僕の心持ちはもはやこういった日常では到底覆せない何かでしか動かすことは出来ないと思っている。だから変わらなくてもともと、この儀式で少しでも僕の気持ちが前向きになれば儲けものなのだ。

こんな不真面目な態度で受けちゃ効くもんも効かないかもしれないが、こればっかりはしょうがないね。何かが起きるのを期待して、それでも期待しないで結果を待つことにする。

ちなみに厄払いを受ける人の家族など付き添いも昇殿できたりしたらしいが、それを知らない僕はノー天気に一人ぽつねんと祝詞を聞く羽目に。

05

その様はご覧のように、参拝客からは丸見えなのでちょっと恥ずかしいというか何と言うか…

さて、およそ20分ほどに渡る厄除け開運祈願であったが、道中一つだけ「お?」と思うことがあった。

儀式も終盤に差し掛かろうという頃、祈祷ではおなじみの大麻(おおぬさ)と呼ばれる先にたくさんの紙垂がついた棒を左右に振って不浄を祓い清める動作が行われた後、これまた見覚えのあるような無いような、棒の先に鈴がついた金色の祭具(神楽鈴?)をこれまた頭上でシャンシャンやり始めた際にソレは置きた。

Ph_ashiyajinja03

シャンシャンシャン…

シャンシャンシャン…

 (お?)

その鈴の心地よい音色にまるで催眠でもかけられたかのごとく、頭の奥がジーンと痺れてきて、同時に何かが入り込んでくるような感覚があった(よく考えたら入ってきたのは音だなw)。場の空気による錯覚かもしれないが、こういう経験は初めてかもしれない。例えるならば、眠りに入ろうかと言う直前の意識が薄まる感覚に似ている。心地よい痺れとでも言おうか。

シャンシャン…

シャンシャン…

少し下げた状態の頭上では忙しく鈴が振られていた。

シャンシャンシャン…

シャンシャンシャン…

その音色をどこか遠くに聞きながら、ボーっと神殿の床を眺めているといつからだろう?一匹の虫がそこにいた。カナブンだろうか、コガネムシにも見えるがはっきりとはわからない。が、それは何か意思を持ってるかの如く僕の視線の先に現れ、まるで何かを伝えんがためにそこにただ佇んでいる。

 (何かあるのかね!?)

不思議なことに鈴の音が止み視線を外した隙に虫は見当たらなくなっていた。

 (あれは一体…)

滞りなく儀式が終わった後、神主さんと少しばかり世間話をした際にその事を聞いてみようと思ったが、中2病を患った中年と思われても嫌なので黙っておいた。そんな気持ちを察したかのように、「ここに祀られしいずれかの神が、必ずあなたの厄を祓ってくれるでしょう」と最期に言って頂いたのだが、果たしてアレがそうだったら凄い体験をしたのかもしれないな、なんてね。

その世間話の最中に、このあと「山」へは登るのですか?と聞かれ、そのまま帰るつもりであったが神主さんが是非お登りなさいと言うので行ってみる事にした。もともとここは「山」を、その山頂にある「岩」を信仰する磐座信仰だそうで、山頂にある岩に神々が宿った事が始まりと言われている…とか何とか。

そりゃ登らないわけにはいかないな!

06

御岩神社の奥へと進むと現れる山道より、かびれの高峰(御岩山山頂)を目指す。時刻はお昼過ぎ。朝からほとんど何も食べてないので腹ペコMAXな娘ちゃんからは大ブーイングだったが、あと少し!あと少しと40分ほど騙し騙しついに山頂へと到着w。思ってたより全然距離があったな^^;

07

山頂にはなんでこんなところに?と思えるような大きな岩がゴロゴロしてて、断崖絶壁となったその岩上から見下ろす風景はとんでもなく素晴らしいものであった。屋久島に太鼓岩という、これまた巨石の上からもののけ姫の森を眼下に一望できる絶景スポットがあるのだが、それに勝るとも劣らぬ大迫力。

そもそもにして御岩神社の信仰の根底を成す場所でもあるので、ここへ訪れた際には登らないわけには行かない場所ですな!

下山後、社務所にて厄除け後の「祈祷札」を受け取ると…デカっw!!

Img00843

これが一万円分の札というわけか、五千円だともう少し小さいのかな?デカけりゃいいってもんじゃないとは思うがw頼んだぜ!色々。

13

神社を後にすると、一路大洗へと向かう。道中オーシャンビューの温泉に浸かりながら…でも良く考えるとこの海は普段見てる海と同じなんだなと思ったり^^;日本海に行くと感動するが太平洋だとありがたみが薄まる太平洋沿いの県民あるあるw。

大洗は噂どおりの地域全体でのガルパン推しであったが、そこまでガルパンファンでもないので感動もそこそこでした。町の至る所にキャラのPOPが置かれてるのだが、ほとんどが脇役の誰?って人ばかりで苦笑。

Oiwa_047

 (誰だよおまえw)

わかる人にはわかるんだろうが、どういう基準で置かれているのかw有名どころにメインキャラという采配なのかな~?

09

名物あんこう鍋は…う~ん。こんなもんかw

12

翌朝、大洗磯前神社という立派な神社の手前にある「神磯の鳥居」と呼ばれる絶景スポットへと行ってみる。知り合い曰く、「朝日の大変綺麗な町」という事で頑張って早起きして見にきたのだ。

11

ご覧のように、波打ち際にある岩場に建てられた小さな鳥居が皆さんのお目当て。ここに重ね合わせた水平線から顔を出す朝日と一緒に写真を撮るのが目的なのだろう。こんな早朝にも関わらず結構人がいて驚かされる。これみんな観光客なんだろうなー。

10

…も、この日は雲が厚く最後まで太陽を拝めることはなかった^^;

なんやねんと思いつつ、境内にある自動販売機で温かい飲み物を買うと…なんと、130円のジュースを200円で買ったのにおつりが270円も出てきたではないか!!いや、前の人が200円取り忘れていったのか??

 「御岩神社のパワーすげえww」
 「馬鹿言ってんじゃないよ(´・ω・`)」

僥倖を賽銭箱に投げ込んで先へと進みましょう。

14

と、そういえばこの磯前神社…さすがに聖地というだけあって痛絵馬がすごかったw中には絵馬に写真を貼り付けてシリーズ化(全キャラ分)してる人もいたりで、良し悪しはともかくガルパンによる経済効果は計り知れないんだろうなーと思わずにはいられない。

15

さて御岩神社のほかに茨城でどこへ行こうかとなったとき、牛久大仏か袋田の滝か、はたまた…

というわけでやってきたのは茨城県民の心の富士山と言われる(そうなの?)筑波山。

17

妻がご朱印が欲しいという理由で選ばれたこの山だが…そうそう、今まで様々な神社を廻ってきたが、ご朱印などというものに全く興味が無かったため知らなかったのだが…こうして意識して見てると案外にご朱印集めをしている人が多いという事に気付かされる。

今回の筑波山にしたってそう。御岩神社でもそうだった。若い女性同士の観光客が結構多いのだ。恐らくこれが話題の「ご朱印ガール」というやつなんだろうね(2014年頃からあるらしいが初めて聞いたわw)。良い趣味だと思うぜよ。

16

筑波山は登山と言うよりハイキング…というより、ちょっとしたテーマパークw昭和の匂いが残るアトラクションの数々にしんみりしつつ、ロープーウェイが山頂の傍まで引かれているのは如何なものかと思うが、その手軽さからか老若男女人を選ばず恐ろしく客が多い。

御岩山山頂のようにてっぺんに大きな岩があってそこから絶景が見下ろせるのだが、ご覧のように人が多すぎて猿山のようになっているw

18

こんだけ混雑してると誤って接触したりで転落事故も絶えないんじゃないのかな…。昔、学校に遊具としてコンクリートで作られた「山」があって、そこの天辺から何者かに落とされたことを思い出した。よく死ななかったもんだw

19

帰って御岩神社で祈祷札と一緒に貰った大きな紙袋を開けてみると…清めの塩、清めの清酒、清めのお菓子?、破魔矢?、お茶と思った以上に色々入ってたが…

 (福袋かよw)

御利益のほうは…既にありえない場所からヘソクリ一万円が発見されたりと、先の自動販売機含めて祈祷代はとっくに回収済みで効果のほどに驚いている次第。

思えばパチを完全に辞めたわけですぐに厄が落とせたかを確かめる術はないのだが、追々このブログ内で目に見える御利益が示せればいいなと思います^^

茨城県は、もうしばらくはいいやw

| | コメント (11)

2016年10月29日 (土)

10/29  レッツ全国踏破

日本全国どこどこ行ったよと言う話題になると決まって思うのだけど、例えば車で通り過ぎただけの県だとか、降りたけどせいぜいサービスエリアで休憩しただけとか、たまたま台風で電車が止まっちゃったから駅前でビジホを取ったとか…果たしてそういったものも「行った」県と換算していいものなのか。

そりゃ「行った」という事実に偽りはないのだろうが、個人的にはそれはちょっと納得しかねる部分もある。個人的にこの場合の「行った」はその県を堪能して初めて使って欲しい単語である。しかし、とすれば一体僕の場合どのラインからその県を「攻略」した事になるのだろうか?

