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2014年7月27日 (日)

7/27  過保護の重し

今週末より子供が夏休みに入った。何でも昨今の小学生の夏休みは七月二十日から八月三十一日までの一ヶ月半ではなく、七月中盤から八月下旬までの一ヶ月程しかないらしい。二学期は八月二十八日からなのだと。

今年はちょうど八月三十一日が日曜だしキリよくそこまで休みにすればいいのにと思うのだが、敢えて週のど真ん中から授業を再開する辺り並々ならぬ執念を感じる。

土曜日のいわゆる「半ドン」が無くなった代わりに大型連休を削って授業日数を取る必要があるそうなのだが、あまりにゆとりゆとりと騒がれた皺寄せがこの世代に来ているのだとすればご愁傷様としか言いようが無い。

子供もそうだが、先生方も大変だ。

それから学校生活もそうだが、子供同士の付き合い方もずいぶん変わったように見える。いや、正しくは子供の親同士かな?具体的にいうと恐ろしい程過保護になったというか、何かあった際の責任の押し付け合いが凄まじいので腫れ物に触るように扱わねばならないというか… とにかく面倒くさい。

例えば誰かの家に遊びに行くには親の承認が必要で、酷いところだと自転車で移動するのでさえも確認しなければならないようだ。市民プールに連れて行こうとなると親同士の確認が必要になってきて、なんでか知らないけど連れて行く側がへいこらしなければならない始末。

最近の子はキッズ携帯なる携帯電話を持たされている子も少なくなく、何かにつけて親に電話しては確認している。

昔、僕らの友達にも親がすごい過保護なヤツがいて、ヒステリックな程に電話がかかってきていた。彼が親からの着信音をドラクエのゾーマ戦のBGMにしていたので、今でもゾーマのBGMを聞くと当時を思い出して笑えてくる。その過保護の結果かどうかはわからないが、彼は大学生になりようやく親元から逃げ出せた途端にパチンコ屋に入り浸るようになり、中退して今だにフリーターをやりながらパチンコに精を出している。過保護すぎた事だけが原因とは言わないが、そういう親を見ると彼のケースを思い出さずにはいられない。

話を戻そう。ここらへんの感覚がどうしてもわからず、嫁と話した。すると「どこかに連れて行くにしても怪我をさせたらどうするんだ、それを思うと軽々しく車になんか乗せられない」という。

んなもん知らんがな!運が悪けりゃ歩いてたって車の方から突っ込んでくらぁな!と思っても口には出せない。・・・出したら嫁に呆れられた。同様の理由で他人の車には出来る限り乗せたくないそうな。ある子供の親が自転車に関してすごく五月蝿いので、昨日ついにその子と遊ぶ時は自転車禁止令が発令された。黙って乗りゃあいいのに、律儀に神の目を気にして守る子供達。

 (…ここは中世かよ)

モンスターペアレントだなんだが蔓延る昨今、常に顔色をうかがうというか牽制し合うような空気を感じる。僕はこの土地の親同士のコミュニティというものには途中参戦という形になるが、入り込めないし入りたくもないし理解しがたい壁を感じずにはいられない。

或いは僕が知らなかっただけで昔っからこんなものだったのだろうか?それとも、男社会で生きてきた僕が知らない「女の子」の世界が元々こんなんなのだろうか?

いずれにせよ、こんなヒステリックな環境で育てばそりゃちょっとした事で鬱病にもならぁな。

精神のタフさを鍛え、応用の利く柔軟さ、それからちょっぴりのズル賢さを育くむ場所はどこへ行ってしまったのだろう。

海にも山にもエロ本はもう落ちていない。

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2014年7月24日 (木)

7/24  そして、父になる?

特にこれと言った思惑なぞ無いのだが、海の日に入籍する事になった。というか、入籍しました。

 (本当、展開が早えなぁ…)

なんだかんだで結婚の意思表示をしてからまだ三ヶ月経っていない。

僕一人の問題だったら面倒くさがって多分来年ぐらいまで放っておいたろう。しかし、先日の顔合わせの際に婚約記念品の代わりとして両家の親より婚姻届の証人欄にサインを入れてもらい、それを以って婚約の証としたため、書いてもらった手前あまり間を置くのもどうかという話しになり、それなら…とカレンダーにダーツを投げてたまたま刺さった日に入籍しようという事になったわけで(半分冗談)。

僕としてはどれだけ足場を固められようが「まだ籍を入れていない」という状況が一つの免罪符のような感覚であったため(ここらへんがニート)、もう少しのらりくらりと引き伸ばしていきたかったのだが、しかしうまい逃げ口上も見付からずいよいよ年貢の納め時となってしまった。

 (これで名実共に夫であり父になるのか…)

この日をもって僕は本当に家族を持ったという事になる。これでいよいよ逃げられないし、よしんば逃げても漏れなく×印が付くキャンペーンに身を投じたわけだ。

 (恐ろしい事に未だにフワフワと現実味が無いんだよなぁ('A`)…)

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*役所の結婚記念用特設コーナーにて。なぜか嫁の兄の子供(右下)が一緒にいるのはご愛嬌


さて、海の日である二十日は一応大安吉日であったらしく、最寄の区役所には僕らの他にも17組も婚姻届が提出されたそうだ。これが多いのか少ないのかはわからないが、聞けばやはり届け出は大安に集中するらしい。

 (気持ちはわかるが…)

意図していなかったとはいえ結果的に同じ事をしておいて何だが、この時代この先進国に未だ大安だの仏滅だのそういうのを気にする風潮があるってのが凄い。友引とか赤口とか意味すらわからんし、科学的根拠のまるでないそれこそ「オカルト」のために現代社会の様々な行事が予定を合わせるってんだから信じられんよ… 

パチンコのオカルトなんてかわいいもんでさぁ。

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余談になるが、結婚のお祝いにと静岡県から「お茶と急須」の引換券を貰った。お茶という辺りが静岡らしいが、他県でも同じような事をしているのだろうか?