 ・有名どころに行く

これなんだろうか?例えば東京ならスカイツリー辺り。神奈川なら…中華街?山梨なら…う~ん…ぶどう狩り?

とりあえずその県といえばコレ!みたいな場所を攻めて初めて制覇したと言ってもいい気がする。もちろん地元の人間からすりゃそんなんで自分の県を語って欲しくないと思うのだろうが、そうじゃなきゃ範囲が広くなりすぎるしな。

静岡にしたって、伊豆に旅行に行ったから静岡知ってるよ!と言われれば何だかモヤモヤするけど、それでもやっぱり静岡に行ったと言う事実には代わりはないわけで。これは海外旅行にも当てはまるが、アンコールワットに行って「カンボジア」を制覇したと言われるとカンボジア人からしたら何言ってんだこいつ?という気になるかもしれないが、しかし隅から隅まで周れといったらそれこそ自国の人間だってほとんど成し遂げられないだろう。県一つとっても僕だって静岡の全てには足を運んじゃいない。だから「誰もが認める」その土地を代表する場所、ここらへんが落とし所でいいと思うが…

 ・その土地での名物を食す

これも僕の中では結構重要だ。静岡ならしぞ~かおでんを食べるとか、仙台なら牛タンとか。これなら少なくともその土地に滞在しているわけで、地元民と話すときも納得してもらえそうな気がしないでもない。でもまあ、微妙に名物みたいなものが無い土地も存在するが、例えば神奈川だったら何を食べれば許して貰えるのだろう?崎陽軒のシューマイ辺りでいいのだろうか。その論理で行くと新幹線で通り過ぎる最中でもOKだし、サービスエリアでもどうにでもなってしまうけど… その土地でその場所の名物を食べる。ここら辺でどうだろうか?


と、なぜ急にこんな事を言い出したかというと、いつもの面倒くさい病気が発動したから「だけ」ではない。

こないだも言ったように、今年の人生最大級の厄を払うために今週末茨城県は御岩神社という神社界のディズニーランドと呼ばれる日本屈指のパワースポットでお祓いを受ける事にしたんだけれど、考えてみると僕はまだ茨城県に行ったことがないかもしれないのだ。

思えば何度か東北に行ったことはあるのだが、大体東京から栃木は宇都宮経由で通っていて、こないだ恐山に行ったときだって栃木→福島→宮城→岩手→青森→秋田→山形→東京というルートで絶妙に茨城県をかわしている。それでも過去、もしかしたら道中茨城を通っていたかもしれないが…しかし記憶の中では茨城らしい何かを体験した事が一度もなかった。

茨城を「いばらぎ」とずーっと読んでて、茨城県出身の男に何度も怒られていたぐらいである。

880c4bababb7578aeecde2e4fd7db226

なんでも魅力の無い県ナンバーワンの異名を誇るそうだが、なるほど調べてみると確かに何もないw

Cqouzqtukaadjou

それでも近年はガルパンの影響で大洗の名が挙がるようにはなってるそうだけど、正直僕はそこまでガルパン好きじゃないので何とも言えないなw

でもまあ、御岩神社に行って大洗であんこう鍋を食べてくれば立派に茨城は制覇したと言っても大丈夫だろう。むしろこれ以上何をしろという感じだがw


そんなわけで、僕の論法だとこれぐらいして初めて「制覇」となるのだ。この法則に当てはめると、過去通っただけの県はあってもキチンと堪能・制覇していない県はまだまだたくさんある。

石川・福井・群馬・茨城・和歌山・徳島・香川・愛媛・鳥取・岡山

20161028_15554111011

なんと、僕に残された県はあと十もあった!通ったことも換算していいならあと三つぐらいなんだけどな。それじゃ意味がない。

今週末に茨城を片付けて残り九つ!鳥取砂丘はいずれ行きたいし、群馬・石川・福井辺りもそう遠くないので行こうと思えばいつでもいけるだろう。

やはり難関は四国。それも、三県跨ごうとなるとなかなか辛い。お遍路さんでもやるしかないかもしれない。妻が今回の御岩神社を機に「ご朱印」集めを始めるらしいので、うまいことたらしこんで…とはいかねえだろうなw

しかし本当に大変なのは和歌山と岡山かもしれない。茨城と同じく、行こうと思える動機が無いのだ… そう考えると佐賀とか昔、頑張って寄っておいてよかった

| | コメント (14)

2016年10月26日 (水)

10/26  単品回顧ドラドラ

ウチは比較的遠出イベントが多いと思うが、その行き先は大体が嫁が決めている。というより、僕も行きたい場所の案は出すのだが大体が却下されてしまうのだ…

それは何も嫁の独裁国家だからというわけでなく、単に僕の提案が非常に魅力の乏しいものや実現困難なものというだけで…例えば、

 「どっか行きたいとこある(´・ω・`)?」
 「浜松!もしくは湘南!」
 「…なんで?」
 「いやぁ、昔住んでたとこ久々に見て回りたいなって^^」

僕は行ったことのない場所に行くのも好きだが、行ったことのある懐かしい場所に行くのも大好きだ。なのでよくこの提案をするのだが、よくよく考えてみれば観光地でもないただの住宅街に縁もゆかりも無い人間が行ったところで何も面白かろうはずもない。

 「じゃあ…秋芳洞とか久々に行きたいな~知り合いにも挨拶したいし」
 「どこだよそれ」
 「山口県」
 「急に行けると思うか(´・ω・`+)?」
 「^^;」

そんなわけで、大体嫁が手ごろな観光スポット、有名店などをピックアップして遠出する事になる。そもそもにして嫁は旅の計画を練る事など「行き先」を楽しむタイプで、僕は道中の様々な出会いやハプニングなど「行く事」を楽しむタイプ。まるで真逆の性格なのだ。どちらも一長一短あるとはわかるが、根本的に合うはずもない。

009_2

 (うおおお!!!!懐かしいなー(゚∀゚))

てなわけで、平日に一人でふらっと行って来ました。せっかく暇なんだからこういう時間を有効活用しなきゃな。

さて問題!この建物は一体どの場面で出てきたものでしょう…!?これは堕落blog検定準一級レベルの問題ですね。かなり古い段階から見てないとわからんかも…

正解は!???



026

ジャーン!そうです、懐かしの地下帝国。HONDA期間工時代に住んでたビジネスホテルでした!!昔期間工物語という小噺をHP内で連載していたのですが、そこでイラストは書いてましたが何気に画像で出すのは初めてですね。というより、当時は写真機能のある携帯が無かったので仕方が無いか^^;

038

いやー、それにしても懐かしい。当時既におんぼろだったのに10年経った今も変わらずそのままの姿で残っているとは驚きだ… このホテル、屋上の看板部分が3.5階としてちょっとした階段の踊り場的なスペースがあって、そこに期間工さん用の洗濯機と乾燥機が置かれていた。

洗濯機が2台、乾燥機が1台しかなかったため数十人から生活していた期間工の間で日々激しい争奪戦が繰り広げられ… 洗濯が終わったのにいつまで経っても衣類が取り出されない場合、「殺すぞ」というメッセージとともに洗濯物が外に放り出されていたなんて事もよくありました(実話)。

また、踊り場へ行く際に通行人が多いことから恐らく騒音問題か?階段付近の部屋の人間が殺気立っていた事もあり、危うく喧嘩になりかけた事もあったっけな~(その人はその後も度々問題を起こしたらしく、程なくクビになったとの噂w)。

見た目のとおり超オンボロで、壁も薄いので生活音は丸聞こえ。隣の人が連日連夜宴を催すのに我慢できず壁に北斗百烈拳を叩き込んだ事もありました。壁ドンがまだ正しい使われ方をしていた時代。

いやー、本当懐かしい。

しかし記憶の中では1階部分が居酒屋のチェーン店が入っていたような気がしてたのだけど・・・確か、野間さんという向かいの部屋のオッサン(後の脱走兵一号)と配属初日にいきなり飲みに行く事になった店。あれは果たして…

 (あっ!)