 (ふーん、こんな事してたのか)

普段やらない事をすると、普段知らない事、気にも留めなかった事に行き当たる。一人じゃないってだけで、普段やらない事だらけだ。

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2014年7月21日 (月)

7/21  大海物語inカンボジア その5

・3日目

抗生物質一気飲みが効いたのか、この日は朝から体調は悪くない。昨日は食べられなかったホテルの朝食を摂る事に。

 「でも…お高いんでしょう?」
 「それがなんとっ…、無料なんです!!」

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 「あらやだ。これが無料だなんて一日分損したわ」

カンボジアのコーヒーはドロッドロの砂のようで心なしか甘い。だがそれがいい。あとはメニューにトマトが入ってなかったら個人的には満点だったな。

 「いやー、それにしても楽しみですね、ラピュタ」
 「ええ、気付けてよかったですよ^^」

この日は本来なら前日回りきれなかったアンコールワット周辺の遺跡を隅々まで自転車を借りて廻ろう!というのが当初の予定であったが、昨夜ホテルの部屋に備え付けられているパンフレットを見ていたら気になる遺跡を発見して急遽予定変更。『ラピュタのモデルになった』と言われるベンメリア遺跡へいく事にした。

ここらへんの行き当たりバッタリ感が個人旅行の醍醐味であろう。ツアーの楽チンさも捨て難いけど、やっぱり僕はこっちの方がいいな。っていうかそんな有名な場所、カンボジア来る前に調べておけって話だけどさ…

ところでベンメリア遺跡はアンコールワット遺跡群から相当離れた場所にあるため、車かトゥクトゥクを一日チャーターしないと厳しいらしいとパンフレットには書いてある。

 「今A・Kに聞いてみたら、一日35ドルでいいよとの事です」
 「ほほう」

市内のアンコールワット周辺でトゥクトゥクをチャーターしたら18ドルだったから、倍額という事か。なるほど、相当遠いのだろうとわかる。ちなみに、ホテル経由で人を用意してもらうと75ドルらしいからアホくさい。

と言うわけで、昨夜のうちにA・K(トゥクトゥクのドライバー)と契約を結び出発の準備は整った。今日は10分ぐらい遅刻しても許してや…

 「ヘイ!俺の名前はソッケア。昨夜A・Kが警察のご厄介になって来れなくなったから頼まれて俺が来たぜ!」
 「・・・け、警察!??逮捕されたの??」

9時。キッチリ時間通りに待ち合わせ場所に現れたのはA・Kの代理を名乗る人だった。

 「あー、A・Kの客の外国人同士で殴り合いの喧嘩があったとか何とか聞いてるけど…」
 「へ、へー^^;」

確かに繁華街で客引きもやってりゃトラブルにも巻き込まれるだろうけどさぁ…よりによってこのタイミングでかい^^; しかし律儀に代えを寄越す辺りは見上げたものである。

 「ベンメリアまでどれくらいかかりますかね?」
 「うーん。二時間ぐらい?」

ここからひたすら風景。

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と言ってもトゥクトゥクなら何時間でも大丈夫。いつ乗っても気持ちいい。

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・・・と思ってたけど同じような風景が続くとさすがに飽きてくるな。

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それにしてもまあこのSOKKEAさん、標識もないのによくもまあスイスイと地図も見ずに行けるものだ。

 「あー、俺は郊外の遺跡案内をよくやるからね」
 「hmmm」

ソッケアはそう言ってたが、目印が何もない場所を何度も曲がっていく様は見ていて驚愕。国道一号線みたいな一本道があるなら話は別だが、片道二時間下道だけをナビなし標識なしで走り続けるなんて考えられん…

実はトゥクトゥクをチャーターする前に、自分らでバイクを借りて走れないかと調べてみたが、どうやら外国人は市内でバイクを借りることを禁止されているらしい。

結果としてはバイクをレンタル出来たとしても絶対道がわからなかったから良かったけれど、それとは別にして一度ぐらい颯爽とこの地を走ってみたかったなぁ。どうしてもというなら、首都のプノンペンならレンタルできるそうなのでそこから走ってこれるそうだが… 八時間ほどのドライブが必要だとか。

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一時間ぐらい走るとさすがにもう道路は整備されていない。

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しかし人はどこにでも住んでいて、学校らしき建物もたくさんある。下校中か、すれ違う子供達に手をふると凄い笑顔でみんな手を振り返してくれた。気分はちょっとシーナさん。ヤッホー!

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郊外へ行くにつれ風景も変わってきて、高床式住居??みたいなものが増えてきた。動物対策というより雨季の洪水対策かね?

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ほんっとーに周りに何もないところにポツンと聳え立つガソリンスタンド。右側に並べてあるビンにはLPガス燃料が入ってるのだそうだが、LGガスって液体にもなるんだね、知らなかった。

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さて、二時間のドライブの末ようやく賑やかになってきた。観光バスや広い駐車場、お土産屋が並ぶと遺跡の目印となるのだが、ここらへんは日本の観光地と大差ない。

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来ましたベンメリア遺跡入り口!!

やけに人が多いように見えるが、入り口に固まっている人々は現地ガイドの方。この遺跡はまだ比較的発見されてから新しく、足場も悪く道が複雑なので危険だからとガイドを雇うことをソッケアから強く勧められたが…

 (ま、どうにかなるでしょ)

初日の経験からあまり院内ガイドに良い印象を持っておらず、僕らは別段自分たちから声を掛ける事なく現地ガイドの方々を通り過ぎていく。ここで向こうから声を掛けてくるようなら値段交渉して雇おうかなと思っていたが、思惑に反し向こうからも特に声を掛けてくる事はなく…

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長い回廊跡?を本殿まで歩いていく。

 「オニーサン、ラピュタ?ラピュタ?」
 「?」

すると、程なくガイドの付いていない僕らを見て迫り来る影が…三つ。

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なんと現地の子供達である。

 「ラピュタ!コッチ、コッチ」

そうして、大通りを外れた森を指差し「ラピュタ、コッチ」と僕らに手招きする。森に子供にまるで本当にジブリの世界のようではないか。

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 「ラピュタって言ってますけどどこ連れてく気ですかね?あのまま真ッ過ぐ行けばベンメリア=ラピュタの遺跡のはずなんですけど」
 「もしや現地の人しか知らない秘密の場所があるとか(゚∀゚)!!」
 「うーん・・・」

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何やら浮かない顔のゆうたさんだが、状況に後押しされるように為すがまま付いていく。なんだかんだでこの非日常感はギリギリまで浸っていたくなる魅力があるわけで・・・ ここまで来るともうドキドキよりワクワクの方が大きくなっている。

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どんどんどんどん、森の奥へと…

 「×○△□!!!」

 「「キャー!!!」」

 (!!?)

ふと、前方より現れた現地人の大人が僕らの姿を見るなり怒鳴りつけてきた。途端に子供らは蜘蛛の子を散らすように来た道を戻る。

 (!???)

わけがわからず固まっている僕らに子供らが「ついて来て」と手を取り走る。走る。走る。走りながら段々状況が飲み込めてきた…

 「ゆうたさん…さっきの人、ガイドですよね?」
 「ええ、多分この子らはガイドの真似事しようとしてたんじゃないですかね」
 「で、現地ガイドに見付かって怒られた…と?」
 「恐らく。もしかしたらこうやって逃げるところまでが作戦なのかもしれませんw」

程なく森の入り口辺りまで走ると子供らは何やら言い訳がましくゴニャゴニャ捲くし立てる。何と言ってるかはわからないが、大体何を言いたいかはわかる。

 「ゆうたさん、一瞬でも楽しませて貰いましたし、チップあげましょうかw」
 「そうっすねw」

恐らくあのまま進めたとしてもラピュタ=ベンメリア遺跡の側面とかに行き着くだけであろう。それはそれでよし、見付かっても何だかんだ言ってチップをせびる。子供達なりに上手いことやろうと考えた作戦なのだろう。

というか、「ラピュタ」という固有名詞を使っている時点で薄々感づいてはいたのだが何だか憎めなかった。ファンタジー色が余りにも強すぎて…

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と、言うわけで演出料としてチップをあげると満面の笑み…は一瞬の事で、このあと仲間内で壮絶な取り合いが始まる。分ける、という事はしないのか?あまり仲は良く無いのかもしれないw

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気を取り直して大通りに戻る…と、すぐさまいい感じの瓦礫の山が!おお…なんかもうこれだけでラピュタっぽい気がしてきた。

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ううむ…期待させるぜこんちくしょう。

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結局遺跡のまん前まで来てもガイドが捕まらなかったが、それもまた一局。気にせず進みましょうかね。

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 「おー、これ、なんかパズーがラピュタ城外壁に取り付いてるときの場面そっくりですやん!」
 「んー??」
 「ほら、こんな感じで」

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 「HAHAHA!」
 「「!!??」

入ってすぐのところで遊んでいたら突然現地人らしき人が笑いながらフレンドリーに近づいてくる。そうして、こっちへ来てごらん?などと言って勝手に前を歩き始めた。

 「・・・なんかこのパターン、憶えがあるんですけど」
 「奇遇ですな」

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もしかしなくても、お馴染みカンボジア名物遺跡内押し売りガイドだったんだけど、ガイドは別にいいとして、この人達には一言確認を取ろうという文化は無いのだろうか?なし崩し的に案内して好意を盾にチップを求めるってのはどうしても好きになれないな…

しかしまあ、ここベンメリア遺跡は聞いていた通りだだっ広く、おまけに瓦礫の山で道無き道を往くためこの人がいてくれて助かったのは間違いない。これから行こうと考えてる方は無難に入り口でガイドを雇いましょう。値段は応相談だけど、恐らく金額以上の価値は感じられると思います。

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一応順路?なのか、舗装された通路もあるが、ガイドさんはその道は通らない。恐らく撮影スポットはそういう場所にしかないのだろうが、しかし自分たちで行こうと思ってもなかなか厳しいと思うぐらい目印のない道を進む。彼がいないとこんなところを通ろうという発想にはならなかったと思う。

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登ったり…

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ぶらさがったり…

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また登ったり…


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いやー、しかし本当遺跡と緑って映えるなぁ。

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ここベンメリア遺跡には中庭のような空間があり、この庭は大雨が降ると水が溜まる構造になっているらしい。もしかしたら庭ではなく、初めは水が張っていたのかも…。ここに水が張る…その光景は大変神秘的なものになるであろう事は想像に難くはない。ただし、雨季は現地人以外の立ち入りが禁じられているそうなので生で見れるようになるのはまだまだ先の事だろうね…

遺跡の「整備」というものを考えさせられる。

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中央部にある巨大な建物。階段で側壁に上り見下ろすような形になるがここは必見!個人的にはラピュタというよりゼルダの伝説だなぁ…

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マスターソードがあった方が自然な気さえしてくる。

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うーん…本当にすばら

 「试着看不rapyuta?」
 「啊,正是你是shita啦」
 「正是你最高地pazu」
 「「wwwwww」」

 (・・・・ッ!!)

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そういう場所の雰囲気をぶち壊しにするのはいつだって「かの国」の方々。ほんっとーに観光地に生息してるんじゃないかってぐらいどこにでもいて、基本団体行動ばかりなので声もでかいし態度もでかいし… 本当勘弁してくれ('A`)厳かな雰囲気が一瞬で台無しだべ。

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さて、まだまだベンメリアの写真を貼りたいところだが後は行ってからのお楽しみという事で!個人的にはここベンメリア遺跡はアンコールワットよりも満足度は高かったし、僕の行った場所の中で1.2を争うベストスポットになりそうです。もののけ姫の森のモデルとなった白谷雲水峡といい、やはりジブリスポットは雰囲気点が高いよなぁ… 最高にオススメします!