039

なるほど。それはすぐ隣にあるもう一つのビジネスホテルに併設されてたのか。とまあ、記憶はこうやって改ざんされていくわけだ。

あの頃憂鬱だった通勤路を久々に歩いてみることにする。

011

ビジホを出て右にテクテク。

012

 (うおおお!!!まだあったんだ!??)

出てすぐ隣にある陶器屋さん。懐かしいなー。初任給でここで父にお猪口を買ったんだった。こういう街じゃなくて町の中にポツンと佇む店って一見さんだと非常に入りづらいものだけど、当時はよくもまあスッと入って行けたものだ…

013

そのまま歩いていくと右手にマクドが…あったっけ?いやー、ここで食べた記憶が全く無いんだが…あったかなー?最近出来たのかなー?まあ最近たってあれから10年経ってるわけだからいつ出来ててもおかしくないが。。

016

マクドを越えるとすぐにT字路へと差し掛かるのでここを左手に曲がる。というか、すっかり忘れてたのだがここの地名が「小豆餅」という非常に変わった名前なのだが、よくもこんなインパクトある地名を忘れていられたものだ。なんでこんな名前になったんだろう?と思って調べたら、結構由緒ある地名だったんだな。

で、上の写真はT字路をちょっと行き過ぎて反対方面から撮っているのだが、写真の右の方に見える建物…今は何とかクリニックとなっているが、当時は静岡県のご当地チェーン店、お弁当の「天神屋」がそこにあった。

それは給料日に自分へのご褒美とくっそ高いカレーをたらふく喰っていた思い出深いお店。そうか、もう無いのか。

018

しかしT字路を曲がってすぐ対面に見えるDOCOMOショップは未だ健在。こいつは当時からずーっとそのままの形で残っている。灯りの少ない土地においてこのケバケバしさは貴重であったのでなんか嬉しいw

019

とぼとぼ歩く。変わってるようで変わってないような。ここまで来ると変わってるんだか記憶違いなのかもよーわからんw

020

とぼとぼ歩…ん!!???ここはまさか!!????

021

あ、あ、あ!あれはまさか!????

023

 (うおおおおおぉぉぉぉ!!!!!!)

ここはかつて通勤途中に「麻雀」という看板が大きく立てかけられていて(確か2つ前の画像の杏林堂の看板の下がそうだったはず)、当時は今みたいにネットもまだ全然流行ってない時期で…近くに割と繁盛している店があることを知らず(後にそこは放火で死傷者が出るが)、長らく麻雀をしていなかった僕は抑えきれない欲求とともにこの怪しげな雀荘へと飛び込んで行ったのだ。

今にして思えばよくもまあこんな得体の知れないおっかねえ個人店へと行けたもんだと思うが、やはりというか地方のマナ悪常連オヤジの巣窟で先ヅモだらけで嫌になって一回で行くのを辞めた店。当時からこんな寂れた雰囲気だったので、この状態でもまだやってる可能性はあるがどうなんだろうw

024

気分を取り直して通勤路。ここらへんに来るとHONDA帝国の敷地になり生垣もしっかり手入れされてくる。

025

 (お、なつかしい)

左手に見える駐車場。ここは従業員駐車場なのだが、期間工も申請すれば使えるらしい(お金が取られるかは不明。確か野間さんが使ってたが愚痴ってた気がするw)。ただ、HONDA車じゃない場合ここよりさらにかなり遠くの第二、第三駐車場じゃなければ使えないとかいう決まりがあった筈で、当時それを聞いて何だかな~と思ったものだ。

026_2

正門到着。

027

ここから先は航空自衛隊の浜松基地があるためどこまでもフェンスが続く。右に工場左に基地。人気が全く無い通りで夜は恐ろしい。そして航空自衛隊の基地があるためこの地域は四六時中戦闘機というか、小型の飛行機が離着陸を繰り返すため常に耳を劈く轟音が鳴り響くのだ。住むには適してないが、おかげで賃料が安いとの事。

 (そうだったけなー。このジェットの轟音、懐かしいぜ)

音と言えば、工場の傍を歩いているとちょうど昼時だったのか、聞き覚えのある懐かしいメロディが辺りに鳴り響いた。

エーデルワイスの電子音だ。

 ((´;ω;`)ブワッ…!!)

思わず懐かしさで胸が締め付けられる。魂を揺さぶられる思いだった。確かこれは昼休憩の合図となる音楽だったはずで、その間の抜けたメロディを今か今かと待ちわびていた時期が確かにあった…!!

 (未だにこれを流し続けてるんだなぁ…)

懐かしさついでに、当時の寮へと足を伸ばしてみる。期間工は基本寮に入るのだが、寮に空きが無い場合にビジネスホテルをあてがわれるのだ。ビジホ暮らしは食事が出ないため一日千円の手当てが出るのだが、洗濯食事に冷蔵庫の存在と…総合的に見て何だかんだで寮の方がいい。

期間工生活のラスト二ヶ月ほどは大幅リストラの関係もあって部署移動と共に空きが出来た寮へと移動となったわけだが…

043

 (おお・・・!懐かしいぜ)

しかし、この寮はもう使われてないらしい。老朽化のせいなのか、それとも期間工の人数がそれだけ減ってるって事なんだろうか?

044

ここは部屋で黒魔術やってた人がいたり風呂場で毎回わざとお湯を抜く野郎がいたりと、大変楽しかったなー。黄色いハンカチよろしく部屋の窓から洗濯物のタオルがヒラヒラ舞っていた情景が焼きついている活気あふれる寮だったのだが、そうかぁ…もう使われてないのか(´・ω・`)

こっちに越してきてから部署も移動し、そこで出会ったオッサンに連れられていったサンダバのモーニングなどを入れてたイカれたホールがあったんだけど…そこも消えていた。

032

が、当時のまま残っているホールも数多くあり、懐かしさでいっぱい。あー、当時エノカナとか打ってたホールだなここは。

036

ここはまだ残ってるのが驚きなぐらい超超超オンボロホール。ワイルドウルフという超絶エナ機で死ぬほど稼げたお店。

035

ここは20時過ぎに吉宗で1390ぐらいまでハマって財布が空になって泣きながらお金を下ろしに走った街道だw。当時はコンビニも全然なくて、往復20分ぐらいの小マラソンを余儀なくされたんだっけな~… 確か初代北斗で53連閉店した僕の北斗最大継続記録保持店でもある。

今でこそ有名な「楽園」グループも、当時は浜松にしかなくて…後に関東で猛威を奮い始めている事を知ったときは驚いたものだ。未だに僕の中では楽園といえば浜松という認識が強いが、もうどうでもいいかw

これは何も浜松だけに限った話ではないが、こうして当時を振り返ると必ずどこかのパチ屋と紐付けされる。というより、○○ってホールがここら辺にあった筈…と、それを目印に頭の中で地図が展開されてさえいる。

それが中心の生活をしていたせいだったとはいえ、こうして見ると色々と巡っていたようで案外に行動範囲は狭かったんだなーと今更ながらに気付かされる。行動範囲とは即ち日常生活の中にあるわけで、僕の日常生活はホールの行き来だったというわけだ。

もっと色々な場所が思い出にあると思っていたが、現実はこんなもの。やっぱり超個人的な回想ツアーに妻と娘を連れてこなくて良かった^^;湘南ツアーも自分ひとりで出掛けよう…

| | コメント (9)

2016年9月27日 (火)

9/27  ほーえーざん

以前、夏休みに娘と富士山に登るかもしれないと書いたが、あれは娘の一時の気の昂ぶりだったようで「ヤマノススメ」というアニメを見終わると同時に計画は雲散霧消した。

・・・かのように見えたが、九月も半ばを過ぎたこの時期、ひょんな事から登る事となるのだから人生何があるかわからない。

1img00665

とは言え、一応富士の山開きの期間は7月上旬から9月10日までとなっているためもう山小屋は営業していない。それでも登ろうと思えば登れるらしいが、いくら無計画が売りの僕でも子供を連れてそんな危険なことはしない。

今回は、富士山頂を目指すのではなく富士山の右横にポコっと突き出たたんこぶのような山、通称「宝永山」を登るのだ!