 「いやぁ、なんだかんだでこの人いてくれて助かりましたね」
 「ほんとう、そうっすね」

ガイドの方にお別れをする。事前に調べた他の旅行者のブログなどを見た感じ、ガイド料の相場は2ドルから3ドル程度と書いてあったので、二人で5ドルを渡す…と、

 「実は俺は出稼ぎに来ていてな、家族を遠くに残して~~略~~だから、一人10ドルずつくれないか?」

さらっとガイドの人はこんな事を言いやがる。勝手に案内してガイド契約も結んでいなくて、あくまでこれは「チップ」なのだが、よくもまあここまで強気に出れるものだぜ… こういうときにそれらしい身の上話を語るのは、やはりどこの国でも同じなんだね。にしてもこの国にいると「チップ」の定義がわからなくなる。チップってこんなあからさまに要求するものだっけ??

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帰り間際、日本人の集団とすれ違ったが、「例の子供達」がしっかり彼らに張り付いているのを見て僕らは満足げに頷いた。

 to be continued →

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2014年7月17日 (木)

7/17  たったひとつの冴えた止め方

先日あんな偉そうに語っておきながら、舌の根も乾かぬ内にパチ屋に行ってしまう自分もどうかと思うが(駄目)人間だもの…

 (うむ、毎日家にいたら気が滅入ってしまうからな(`・ω・´)うむ!)

こんなわけのわからぬ論理を振りかざし、嫁を説き伏せ久々にパチ屋へ足を運んでみた。

実はこの日は僕が昔静岡にいた頃に通っていたホールの月イチイベントの日で、それはそれは盛況だった当時を思い出したらいてもたってもいられなくなったわけで… それとなくY君に聞いてみると未だに旧イベント日としてその日は強いよとの事。

 “どうせ暇してるならこういう日ぐらい行った方が得なんじゃないか?”

 (いや、しかし・・・それでは元の木阿弥)

 “ばか、そんなに難しく考えるなって。それにほら…いよいよどうしようもなくなったときの最後の手段の確認は必要じゃないか” 

 (なるほど、確かにそれは一理あるな)

悪魔の囁きに耳を貸したが最後、またぞろ悪い虫が騒ぎ出した。ウム。「最後の手段」を確認しておくのも必要だもんな!いざとなって刀が錆びてましたじゃお話にならないし^^

・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・

・・・


 (おうおうおう!)

前日から登録した件の店のメールを見た感じ、別段何かを煽る文体ではなかった事が不安だったが、当日の朝店の前まで行くとその心配は杞憂だったことを知る。

さすがに当時より人は減ってはいるものの、相変わらず軍団やらそれっぽい兄ちゃんらがダルそうに並んでいるではないか!

 (うひょー、テンション上がるぜ(゚∀゚)!)

先月の旧月イチイベ日はそれなりに盛況だったというY君の情報にプラスして、このプー達の並びは正直心強い。相変わらず信頼度のパロメーターとしてだけは軍団にも利用価値がある。一応、今日は信頼がおける日なのだろうな。

…とは言え、いくらイベントに信頼が持てそうと言えど適当に座ってどうにかなるとも思えないし、特に最近の台は触るだけで大怪我をしかねない。とりあえずきゃつらの動きを見て、釘を見て、リセットを見つつ、という感じで慎重に動くかね(`・ω・´)

 (ああ・・この感じ、久しぶりだ)

なんというか、久々にワクワクしている自分がいた。

 (・・・・ふむ)

開店後、先頭集団達はてっきりバジ2やジャグにでも走ると思っていたがなぜか蒼天2と鉄拳3の新台コーナーへ。両台ともにそうとうキツイと聞いているんだけど、設定狙いはどうなんだろうか?メールを見た感じそれらしい示唆は無かったし… ああ、そういえば昔はこのお店、札などで朝一から高設定コーナーを告知していたが、、、今はそんな事もないようだしなぁ。

っていうか先頭集団、よく見るとただの大学生の集団にも見えてきた。本当にそれっぽいのはジャグやらモンハンやら絆やら、散らばっている。・・・だよね。

 (・・・お)

傾向も対策もわからぬまま、とりあえず吉宗にアイコン「姫」があったからホットレモンを投げ入れた。かなり最後尾で入場したのにこんな台が取れるとはラッキーだ。それっぽい人達を見るとカニ歩きでガックンチェックらしき事をしているし、以前はそんな事も無かったが今は変更判別が効くのかもしれない。

 (よし、方針は決まった!)

釘が微塵も開けられてないのが不安だが、まずは吉宗から。


<ピュイ~ヒョロロロロロ♪

 (!!??)

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50ゲーム過ぎから始まった前兆、高確率ゾーンに入った瞬間動悸が高まる鷹の声。自身二度目となるまさかの鷹狩りで死ぬほどびっくりしたけど、別にそこまでビビる恩恵もないまま300枚出ておしまい。

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 (そういや最後に打ったときもフリーズ引いて480枚で終わったんだよなぁこの産廃…)

まあいい。しぞーかは現在換金率が5.5枚になっているので早い当たりで持ち玉になってくれたのは嬉しい。さあ、動くぞ!

お次はモンキー前日135ゲームやめ。本日ノーボーナス380ゲーム!!ひゃほう!リセットかけてたらお宝じゃないか!

→安定のリセット天井超え、最深部手前での乗せなし単発 ('A`)

モンハン前日220。本日ノーボナ480!  