…って、最近知ったのだけど僕らしぞ~か人はこの宝永山が右手に見える風景を当たり前と思っていたが、山梨県からすればそうじゃないらしいんだよな。表富士だの裏富士だの言い争うつもりはないが、やはり長年見慣れてきた感覚からして下の写真が僕にとっての富士山だ。いつだって宝永山は右手にあった。

Fujisanandhoueisan

しかし、お札などに描かれる富士五湖に山が写る「逆さ富士」。この風景は山梨側からのものなので、もしかしたら一般的には宝永山は左手にあるものなのかもしれないね。ほんと今更県民ショーだわ(;^ω^)

Pj_12022d31e6e

宝永山といえば、1707年(宝永4年)の宝永大噴火によって3つの噴火口ができ、その際に隆起して出来たそうだが…教科書で当時それを見た際に字面からだろうか、何かあの隆起の下に宝が埋まっているとずっと勘違いしていて、それはずいぶん長く僕を縛り続けてきた。ずーっと古墳のようなものだと思っていたw

あれから十数年…正直登る日が来るとは思わなかったが、登れるものなら経験として登ってみたくもある。

ちょうど嫁の弟、つまり僕の義理の弟にもなるのだが、彼が登山が趣味で誘ってくれたため僕と嫁と娘と義母と義弟と近所のおばちゃんという謎の編成で週末、宝永山登山に行くことになった。

義弟は最近県の山岳会にも入会した結構なガチ勢で、登山物の物語が好きな僕としては身近にこういう人がいるのは願ったり叶ったり♪さっそく体験ツアーにまで参加できるのだから最高だね。

ただ、義弟は正直一人が好きなタイプで僕らをこういうのに誘うのは初めてである。噂では山岳会に入るといろいろ山に登った記録(実績?)を積まないといけないとか、引率する経験をしなければならないのだとか色々あるが、今日はそこらへんの裏事情も聞けたらいいなと思っている。

実は未だに義弟と打ち解けてないので(笑)、この機会に進展があればいいなーと。僕にとっては面白い話が聞けそうな人物なのでもう少しお近づきになれたらいいのだが。

そんな思いを胸に、8時30分登山スタート。

宝永山は見た通りちっちゃいので一般的な体力の持ち主であれば大体片道90分ほどで登れるらしい。

Img006721

この日の天気は曇り。快晴とは言い難いが、これはこれで味があってよい。

五合目に車を置いて、そこからちょっと登ると見える新六合目の小屋を正規ルートから外れた横道に逸れると宝永山へのルートとなるようだが…

Img006751_2

後ろのほうにうっすら見えるのが六合目の山小屋「雲海荘」なのだが、五合目からここに至るまでの三十分にも満たない間にずいぶんと雲行きが怪しくなってきたぞ。

正規山頂を目指すルートは小屋の左手を。宝永山ルートはここから右手へ、小屋を跨いでさらに奥の小道へと突き進んでいく。

Img006831

いかにもな赤茶けた地面をギュムギュム踏み進めていくと、そのうちパアっと景色が開けてソレは現れた。

Img006841

霧で上の方が見えないが、急に景色が拓けるのもあってなかなかの迫力である。

11

晴れてるとこんな感じらしい。

Img006951

雰囲気としては、阿蘇山での中腹の広場に盛り上がる丘で見たカルデラ湖の風景が近いかな。もしくはイメージ上の「火星」みたいな?死後の世界といわれるとそんな感じがしないでもない。



Img007021

見た目以上に傾斜のある一本道をえっさほいさと歩いていく。

Img006891

そういえば途中、宝永山第一火口の麓に立て看板があるのだが、山頂まで55分と書かれている。

実のところ、先ほど六合目の山小屋の近くで立て看板を見たときは山頂まで2kmと書かれていて、娘と

 「2kmとかwww」
 「超楽勝なんですけどwww」

と話していたのに、ここで55分という具体的な数字を見せられてちょっと愕然とする。屋久島でも似たような経験があるが、表記を変えるだけでずいぶん印象が変わるもんだ。

 (っ!!??)

Img007131

先ほども書いたとおり、この日は僕、嫁、娘、義母、義弟、近所のおばちゃんという六人で来たのだが、僕・娘・義弟の健脚チームと義母、嫁、近所のおばちゃんの脆弱チームでそれぞれ速度に差があるため分かれて進んでいたのだが、気付けば後ろの脆弱チームの姿がまるで見えないくらい霧が辺りに立ち込めて…

Img007141

あっ!という間に5M先も見えないぐらいの濃霧に包まれる。風も出てきた。霧雨が横っ面を叩く。遠くでは雷の音も聞こえる。この後富士宮市には大雨洪水警報が発令されるのだが、早めに出てきて正解だった・・・のかな?

Img007201

先が見えないと疲れも倍増する。

そういえばこの日他の登山者の姿はほとんど見かけなかったが、急にこの写真を撮ってる途中で上から人が降りてきたときは結構ビビった。

Img007261

そんな感じで、延々1時間近く登っているといよいよ天と地の境が見えてきて…ってたった一時間程度のハイキングで天と地は大げさかw

とにかく、稜線がハッキリと見えた先には…!!

Img007351

午前9時51分。ほぼ正確に立て看板から55分ほどで標高2693m宝永山山頂へとうちゃっく。気圧を測ると740hPaとかで、この数字はよくわからんがカロリーメイトがパンパンになっているね。

ちなみに同じ場所でも晴れてるとこんな感じらしい。

868091d88a02aec7c5d705d22d73e329

この日は、霧だけじゃなく風もものすごく吹いていて、周囲に何もさえぎるものがないので風が痛いほどだ。独立峰の富士山ならではの強風は登山物の小説でも度々触れられるものだが、宝永山山頂でこれじゃあ冬の富士山頂辺りはどれだけヤバイかがよくわかる。

Img007441

また、風速が1m上がるにつれて体感温度は1度下がるなどとも書かれていたが、それも身を持ってよ~~っくわかった。

 「くっそ寒ィいいいいいwwwww」
 「寒い寒い早く降りよーよ(´;ω;`)」

読んで想像するのと、実際に体験してから読むのでは感覚がまったく違う。今回これを体験できただけでも十分すぎる収穫であった。ちなみにこのとき上に五枚、下に二枚着込んでいるが死ぬほど寒かった。

Img007391

風は写真左下から右上の方向へと吹いているため、この石碑の影に隠れているとずいぶんと寒さが和らぐ。とりあえず後続の嫁、義母、おばちゃんを待つためここでビバークもどき。

Img00741

 (お、来たな)

寒さにガタガタ震えていると、ようやく妻がやってきて…

 「おいおい嘘だろ!???」

Img007421

風避けの場所へと来るや否や、なんとポケモンGOを起動しはじめたではあーりませんか…

Gazou_0146

 (キチガイやー!キチガイがおる!!!)