→宵越し天井超えてリセット最深部 ('A`)なんでや…


ここで一旦周りを見渡すと、もう設定狙いで打てそうな台…というか、座る根拠のある台がなくなっていて…いや、モンハンはリセットが掛かっていたけどさすがにリセット=高設定というわけでもあるまい。バジ絆なんかも、適当な履歴で捨てられてて今から耕すのはちょっとなぁ…

ジャグはそれっぽい台がすでに出始めていて、そこには軍団っぽいのが鬼のようにダルそうな形相で回してて退く気配はない。過去の傾向からここは確実に設定が入ってるとは思うけど、今さら適当に座るのはキツい。

化物語や銭型なんかはまだ朝一台があるけど、換金ギャップがある中でここらへんの台を…さらに設定が入ってるかどうかもわからない台を耕すってのは無理があるんだよなぁ。設定が入っているとわかっていても耕すのはちょっと遠慮したいぐらいだし…

こうしてみると、今って本当に設定狙いに無理があるというのがよくわかる。掴むまでのリスクと掴んでからのリターンがまるで見合っていない。じゃあハイエナかと言われると、ここしぞ~かは換金ギャップがある上、最プレイも一日400枚上限というところがほとんどなのでこれも相当厳しいだろう。

 (やっぱ等価で設定も入ってた神奈川・東京って別格だったんだな…)

この後、物はついでと色んなホールを見て回ったけど見れば見るほど食欲が失せる感じで… 道中何台か拾って打ってみるも、5.5枚という換金率が重く重く圧し掛かる。かと言っておいしい台が落ちているかと言えばそんな事も全くなく、どうしてこのような劣悪な環境で生きていく事を選んだのだという、世界各国の厳しい気候の中で生活する人々に投げかけるような疑問ばかりがいつしか頭を支配する。

家に帰る頃には朝のワクワクなどどこかへ吹き飛んでいた。

 (この時代、この地で打つのは無理がある!)

設定は入らない、狙えない。ハイエナは事故待ちで投資が膨らみがちな昨今、低換金は相性が悪すぎる。釘はほとんど開かない。そのくせ貯玉も使えない。

まるで地獄絵図じゃないか。今の台と低換金率がこれほど極悪な組み合わせになるとは思いもよらなかった。それでもやってやれない事は無いだろうけど、ガソリン代も高いし、移動やらなんやらで時給換算したら酷い事になるんだろうな… 今静岡で納得行く内容積めてるヤツはすげぇよ。

 (百聞は一見に如かず。キマらない薬の中毒になるやつはいない…か。)

僕をそそのかしていた悪い虫はすっかり縮み上がり、翌日からさっさとハローワークへ行けと囁く。嫁は早くわたしんち(実家が自営)に入れと喚く。Y君は雀荘へ行こうと誘う。いいよ。

結果オーライ、怪我の功名というわけではないが、この日ホールへ行ってしまった自分の意思の弱さを嘆くと共に、ホールへ行ってしまった自分の迂闊さも褒めてやりたい。どこかでまだ期待している部分があったパチンコという幻想が、音を立てて崩れていく。「行かなきゃ損」という気持ちが大分薄れたのは収穫である。

この調子で雀荘も出禁になれば、真人間まであと一歩だ!

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2014年7月13日 (日)

7/13  タプリ疑惑

娘がコンビニで全く知らない男性の腕を取っておねだりしていた。

 (え?誰よ・・・??まさか本当の父親!?)

なんて驚きながら見守っていると、どうやら僕と間違えていたらしい。世が世なら勘違いされて通報なんて事にもなりかねないが、本当の驚きはその後で、悪びれずに今度は僕におねだりをしてくる娘が聞き慣れない…いや、聞きなれすぎて逆に聞き慣れないあの単語を発するではないか。

 「ね~うみ~、たぷたぷ~!たぷたぷ~」
 「!?」

僕は人のアゴを触ってタプタプするのが大好きで、年中弟や嫁や娘からウザがられ続けている。しかし遂にその刷り込みにも似た教育が実り、自らタプタプを志願してくる日が来たのかと涙を隠せずにいると…

 「たぷたぷ欲しい!買って」
 「ん?」

そうして手渡された『商品』を見て死ぬほど驚いた。

Eraikoccha

その商品がこれ。

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 (な!?・・・な!?)

なんじゃこりゃぁああああ!!!

ワシのタプ公がパクられたぁーーー!!
戦争じゃああああああ!!!

と、本当に一瞬だけ思ってしまいましたがまあ…こんなの誰でも思いつくモチーフですもんね。逆にようやく出てきたかって感じで…

一応2012年にこのパンダのたぷたぷの企画が発表されているとの事らしいが、僕は2005年ぐらいにはもう今は亡きHP上で「タプ公」を発表しているし、ブログにも20011年ぐらいにはちゃんと登場しているので後々パクリと言われる所以はどこにも無いのが救いだ。…もし万が一いつか叩かれる事があったら是非そう擁護して欲しい^^

しかしこのタプタプ野郎、調べるとアニメとか色々あるらしく僕の夢である「タプ公低反発クッション」をすでに実現しているではないか。許せんな、訴えてやりたい。

少し前に触れた「LINE」のスタンプ、結局絵を書いてくれる人がいないので自分で試行錯誤しながら作っているのだが、完成した暁にパクリと言われるのではないかとびくびくする日々。

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僕に絵心があればもう少し早く完成してるんだけどね… 

フォトショにイラレにGIMP…果ては実際に絵を書いてスキャナーで取り込むなど、スタンプを作るやり方は色々あるそうだけど、今の所「クリップスタジオ」という漫画を描くソフト?がしっくり来てそれで書いている。

上記の落書きはペンタブに慣れていない時に試しに描いてみたもので、このクオリティなら販売はやめた方が自分のためだと諦めかけていたが、毎日少しずつ練習していたら少しは見られるものが描ける様になってきた(と思いたい)。
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目的は売れる事ではないしね。

なんか初動はよかったスタンプ販売稼業も今は飽和状態で一段落ついた感じらしく、よほど何か飛びぬけてる部分があったり運があったりしないと厳しいそうだけれど、とりあえず販売まではこぎつけてみたいと思っています。

描いてみるとわかるけど、イラスト42点って凄まじい時間と労力を使う… 気軽に人に頼もうとしていたが、ずいぶんと舐めていたもんだ^^;やってみなきゃわからない事だらけだね。何の役に立つかわからんがいい経験だ。

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2014年7月10日 (木)