Img007431

いちおう、電波は繋がってなんと「宝永山山頂」というポケスポットまであったのだから驚きだが、こいつはヤバイなと別の意味で僕は寒くなった。

Img007481

 「ひゃっほい(゚∀゚)さみぃぃぃぃぜ!!!」

妻は妻で山頂ではしゃぐ姿を撮らせる僕を見て、やはりこいつはヤバイなと思ったそうだがw

Img007491

寒さで気が狂った夫を捨てて下山を決意する妻と娘。

Img007551

この頃になると一層霧は濃くなり本格的に恐怖を感じ始める。さらに霧雨だったものが段々と雨粒のようになり、さながら雨に降られるというより雨粒の中を歩いているような感覚。例えるならば時間の停止した中で雨粒さえ止まっていて、その中を突っ切っているような。

とりあえず寒い。寒いが宝永山の中腹まで来ると山頂に比べて風がずいぶんと遮られるため、変な話だが寒いが暖かさを感じる場面もあった。風のヒューイは偉大である。

Img00768

帰りは土砂降りの中、さらに過酷な道を往く。家に帰るまでが登山というわけじゃないが、下山も楽しめるようになって一人前だな。いつか冬山に一人、スッ単騎で一晩を過ごしてみたいというのが当面の願望だが、まだまだ先は長い…

| | コメント (9)

2016年3月28日 (月)

3/28  腐女子坂

娘が春休み中につき、どこか行きたい場所は無いかと尋ねてみると・・・

 「TOKYO!」
 「狂った街!?」

と、相も変わらず東京への幻想は捨て切れてないらしい。

 「おめえ前回渋谷行って懲りたんじゃないのかよ」
 「んー、渋谷はね。でも原宿また行きたい!」
 「原宿ねぇ」

てなわけで週末東京観光へ。

当初の予定では原宿でショッピングをしつつ、妻の希望で「孤独のグルメ」に出てきたお店を何件か回ろう!とのツアーになる予定だったのですが…

Img00026

なんかちょうどこの週末ビッグサイトで「anime japan2016」が開催中らしく、それを知った現在腐女子真っ只中の娘はすっかりその気になってしまったのでありました。

嫁は初日に行った築地市場と原宿でお腹いっぱいらしく、後は好きにしてくれといいつつも娘を僕に任せてどこぞのショッピングモールへ消え…てなわけで娘と二人アニメジャポンへ。ようわからんけん、コミケの企業ブースばっかのものと思えばいいのかな?

Img00033

 (う~む)

僕は言うほどアニメを見ないのでよくわからないが、新作アニメの発表会みたいのが所狭しと行われていて、有名なのから全く見た事の無いものまで会場を埋め尽くしている。文字通りアニメという文化の博覧会と言ったところだろうか。

 (あ、あれは!?)

Img00035

そんな中で、よーく見知った顔もいた。

Img00034

初めてこれを見た時─初代牙狼で単発11連続を喰らって泣きながらドラマを見た時─そのコッテコテの特撮感やら変身シーンのベタさに何とも言えない感情を覚えたものだが…

Img00057

 (お、ゴールドストームのやつかな?)

Img00088

 (こうして見ると鎧も結構デザイン違うんだなー)

段々と、このダサカッコよさというかベタベタな特撮っぷりが格好良く思えてくるから不思議なものだ。いつしか役者達の棒読みの演技も含めて大好きな作品になってしまった。

Img00108

 (かかったな!)

鎧だけじゃ無く、劇中で魔戒法師が使う「魔導筆」や「魔道具」などの展示もあり、これだけで僕は来た価値があったなーなんて思えるぐらい満足。

Img000471

また、鎧だけでなく歴代ホラー達の展示もあり娘はこれを見てお化け屋敷だと勘違いして怖がっていたが、ブースを出るとヤケクソのように歴代「牙狼」のパチンコがジャラジャラ音を鳴らしまくってて一気に興ざめw

 (でもパチンコマネーで牙狼は続いて発展していると言っても過言ではないし、今さらそういう部分だけ除け者には出来ないよね…)

それは他のアニメにも言える事だが。

Img00113

ただ、SANKYOのアクエリオンブースにシレっとこいつがいたのは笑っちゃったw

 「おや?あっちで何か配っているぞ」
 「行こっ(゚∀゚)!!」

人の波に乗って何かを配布している列に並んでいると、どうやらくれるのはトートバックらしい。何のアニメのブースかわからんが、会場限定品っぽいし貰えるなら貰っとこうと思いそれを受け取ろうとしたら…

 (!!??)

突然配っていた人にガッチリと握手を求められた…んじゃなくて、握手会かなんかなのこれ?

あまりにも自然に、両手でガッチリとまるで僕が握手されたかのような形に一瞬戸惑うも、なるほど…この配ってる人多分このアニメの声優さんか原作者かどっちかなんだろうな。

 (バンドやろうぜ!…?ふーむ)
 
W366

 「頑張ってください!」
 「ありがとうございます」

よくわからんがこう言っておこう。よく見りゃ周りは女の子ばっかだし、僕みたいな男性オッサンファンらしき人は嬉しかったのかもれんな…これが大人の対応。かつてKYと呼ばれ恐れられていた男の成長だ。誰も傷つかない優しい世界。


…このように、各ブースには番組の宣伝だけでなく撮影に使われたセットや道具、ラフ画やエンドカードなどの展示もあり、グッズの販売やらコスプレを楽しんでいる人もいる。ライブをやっているのかお馴染みの「オイ!オイ!オイオイオイ!」みたいな合いの手が聞こえてきたので見に行けば、画面の中で踊るアイドルキャラ達に熱狂する大きなお友達の姿が…

かと思えば、隣の館では生身の声優?アイドルのグループに同じようにサイリウムを振って大声を上げている人達もいる。

55c4959a

人になのかキャラになのか、声になのか曲になのか、何に熱狂しているのかわからないし、そんなの考えるのさえ無粋な気がする。もはやそこらに境目なんてあってないようなもんだ。

ここには世界に誇る日本の文化がある。

 「艦コレグッズが全然ないよー><」

娘は思ったのと違ったようでちょっと不満気だったが、多分コミケに連れていった方が喜ぶのだろう。ここに来る前に連れてった池袋の乙女ロードは娘にはまだ早すぎたらしいが、なあにまだまだ娘の腐女子道は始まったばかりだ。ゆっくりとその成長を見守ろう。

| | コメント (11)

2015年9月23日 (水)

9/23  その幻想をぶっ壊す!

全力で女の子をしているうちの娘。大体の年頃の女子がそうするように、いよいよ聖地を目指したいと言ってきた。

 「アレなら静岡にもあるやんけ」
 「いや!東京のがいいっ!」
 「(´・ω・`)」

まあ本場に憧れる気持ちはわかる。てなわけで行って来ました…

Img01601

女の子の聖地、渋谷の109!!!

って言ってて何が聖地なのかよくわからないけど、確かにファッションを語る上でSHIBUYA109は無視できないだろう。SHIZUOKA109じゃ不満なのも頷ける。実際今がどうなっているのか知らないけれど、やはり東京は渋谷が流行の最先端という印象は未だ根強い。

 「これがかの有名なスクランブル交差点だっぺよ」
 「うわあ(゚∀゚)」
 「そしてあっこに見えっが…マルキューさぁ!」
 「・・・・っ!!!!」

おのぼりさんがこの看板を見て「オラ東京に来たんだっぺな」と感動できる場所、都会の象徴。娘もやはり嬉しくて嬉しくて震えていた




……のも最初だけ。

 「何ここつまんない(´・ω・`)」

 「静岡の方がマシ」

 「友達に109でお土産買ってくって言ったのに何もない」

期待に満ち溢れた出発時の目の輝きはすぐに失せ、代わりに現実を知る。こうしてみんな大人になっていくのだよ。恐らく、ここのファッションは娘の年齢にはまだ早すぎたんだろう。

 「てゆーか東京って全然面白くないね」
 「いいところに気付いたな!」

僕も昔ここで働いていた頃、始めはこの地に生きているという変な感動があった。高揚感があった。優越感があった。しかし一月も経つ頃にはただただ面倒くさい土地でしかないと思い始め… 結局は住み慣れた地元が一番と気付くのだ。

 「な?買い物なんてネットでいいんだからもう東京に来る必要なんてないんだぜ」

この思想を早いうちから根付かせる事により、今後東京に行きたいなどと言い出さなくなればこちらとしても儲け物である('A`)…ニヤリ!

Img01597

 「でも原宿は超楽しい。また来ようね(゚∀゚)!!」
 「そ、そうか…」

シルバーウィークの初日という事もあり、東京は人で溢れかえっていた。僕と妻は辟易とした表情で娘の買い物に付き合うのだが、当の娘はこのお祭り騒ぎに東京を見出したらしく大層感動した様子。

 (俺も初めて東京行った時はこんな感じだったかもなぁ~)

Img01612

地方に生まれた以上どうしようもないものなんだろうな、東京崇拝ってものは。

| | コメント (14)

2015年8月 4日 (火)

8/4  海活

再三再四に渡る「日焼け止めクリームを塗れ」という妻と娘の制止を振り切り(妻子だけに)、「静岡の日差しなんざカンボジアに比べればLED電球だぜ」と言った男の末路。

Img01444

って、考えてみると今年の五月に既に静岡の太陽にKOされてたっけな(実はもう1回皮が剥けてます)。毎度の事ながら学習しない…というより、

 (いくらなんでも肌弱すぎだろ('A`))

K5

inカンボジア

016

in沖縄

我思う。どうしてこう、こんがり綺麗に焼けないものか?毎度焼け爛れたように赤く熱を帯びた肌は不細工でとても恥ずかしい。高校時代、ハンド部で13時間練習させられてた頃は当然こんな事はなかったわけで、するとこれもパチプの職業病の一種…??

Img01439

今回はね、県内の海でサーフィンしてきました。

朝の8時から入ってたんですけど、一時間ほどすると地元のサーファーらしき人々がサーっと陸へ上がり海岸清掃を始めたではありませんか。その姿に少しばかりあざとさを感じてしまった僕の薄汚れた心もこの際だから清掃してくれ。

この日はちょうど前夜が満月でブルームーンなどと呼ばれる珍しい日で、それに伴い大潮と呼ばれる潮の満ち引きの差が大きい日でもあった。

Img01443

とてつもなく引いた潮の間隙を縫い、タプ公!

後ほどこの地上絵を見た親子の会話。

 「ここなんか書いてあるー」
 「アンパンマンだ!」

 (ちげーよ(´;ω;`)!!!)

Img01442

悔しかったので砂像も建てて…

一見愛くるしいこのタプ公像だが、口の部分に娘の抜けた歯を埋め込み供養してあるとは誰も知るまい。万が一見つけたとしたらちょっとしたホラーだよな…

 「痛い痛い(´;ω;`)」
 「死ね」

あれほど言ったのだからと、その上で日焼けで痛がる様を見せると妻がキレる。さすがに次は日焼け止めクリーム塗ろう。日焼けはシミの原因になるなんて聞くが、確かに以前までなかったほくろが腕に何個も増えている。肌の痛み云々もそうだが、これを見てると身体に良くないんだろうなと思わずにはいられない。

俺はただ、こんがり焼きたいだけなのに(´;ω;`)

| | コメント (10)

2015年4月 7日 (火)

4/7  水芸だけの時代は終わった!

てなわけで、USJに行って来ました。

P4050357_2

僕の記憶が改編されてなければ恐らくは学生時代に一度行ってるはずなんですが、どういう経緯で行ったのか…それがどうも腑に落ちないんですよね。修学旅行で行ったわけじゃなさそうだし、仲良しグループで行った感じもない。部活の遠征のついでに行った可能性が高そうだけど、それをする理由が見当たらないし…

 (あれ???俺本当にUSJ行ったっけ??)

なぜか漠然と行った気になっていたけど、果たして僕は行った事があるのだろうか?行ってないならどことごっちゃになっているのだろうか??当時からあって知ってるはずのアトラクションを何も覚えていなかった事がより一層疑念を呼ぶ。

そんな謎のテーマパーク、USJ!USJ!
 
僕が愛してやまないスパイダーマンや、エヴァのアトラクションが期間限定で行われているそうで非常に楽しみです(゚∀゚)!!

そういえば前回…と言っても随分前ですが、4年ほど前にディズニーに行った際に「ファストパス」なる、整理券であり公認横入り券の存在を知って深く感銘を受けたのですが(詳しい説明はリンク先読んで)、ここUSJにも同様のシステムがあるそうで…、名を「エクスプレス・パス」と言う。しかしファストパスと大きく違う点が一つあって、それは何を隠そう「有料」であるということだ!

例えるならば、グランドオープンの際にディズニーは整理券を取るために並ぶパチ屋システムなのだが、USJは整理券を金で買える。打ち子を雇って並ばせるという感覚?いや、違うかw店が整理券を「発売」しているのだから。

ともかく、当時ディズニーの記事を書いた際にコメント欄でそれを聞いた僕は大層驚き嫌悪したものだが、よくよく考えてみればこれは時間を金で買うという事に他ならず、タイムイズマネーの精神を地で行ってるわけで何ら非難される謂れも無い。ある意味でファストパスでさえ並び順の面がある以上、こちらの方がよほどシンプルで公平感すらあるのかもしれない。

…それにしてもここまで割り切れるようになったのは歳を重ねたからなのか^^;

今回急遽娘の春休みという事もあってUSJ行きを決めたのだが、急だったためにエクスプレスパスが取れず、どうしたもんかと悩み…一時嫁はヤフオクで買う事を考えていたそうなのだが、実際の3倍の価格で販売されていて、またそれが普通に売れている現実を見て再度驚かされたそうな。うちは運よくキャンセルが出たのを買えたのだが、さすがにあそこまで高騰するとキリがない。そりゃ元々時間とお金の比重は人それぞれで、納得した人が買うというシステムなんだけどさ…

Img01135

 (いやー、しかし快適だなこれw)

左レーンがエクスプレスパス。右レーンが通常並び。ファストパスと違って金で買ったものという事もあり、これが金の力じゃーーー!!と思わず叫びたくなるw

このエクスプレスパス、色々種類があってそれぞれに条件があり、全てのアトラクションに使えるというわけでないようだけど、それにしても1アトラクション辺り金額にして千円辺り。それで60分近く短縮できるのだから、考えようによっちゃあアトラクションに並ぶバイトを時給千円でやるかやらないか?と言われているのに少し似ている。それも、テーマパークに遊びに来て、だ!

 (なんでテーマパークに来てまで並びのバイトせにゃならんのだ(´・ω・`))

という人は是非買う事をお薦めしたい。

 (並べば金浮くんでしょ?いいよ(´・ω・`))

こういう人は必要ないでしょう。形式上バイトと例えただけで、実際待ってる時間すら楽しめるという事もありますからね。パスを買ったアトラクションが全然混んでいないという事だってありえますし。

ただ、数年前に嫌悪感を抱いたシステムにここまで理解が得られた事に自分自身驚いて書いているだけです。歳を取るとこういう事が増えていくよなぁ…ジジイに並びは辛いよ('A`)


さて、今回は日曜の昼に最寄り駅「ユニバーサルシティ」駅に到着し、駅から徒歩0分・USJまで徒歩3分のホテルにチェックイン。鬼のような立地だ。傍にある観光客狙いの大型商業施設にて昼食を食べて14時ぐらいから突撃です!!

ちなみに僕らが買えたエクスプレスパスはこの日の選択式で5件分のものしかないので、優先的・なおかつ有効的に使いたいところですが…

1.ジョーズ        *Eパス使用 待ち時間10分
2.スパイダーマン    *Eパス使用 待ち時間20分
3.バックドラフト      通常入場   待ち時間15分
4.ウォーターワールドショー 通常入場 待ち時間15分
5.ターミネーター     *Eパス使用  待ち時間10分
6.ハリーポッター    *Eパス使用  待ち時間25分
7.エヴァ4D        通常入場    待ち時間25分

なんと初日は最大で25分しか並ばず、ほぼ見たいものを全て回れてしまいました!本当はEパスがあったのでハリウッドドリーム?とかいうジェットコースターに乗る余裕もあったんですがそれを恐いという理由で断念してコレです!