7/10  友は訳すとスケープゴート

上京してからあまり登場しなくなったけれど、僕には魚君のほかにY君という鬼が嫁の腐れ友達がいて、何を隠そう彼は僕らに余興のトラウマを植え付けた張本人。

 (ようやく仕返しが出来るぜ…)

まだ結婚式をどうするかは決めていないものの、とりあえず余興のオファーだけはしておかねばと結婚報告も兼ねて飲みに行く事にした。大都会しぞーかに十九時に待ち合わせ。

 「わりー。マクロスで超なんとかボーナス引いたから閉店まで待って☆」
 「多分三十分ぐらいで終わるよ、それ」

連絡してから二週間後に返事が来て、当日も待ち合わせ時刻に遅れてくる辺りは相変わらずである。

とは言え、Y君は結婚して既に八年目に突入している大黒柱の大先輩。よくもまあこんなチャランポランでやっていけるもんだと不思議に思いつつ、しかし八年間立派に家庭を守り続けてきた男として見れば、その所業は誰に恥じる事ない素晴らしいものである。

 「今ならおまえの苦労が少しはわかる気がするよ…」
 「働いてから言えや(´・ω・`)」

立場が変わると見える景色も変わってくる。彼の事をこんな風に思うのは初めてだけど、心の底から立派だと思う。こんな日が来るとは思ってもいなかった。

結局、この日はフリーズから4000枚出たという二時間遅れでやってきたY君の奢りで豪遊し、家に帰れたのは深夜4時… 平日だったし子供も学校があるしで、なるべくなら日が変わる前に帰りたかったけど・・・

 「開始が遅かったし…ねえ^^;」
 「ソウデスネ」
 「え・・・そのっ・・・」

当然、翌朝嫁が冷たい。

そういえば、風の噂で僕や魚君がY君の嫁からよく思われていないと聞いた事がある。理由は僕らがY君をしょっちゅう悪い遊びに誘うからだそうで…

これ、前にも書いた事があるけどY君が勝手に僕らの名前を使っているだけである。

 (なるほど、こういう積み重ねなのだな)

今後はこれまで以上にY君との付き合いが深まりそうだ。せいぜい溜まったツケを返してもらうとしよう。

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2014年7月 8日 (火)

7/8  思っていたより…

引っ越して一ヶ月が経とうとした先日の事、「両家の顔合わせ」なる伝統儀式がしぞーかの一角でひっそりと執り行われた。

顔合わせと言えば堅っ苦しいイメージがあるが、お互い既に親の同意は得られていて挨拶も済んでいて、偶に実家に遊びに行くぐらいなので気は楽なものである。言ってみれば内定を貰っているようなものだ。実際は親睦を深めるために食事会でもしましょう、という軽い空気である。

また、お互い親が職人のためスーツなどはよしてラフな格好にしようといったのもその空気に一層拍車を掛ける。

僕は完全に楽観視していた。なぜあそこまで気を抜いていられたかわからない程楽観視していた。

顔合わせの日取りは一ヶ月前にはもう決まっていたのに、それまで一度もグーグル先生に「顔合わせ」についてお伺いを立てなかったぐらいだもの…

Eraikoccha

だから前日、ふと…何の気なしに検索した「顔合わせ」の結果を見て度肝を抜かれた。

 「婚約記念品!?」

見れば僕が思っていた数倍の検索結果の幅。至る所で踊る「結納代わり」の文字。

 (ちょっと待て…結納ってアレだろ?ほら…あの、狐の嫁入りみたいな一大イベント!?)

よく知らないのだが、確か結納ってすごく由緒正しい儀式だった気がする。小説でしか読んだ事が無いが、箪笥だの鏡台だの高価な嫁入り道具を贈ったり贈られたり…?

 (「あの」結納の代わり??)

僕がそう感じたとおり、現代では結納のその「堅苦しさ」が若い世代、また、その両親共に時代では無いのだろう…敬遠され、出来るだけフランクに事を進めようとした結果「顔合わせ」が結納代わりに行われることが増えているらしい。

ご多聞に漏れず「結納」なんてまるで頭に無かった僕らも、必然的にこの方式を取る事になるのだろう。

そして結納と言えば「将来的な結婚すなわち婚約の成立を確約する意味で品物などを取り交わすこと。また、そのための儀式及びその品物」を指す。つまり、結納代わりに顔合わせをする以上、婚約の証として品物を贈るべきだというのが現代の考え方、主流なのだそうで…

その「品物」とは何を隠そう「婚約指輪」に他ならない!一説によれば婚約記念品の基本相場は30万~40万だそうで…

 (思っていたよりずっと…初顔合わせというのは重要なイベントなのか??)

調べれば調べる程焦りが増す。

 (なんだ司会進行って??なんだ新郎が場を仕切るって??そもそも仕切るだけのプログラムがあるのか??)

事ここに至りようやく僕は知る。

 (あ・・・これ、結構大きなイベントだ)


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…というか、どうして乾杯の「挨拶」にすら頭が回らなかったのかと自らに問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。

でも今はそんな時間が無いから挨拶の口上をカンペに書き込む方が先。

婚約指輪は…あるわけがない。職も無い。甲斐性も無い。

 (よくこいつ俺と結婚しようと思うな…)

どっしり構える嫁を見る。…ってそうだ、嫁!嫁はこの事実を知っていたのだろうか??
  
 「知ってたよ。アンタが何も言わないから放っておいた」
 「…ひどいっ><」
 「前日の夜まで一切調べない方が酷いでしょ^^+」
 「…で、どうしよう?」
 「こんなのなるようになるんだから大丈夫しょ。っていうかウチの親も気にしないどころかそんなしきたり知らないと思うし」
 「そんなもんかなぁ?」

そんなもんだった。

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2014年7月 4日 (金)

7/4  大海物語inカンボジア その4

・二日目 その3

名も知らぬ寺院を出て、お次はタプロームという遺跡へ。この遺跡は森の中にあるため、トゥクトゥクで入り口近くまで行きそこから少し歩きます。

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遺跡までは一本道なのですが、道中は現地の人々が色々やっていて、この人達は木に生った実を「パチンコ(良い方)」で取ろうとしているのだとか…

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昼食のパイナップル。こういう場所だと水分が豊富な果物が本当にありがたい。疲れすぎて食欲は無かったけどおやつ感覚でほいほいイケた。ほぼまるまる一個分で1ドルしないんだから安いよなー。

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タプローム寺院。見た目はまあ、普通…っていうのもナンだけど、どうしてもアンコールワットやバイヨン寺院みたいな巨大遺跡と比べるとその他の遺跡はインパクトに欠けてしまう。

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…と思いきや!!あった、インパクト。

ここタプローム寺院は森の奥深くに位置していた事もあり、樹木が遺跡の中にまで入り込んでとても神秘的な印象を受ける場所だ。

遺跡と樹木というのは相性がいいのか、とても映える。これを見て僕の脳裏に最初に浮かんだ情景は「ゼルダの伝説」だったが、一般的にはやはりラピュタなんだろう。後にそのラピュタのモデルとなったとされる遺跡にもいく事になるが、これらの作品の影響で僕が今この光景にしっくりきているのか、はたまたこれらの光景が美しいからこそゼルダやラピュタの絵が脳裏に刻みこまれているのか… ふと、そんな事を考える。

 (鶏が先か卵が先かのような話だな)

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この寺院は撮影スポットとしても人気だそうだ。インパクトに欠けるとか言ってごめんよ。

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せっかくなので1枚撮ってもらう。・・・って、おぉ!同じ場所なのに全然迫力がちがうな。さすがはプロのカメラマン(一緒に行ってるゆうたさんは一応カメラの仕事をしている人です)。

それにしてもこの巨木、どことなく屋久島の縄文杉を髣髴とさせるね。

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同じポーズで。しかしこの写真2007年だもんなぁ… まるで成長していない・・・と言いたいとこだが、一応海外に行けてるし何より帰れば待ってる人がいる状態だもんね。成長したかどうかはともかく、動いてはいるんだよなー。。

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さてお次は… バンテアイ・クディ寺院。

 (う~ん…)

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申し訳ないが、今度という今度こそインパクトに欠けるような…遺跡慣れという言葉がチラと脳裏を過ぎったが、贅沢なものだ。

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掃除?ボランティアのおばちゃん達の緑色の服ばかりが記憶に残る。

後にカンボジア旅行中はこの緑の集団の神出鬼没さに度々驚かされる事になる。行く先々で、遺跡でも街でもただの林道でも場所も問わずに見かけた事から彼女らはボランティアでは無く国の政策として行われている清掃のために雇われた業者なのだろう。

ゴミ拾いから草刈りまでこなすこの緑の組織を見ていると、カンボジアという国が清潔さにどれだけ気を配っているかがよくわかる。

気付けば時刻は16時前。この日の遺跡巡りはここまでとして、街へと戻ります。

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途中で両替所へ。先ほどおばあちゃんから死守した一万円をドルに両替すると92ドルに(1ドル108.69円計算)。

ちなみにここまで触れてきませんでしたが、このカンボジアには「リエル」という自国通貨が存在します。しかしながら為替レートが高い事と(1ドル=4000リエルぐらい)、国外ではほぼ無価値のため貨幣としての信頼度が低い事、二つの理由からあまり歓迎されません。

そのため買い物はほぼUSドルを使う事になるのですが、1ドル以下のお釣り等、細かい計算にのみリエルが使用されます(ドルはあるけどセントは無いため)。中にはリエルで支払おうとすると拒否される店もあるぐらいです。

現地の人々が何とかしてリエルを処分しようと2ドルのお釣りのところをわざと8000リエルで返そうとされた事もありましたが、自国通貨がこれほど信用されていない文化というのは日本では考えられませんね。

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シェムリアップで一番大きい(?)スーパーである、ラッキーモール。日本語で「ラッキースーパーマーケット」と書かれているが、なにか間抜けな印象を受ける。

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夕飯はパブストリート近くのナイトマーケットと呼ばれる夜店市の中にある屋台村?へ。ここは文字通り昼は開いておらず夜になるとぞろぞろ面倒くさそうに店が開く。

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主に観光客向けなのだろう。お土産屋さんと屋台が並び、中には日本人が経営する日本食の屋台もあった。名前の通りのいかがわしい通りは道路を挟んで向こう側。二日前に婚約者の親に挨拶に行ってきたばかりなので自重。

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こっちはご飯がうまい…と言うか、僕には合う。中でもAngkorビールと空芯菜の炒め物はとても気に入った。

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帰り道は突然の大雨。…って言っても、一応時期としては雨季に入る頃だったのでこの日一日しか雨に見舞われなかったのはラッキーとも言える。

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慌ててトゥクトゥクを拾ったら幌がついていた。なるほど、雨の日はこうやって使うのか。

 「アートセンター、OK?」
 「yeah!!3$で行くよ」 (英語です)
 「2$で!」
 「・・・・OK」

で、このトゥクトゥクのおっちゃんにホテル傍の「アートセンター=美術館」まで2$で乗せていって貰う様に交渉したのだが、ここから悲劇が…

 「おう!ここらでいいか?」 (英語で)
 「?」

やけに長いなと感じつつ、気付けば見知らぬ場所で止まるトゥクトゥク。

 「ここはどこ?」
 「は?ここがアートセンターだ。アートセンターマーケット!」
 「いやいやw」

何か、お互い思い描いていた場所が違うらしい。運転手の彼が言うにはここは「アートセンターマーケット」という大通り。対して僕らが言っているのは美術館そのもの。真逆の方向へと走ってきてしまったようで。

 「ここじゃないよ、アート・センターだ」
 「だからここがアートセンターだぜ?」
 「いやいや、マーケットなんて言ってねーだろ」
 「でもアートセンターと言ったら普通はここなんだ!」
 「そんな事言われても困る。引き返してくれ」
 「…チッ。わかったよ。でもここが一般的にはアートセンターだからな!!」