この日は生憎の雨模様で、翌日が平日という事もあり夕方以降からかなり空いていたというのが上手くハマったのでしょうね。最後のエヴァは時間が遅く、見れない事も覚悟していたのにまさかの25分程度の待ちでびつくりしました。

Img01161_2

目玉のハリポタはEパスの指定時間の関係で夜に行ったのですが、ここは本当に一見の価値あり!なんならこのためだけにUSJに行ってもいいってぐらい、素晴らしい場所です。

P4060397

原作を再現した街並みは雨上がりで霧が出ていてより一層雰囲気があって最高でした。アトラクションはさらに最高。昨今、3Dメガネをつけ観客席を動かし音や光、風や水しぶきをあびせる立体効果によって一層臨場感を出すアトラクションが流行っていますが…せいぜい「あー、3Dもここまで綺麗に見えるようになってきたかー」ってのが通ぶった人(僕)の感想だったんですよ。

ハリポタはね、『ついにここまで来たか!!』って感覚です。動きと音と効果の連動感がこれまでの比じゃありません。ちょうど3D効果を使った初期の頃のアトラクション…例えばセサミストリート4Dやターミネーター辺りがそうなんだけど、行った際はそれらと比べてみるといいでしょう。マ・ジ・で!その途方もない進化の幅に驚愕するから!

その前に乗ったスパイディのアトラクションもかなり出来がよくて興奮したんですけど、ハリポタの興奮が全てを上書きしてしまいました。しかもハリポタは3Dメガネをかけずにあれだけの世界観を醸し出せるのだから、このままいけばもう数年先には遠隔擬似S○Xも十分可能だろうなぁ・・・ってぐらい、動きもビジュアルも進化してて大興奮です!!!これは本当にお薦めしたい。エヴァはまあ、…セサミストリートと同じ場所でやってるからな、うん。。

そうそう、進化と言えば帰りに道頓堀で串揚げ食べてったんですが…

Img01181

Img01182

ここ、そこそこ有名な老舗?らしいんですけど、今って串揚げもかっぱ寿司みたいに「レーン」で届けられるんですね・・・ 正直、初めこの店の前を通りがかった時に回転寿司屋かと思ってたんですが、後から探しながらここに辿り着いたときは驚きました。

P4050392

道頓堀に来るのは実に放浪以来8年ぶりくらいか。懐かしいぜ。

気付けば2日でたこ焼き屋を七軒ぐらい回ってました。そして、帰るなり腹痛を訴え寝込む娘。文字通り食い倒れたわけですか、お後がよろしいようで。

| | コメント (7)

2015年4月 5日 (日)

4/5  いざ大阪

最近一番驚いた事。

 妻 「ところでさー、あんたのブログのリンク先の○○って人さぁ~」
 俺 「あー、あの人はねー・・・」

 俺 「・・・・えっ?」

そんなわけで花見の予定が急遽USJに変更になっても驚きません。

Mv7_bor

| | コメント (6)

2014年10月 1日 (水)

10/1  大海物語inカンボジア その7

・最終日 

この日はカンボジア最終日。21時過ぎの便に乗る予定なので、そこまで出来る限り回る事に。夕陽の有名なスポットがあるのでそこも見れたら良いなという感じ。

本日もソッケアによる郊外ツアーです。

K225

A・K(初日の案内人)は結局最後まで現れなかった。警察沙汰に巻き込まれたと言ってたけど大丈夫かしら。

 「A・K?ああ、大丈夫だよ。連絡貰ってるし。ちなみに俺もA・Kも警察関係者だよ」
 「!!??」
 「首都(プノンペン)の方でやってたんだけどね、あっちはガチで治安悪いから気をつけなよ~」

これは昨夜のスナックで発覚した事なのだが、そういえばソッケアは大学も出ているらしいし英語もペラペーラ(これはこの国では超エリート)。加えて警察関係者って・・・。トゥクトゥクはバイトみたいなもんらしいけど、相当マトモな人に当たったんだなぁ。ヒキ強!

K224_2

この日の一発目は「バンテアイ・スレイ」という遺跡。ここは他の遺跡と材質が微妙に異なるらしく、またその保存状態の良さから観光客に大変人気があるそうな。東洋のモナリザなる目玉商品もあるらしく、それらのせいか写真の通りこれまでの遺跡とはまるで違う管理のされよう。

K228

なんでも紅色砂岩という石で建築された遺跡らしく、文字通り全体的に赤っぽい。

K227

天国の門に、

K226

地獄の門だって。何やら儀式めいた場所。

K229

 「熱っ…」

今日も快晴。肌が痛い。いい加減日差しが痛すぎて辛くなってきた。

バンテスアイスレイを出ると、そこからまた一時間程走り、名を忘れたが大きめの寺院へ。

K230

相変わらず遺跡と子供の相性は抜群やね。

K232_2  

この寺院、出口で子供が待ち構えていて嫌な予感はしたが…なんと、押し売りかと思いきやゲームをせがまれたではないか。

K233

種目はマルバツゲーム。

 (そうか、どっかの日本人観光客に教わったんだけど周りで出来るヤツがいないんだな^^)

そんな軽い気持ちでゲームをするが、このゲームは法則さえ知っていれば「絶対に負けない」のはご存知の方も多いでしょう。何度か無意識にそれをやってしまい、その都度もう1回!もう1回とせがまれているうちにふと、我に返り…わざと負けました。

 「やった!私の勝ち!さあ買って!」

途端にこれです^^;

どうやらこれはゲームに誘い込むタイプの新手の押し売りだったようですね。俺の方が勝ってるやん!と言っても聞く耳は持っちゃくれませんw

何かこう・・・純真が踏みにじられたようで苦笑いを禁じ得ません。

K234

近くのレストランで昼食。

K235

…した後、目の前にある「ニャックポアン」という遺跡へ向かいます。ここはこの旅ベスト3に入るぐらい印象的な場所でした。

K236

湖の中に一本道が通っており、ひたすら進む。

K237

景色がとても幻想的。僕は昔MTG(マジック・ザ・ギャザリング)というトレーディングカードゲームをやっていたのですが、そこに描かれた幻想的な「土地」カードを彷彿とさせるその風景…

K238

一本橋を進む。進む。

K240

進んだ先には「人口の島」があり… ってこれ、人口の島だったのか!?さしずめミニアンコールワットという感じかね。

K241

小さな島はドーナツのようにぽこんと穴が空いており、中央には祭壇?のようなものがぽつり。

K243

四方を森に囲まれて、なんかワンピースで森の中の祭壇のような場所が出てきた記憶があるのですが、ここを見た瞬間猛烈にその画が浮かんで来ました。

K245

お次は…ここも名前は忘れたが、とにかく大きな寺院。

K247

迷路のような巨大な遺跡ですが、ここの見所は何と言っても…

K248

 (・・・?)

この石柱の前で観光客達がやたら写真を撮っているのが気になり近づいたものの、これはそんなに珍しいものなのだろうか?

頭にはてなマークを浮かべながら周辺をうろちょろ周っていると、近くにいた男に声を掛けられた。何を言ってるかわからないが、こっちへ来いとジェスチャーしているようだ。

 「おお!!」

K249_2

なるほど、遺跡の隙間から漏れる光がちょうど石柱と重なり蝋燭の炎のように見えるのか。形からして明らかに計算して作られたものと思われるが、この時代にしてはかなり遊び心があるんじゃないの、これ??

 「どれ、写真を撮ってやろう」

周りで思い思いのポーズで写真を撮る観光客に倣い、お前も何か撮ってやるとカメラをぶん取っていく男。恐らく、それでチップを取っているのだろうと、そう思わせるだけの張り切りっぷりだが…

K250

K251

どう見ても映画泥棒です。本当にありがとうございました。

K252

自分の写真より彼を撮った方が明らかに面白いねw

K254

それにしても遺跡と緑と子供の相性の良さは何とかならんものか。見つけるとついつい写真を撮ってしまう。…今に捕まるかもしれん。

K257

巨大遺跡を見たのち、夕陽を見るために市内へ戻るとまだ時間があったためパブストリートのお土産通り?にて買い物。

K258

なんて言えばいいのか… テレビで見た築地の裏通りみたいな感じかな。もしくは秋葉原の電気街?所狭しと店子が並び、バケツや電球といった日用品から携帯に仏像まで何でも揃っている。

 「お。このテーブルクロス良さ気っすね」
 「本当だ。僕も買おうかな」
 「よし、ちょっと値段交渉してみますか」

目に付いたテーブルクロスを買う事にした。初め、向こうの言い値は25ドル。こんなの絶対ふっかけているのはバカでもわかる。

 「25ドル?バイバーイ!」
 「わかったわかった!もう一つ付けるから」
 「2個で25ドル?」
 「YES!」

案の定ちょろっとカマをかけると途端に半額になったが…?