激しい口論の末、渋々運転手も引き返すのですが、信号待ちなどで止まる度に「あそこがアートセンターだ」と何度も何度もこちらに向かって叫んできて…勘違いさせた僕らにも責任が無かったとは言えませんが、それにしても何度も何度も

 「あれが、アート・センターだ!覚えとけ」

と言われてる内に腹が立って来たのも事実。

 「悪かったから一応3ドル渡しておきましょう」
 「そうですね」

しかしまあ、長い距離を走らせてしまった負い目もあるし、お詫びの意も込め到着後2$のところを3$払ったのですが、

 「NO!4doller!」
 「!!??」

なんと運転手はさらによこせと4$を要求してきました。普通パブストリートからホテルまで、2$が相場だというのに… 一応こちらも悪いと思って3$出したらこの対応。

 「fuck'n!!調子乗んな!そういう態度ならこっちだって言い値の2$しか払わねーからな!!」

先ほどまでの苛立ちも手伝い、ここでプッツン。結局怒って2$を握らせて「Go home!」と僕らはその場を去るのですが、すると怒声が聞こえて振り向けば渡した2$をびりびりに引き裂く運転手の姿が…

 「テメーらみたいなクソ野郎から貰った金なんて誰がいるか!!」

ゆうたさん曰く、怒声の内容はそのようなものだったそうです。


さて、この騒動どちらが悪いのでしょう。どちらにも責任があるような気がしないでもないですし、1$上乗せさせた対応が手前味噌ながら落としどころだったように思っていますが… それにしても、この騒動を見て「たった1$ぐらいくれてやればいいじゃん?100円ちょいなんだし…」と思う方もいるかもしれません。

 (そうなのだ。これが謎なのだ)

外国ではちょっとしたトラブルで何が出てくるかわかりませんし、たった100円で危険を回避できるのならばしない方が阿呆だと今なら僕だってそう思います。

しかしながら不思議なもので、たった1$とはいえ向こうでの1$はこちらの100円とはどうしても思えず…これはパチ屋の中で1000円札が紙切れになるのと似ています。

さらに言えば、例えばこれが109$のものを110$にしてくれと言われたらまあいいかとなりますが、2$を3$にしろと言われると激しい拒否反応が起きて…

これは後にストリートチルドレンなどにお土産を押し売りされる場面でも思う事なのですが、何なのでしょうねこの現象。単なるケチとも言えそうだし、状況による価値観の変化という心理学的に何か名前の付いていそうな現象。


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なんにせよ、少々後味悪く二日目が終わるのでありました。

 to be continued → 

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2014年7月 1日 (火)

7/1  穴があったら入ってほしい

うちでは現在ハムスターを飼っているのだけれど、僕は正直なところペットを飼うという事に肯定的ではない。

例えばそれが狩猟用の犬だったり盲導犬だったりと、『人が生きて行く上で必要なパートナー』として対等の付き合いをするためならば何も言わないが、愛玩動物などというただただ飼い主の満足のためだけに生き物を飼うなど一体何様のつもりだといういつもの面倒くさい思想からそう思うのだ。

そもそも「愛玩動物」などという呼び方からして許せないが、そういう言葉の響きを快く思わない人が存外多かったらしく、一昔前から「伴侶動物」という言葉も使われているらしい。

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しかしイザ使われてみても言葉を変えただけじゃねーか!!1!と思ったわけで、やっぱり僕は生き物を飼うという事に対し根本からしていい気はしないようだ。

よくペットを飼う事に対し「子供の情操教育になる」と言う人がいるが、それこそ正しく何様のつもりだという気持ちでいっぱいである。死を教えてくれる、いのちを愛でるなど、どれだけ上から目線なのだ。そこにどれだけ愛があろうが無かろうが、人間様の一方的な解釈にすぎないだろうぜ。

 (・・・と、思うのだけどね(´・ω・`))

小さい頃から籠の中で窮屈そうにしている動物達を見ると悲しくなって仕方が無い。せめて飼うなら広大な庭で思う存分…などと思ってしまうわけで。だから僕自身昆虫から魚まで、生き物を飼った事は一度も無いが、しかし現実に動物に心を救われている人もいるわけでそういう精神的支えのような部分は否定できない。だからこれはあくまでも僕の思想であって、他人に一切強要はしないが…

 (さて、)

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現実に今うちにはハムスターがいる。矛盾しているようだがハムスターがいる。嫁と娘の間に同居する前からの約束があったそうなので、僕の偏った思想を押し付けるわけにもいかず約束を守るという事も大切なので飼う事にしたが… 

しかしまあ、それならそれでうちに来た以上は最大限責任持って面倒見ようと、僕は最近ハムスターの事ばかり考えている。仕事?んなもんどうでもいい!

 (ふむ・・・ハムは本来地下に巣を作るのか)

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というわけで、巣箱を作ってみた。

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市販の地下型巣箱というものがあるようだが、今のケージ(飼育小屋)だと使えない形状なので自作。一旦二階に上がってから穴を掘るというスタイルにせざるを得なかったがこれはハム的にはどうなんだろうか?一方的な愛の押し付けとは正しくこの事だろうよ('A`)

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んで、ハムは「自ら掘った穴だからこそ安心して巣穴として認める」とも書いてあったため、儀式として初めに一度穴を塞いで自分で掘らせるのだそうだ。なるほどねぇ…

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セット完了。はやく穴を見つけてくれるといいね。じゃなきゃただでさえ狭い飼育小屋がもっと狭いままになっちゃうぜ。

 (頑張れハム公!塞いだ穴の位置に餌置いてやったからそのまま突き進めばええねんで!!)

穴は長いと2~3日見つけられないそうなので、それまで気長に手助けしつつ見守るしかないわけですが…

見守り続けて二日目。

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なんでやねんッ(´;ω;`)!!!!

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