 「う~ん…一個12ドルかぁ、それでも高い気がするなぁ」
 「よし!じゃあ一個8ドルでいいよ!」
 「2個買うから10ドルにしてよ」
 「…OK!旦那にゃ負けたぜ」

というわけで、初めは1個25ドルだったものが最終的に5ドルにまで値下げする事が出来ました。満足!

日本じゃ恥ずかしい感じもするけれど、海外じゃこういった交渉は当たり前。俺ぐらいの玄人になr

 「旦那!このテーブルクロス3ドルでどうだい!?」
 「・・・・!!」

隣の店に入ったら同じ商品を「3ドルでどうだ!?」と言われましたが後の祭り('A`)

どうも値引きは限界だと思った先の先ぐらいまで行けそうですが、金銭感覚が違いすぎるので適正価格まで見抜くってのはどだい僕らには難しい話なのかもしれませんね。

K259

16時。プノンバケンというサンセットツアーで一番人気の山へ到着。

この山、駐車場より20分ほど歩いて山頂に上り夕陽を見るのだが、歩かずに「象」に乗って山頂まで行く方法もある。お値段一人20ドルなので大変高いが、日頃象に乗れる機会なぞまず無いので体験してみる事に。

K260

小ぶりな象に見えたが近づくと流石にデカく、高台に上ってえいこらと乗り込む。

K261

運転手はムチと足で象を操るらしい。器用にも足で象の耳を引っ張り方向を正すようだ。揺れはかなり激しい。馬に乗ったことはないが、きっと動物全般こんな感じだろう。

 (騎乗位とはよく言ったものだ・・・)

K262

山頂は小高い丘のようになっており、そこにはプノン・バケン寺院という立派な遺跡が建っている。

そしてなんという贅沢!夕陽はこの遺跡の上で見るのだ。

K265

さあ、昨日はトンレサップ湖で見れなかったが果たして今日は夕陽を拝む事ができるでしょうか!?

K266

 「雲が厚いっすねぇ」
 「うーん・・・微妙かもしれん^^;」

文字通り暗雲立ち込める展開。すぐに動きそうで全く動く気配の無い雲。ジュウザじゃなくフドウがそこにいる。時間だけが刻々と過ぎ去っていきます。諦めて帰ってしまう人々も…

~三十分経過~

K267

 「お」
 「お!」

そしてそこからさらに三十分、延べ一時間ぼーっと待っていると…

K268

 「キター(゚∀゚)ー!」

時刻は17時55分。恐らくギリギリでしょう。粘った甲斐あって神々しいまでの夕陽を拝むことができました。

K269

あれだけ僕の肌を焼き尽くしたものと同じ太陽とは思えない、優しい優しい光が辺りを紅く染めます。日本で見ているのと同じ太陽のはずなのに、どうしてここまで感じ方が違うのか。

K4

遺跡と少女。
遺跡と樹木。

そして、遺跡と夕陽も相性がいい事をこの旅で知った。というか、遺跡の非日常感が全てを際立たせるのだろう。逆に相性の悪いものの方が少ないかもしれない。今の所隣の大陸の団体客ぐらいしか思い当たらないぐらいだ <`∀´>


さて、下山し後は夕食を食べて飛行機の時間を待つのみとなったのだが…、ホテルに預けてあった荷物を取りに行き、ついでにシャワーを貸してもらえないかと聞いてみる。無論チップは払うつもりで。

 「OK!まだ掃除してないから適当に使っていいわよ。お金はいいわ」
 「Thank you!なんだっけ?ザ・スパイシー ヴィラ??いいホテルだねぇ~」

Photo

露骨な宣伝乙だが、ここはまだ出来たばかりで値段が他に比べ安く、さらにオーナーが日本語を話せるのでシェムリアップに行く予定の方は是非一考してもいいと思う。初カンボジアという事で他と比べる事はかなわないが、僕個人の感想としては最高に快適なホテルでした!最終日に荷物を預かってもらったり、シャワーを貸してもらったのを見ても分かるとおり、小さな(?)ホテルなので融通も利きそうだしね。

K5

受付バイトの現役JD(女子大生)と記念写真!ウホッ。ナイスメガネっ娘!

K273

最後の晩餐はちょっと豪勢に。

遥か昔、アンコールワットで実際に行われていた儀式を再現したという演目を見つつバイキングという、観光客向けの高級ディナーへ。

K274

 (昔、子供の頃に熱海だか箱根だかでこんな感じの演劇を見た事があったけど、あの時はつまらなすぎて勝手に外へ出て迷子になって警察沙汰になったけなぁ… )

演劇系はあれ以来だけど、大人になるとやはりこういうのは面白く感じるのかもしれない。

最後なのでソッケアも誘ったのですが、ここは高いから悪いよ!とどこかへ行ってしまいました。思えば昨夜のキャバクラも割り勘でしたし、こう言っちゃなんですが…観光客を相手にする商売人ってこういうとき極限まで乗っかってくる印象があるんですが、さすがは警察官(元?)というだけあってソッケアは全く欲を感じさせぬ真摯な仕事っぷりでした。

 「こうして振り返ってみると恐ろしく真面目な人だったっすね」
 「ええ、最高の人に当たった・・・いや、A・Kに紹介して貰えた気がしますね」
 「そういやA・Kは結局最後まで会えなかったなぁ」

もしシェムリアップに行く機会があったらぜひ名前など覚えておくといいかもしれませんね。パブストリートでウロチョロしてるそうなので。

 「ところでゆーたさん」
 「はい?」
 「ソッケアへのチップいくらぐらいにします?」
 「そうっすねぇ。相当助けてもらいましたもんねぇ。契約料とは別に、奮発しちゃいましょうか。僕残ってるお金…そんな多くないけど必要な分以外全部あげちゃいますよ」
 「よし、それじゃあせっかくなんでサプライズっぽく渡しましょうか(゚∀゚)!!」
 「いいっすね!」 

K275

と言うわけで、最後に記念写真を1枚。そして、時間差で契約料を渡したのち、チップをかなり多めに渡すのですが…

 「・・・!あ、ありがとう^^」

なにか予期していたというか、僕らのやり方が下手なんでしょうね。思ったようなリアクションは見られずモヤモヤを残し(笑)、僕らはカンボジアを後にするのでありました(´;ω;`)

K276

 (グッバイカンボジア!今度は家族を連れてきたいぜ!)

帰りはベトナムはホーチミン空港を経由しての9時間弱のフライト。そして帰ったら引越し、同棲、そして結婚だ… 冗談のようだが、本当に結婚なのだ。ゆうたさんに延々不安を語っていると、あっという間に成田に到着。

 (まさかこの短期間でフィリピンにカンボジアと、二つも海外旅行に行くとはなぁ…)

そして結婚だ。人生には何度か特別な出会いがあると思うが、ゆうたさんは正しくそれだったのかもしれない。彼のひょんなメールがきっかけで、加速度的に人生が動いた気がする。いや、実際に動いた。海外に出た事が結婚に関係あるかと言われるとまるで関係ないようで、バタフライエフェクト…風が吹いて僕が結婚したのだ。

もっと言うと、メールが来たのだってこのブログをだらだら続けていた成果の一つとも言える。こうした行い全てが繋がっているのだとしたら、とても嬉しいし楽しいしワクワクする。これから先どんな出会いがあって何があるのかはわからないが…とりあえずは今に感謝しよう。

 Special Thanks ゆうたさん(仮)\(^o^) / ver2!!!


帰国したその足で、急いで娘へプレゼントを買いに行く。実は、カンボジア旅行中に娘の十歳の誕生日が来ていたのだ… もっと言うと、相手の両親に挨拶に行った次の日に海外へ遊びに行っている…

相手側の家からしたら、僕の頭上にはまだまだ分厚い雲が垂れ込めているに違いあるまい。プノンバケンの夕陽をもう一度!!

 ~fin~

| | コメント (16)

より以前の記事一覧