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2008年5月29日 (木)

5/29  人は見た目が九割

未だに仕事についていけない私、と言っても元々一人でやるのに無理がある工程故、特にそこについては問題も無いわけだが(事実、何年も勤めた社員でさえも一人で完璧にはこなせない場所)、とにかく、一人でできない以上「浮いてる人」の助けを借りなければならないわけで・・・

*「浮いてる人」とは特定の場所に就かず、ライン作業中にトラ
  ブルがあった際はそこへ赴き、色々とサポートしてくれる人で
  ある。基本的にほとんどの作業をこなせるちょっと偉い人。

しかしながら、

 「おう、うみ。今日は○○休みだから浮いてる人いねーんだ。
  ちょっと大変だろうけどなるべく一人で頑張ってくれよな」

 「・・・・うっす」

こんな具合に突発で休む人が出ると私を助けてくれる「浮いてる人」がいなくなる日も出てきてしまう。(休んだ人の穴埋めでその人がラインに入るため)

そんな日は地獄である。いつも地獄だが、地獄の2丁目に移動である。そりゃそうだ、一人できない工程を無理に一人でやろうとしたら恐ろしい事になるのは幼稚園児でもわかるだろう。遅れが焦りを生み、焦りがミスを生み、ミスが更に遅れを生む。負の循環である。

  (殺してやる殺してやる殺してやる・・・・)

本来の自分の持ち場から数メートル以上も離されたとこまで流されながら作業をしつつ、休んだ人に対しての恨みばかりが大きくなってゆく。(実話)負の循環は負の感情をも呼び込むのだろうか。

と、前置きが長くなったがこのようにとても困る「突発休み」だが、それをよくする小僧(22)が我が職場にいるわけで・・・・。

この小僧、驚く程本当によく休む。よくクビにならないものだ。今週に入って既に二度も休んでるくらいである。その度地獄を見るこっちとしては正直、堪ったもんではない。


  (殺してやる殺してやる殺してやる・・・)

ちょうどその日もその小僧は休みで俺は死にそうだった。まだ一度も話した事のないヤツだったが、次の日に嫌味の一つでも言ってやろうかと思うほどイライラしていたぐらいだ。

が、次の日ヤツが出社してくると・・・いつもの元気がない。

  (・・・・珍しいな)

仕事中もなんだか覇気がなく、いつもは楽々こなしている作業も何だか随分と手間取ってるように見える・・ 終いには、作業中にフラっと倒れそうになるではないか!

  「どっか具合悪いのか?」

近くにいた人が小僧に話しかけてるのが耳に入った。

  「ええ、まだ体調悪くて・・」

  (・・・・あ、昨日の休みはズル休みじゃなかったのね)

驚いた。これなら元気がないのも納得がいく。

  「そっか、無理しないで直してから来いよ」

  「いえ、これ以上迷惑かけらんないっすから・・」

  (・・・・こ、小僧・・おまえってヤツは!!)

今にも倒れそうな真っ青な顔で作業を続ける小僧を見て俺は感動した。もしや、今までのズル休みかと思っていた突発休みにも何か理由があったのではないだろうか!?そうだよ、ここまで無理して出社してくる男が普段から下らない事で休むわけがないじゃないか!

今まで、そんな熱い男を呪い殺そうとしていた自分が恥ずかしくなった。すまない、辛そうな小僧にせめてものエールを送るぐらいしか俺にはできない。

  (小僧・・・頑張れよ( ´ー`)b )

次の日、いつも通り元気な姿で作業する小僧を見て安心した。チャラチャラしたヤツだと思っていたけど実際やっぱわからないもんだ。小僧を見る目が変わっている自分がそこにいた。



二日後、また小僧は休んだ。

  「あのヤロー、またサボりやがって・・」

  「携帯いくら電話しても出ね・・・あ、電源切りやがった!」

近くにいた上司達の話し声が耳に入ってきた。

  (殺す殺す殺す殺す・・・)

本来の自分の持ち場から数メートル以上も離されたとこまで流されながら作業をしつつ、小僧に対しての恨みばかりが大きくなってゆく。

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2008年5月26日 (月)

5/26  気付こうよ

寮の大浴場で会うたび話しかけてくるオッサンがいる。こういう書き方をしている以上わかるとは思うが、当然面識など無い。初めはどこにでもいる、誰にでも気軽に話しかける人なのかな?と思って話しをしていたけれど、そういえば、浴場にたくさん人がいるときだって俺以外の人と話しているのを見た事が無いなと気付いたのはつい最近である。

  (ま・・・まさか!!!?)

ここは天下の大浴場。。失礼ながら当然、あらぬ疑いをかけたくなってくるわけで・・

  (う~ん・・)

しかし、いくら考えど確証など得られるわけがないし、そもそも確証が得られる場面に出会ってしまったらヤバイのだ、色々と。そんな事を考えながら過ごしていたある日、いつものように大浴場にてオッサンと鉢合わせとなった。

 オッサン  「やあお疲れ」

 うみ  「あ、ども^^」

 オッサン  「どうだい?仕事は慣れてきた?」

 うみ  「いやぁ、全然慣れませんね。体が悲鳴をあげてますよ」

 オッサン 「ははは。そういやいつも腰痛そうにしてるよなぁ?
        コルセットとかつけたらどうだ?ありゃあなかなかいいぞ」

 うみ  「コルセットっすかぁ・・・って、んん??」


  (・・・なんで俺が腰痛いの知ってんだ?)



何気ない会話の中に恐怖を覚えたのは初めてかもしれない。こういうのをまさに自意識過剰というのだろうけど、一度恐怖を植えつけられると考えはさらに悪い方向に加速するらしい。

  (・・・・やっぱ風呂場で俺の事を視姦してるのだろうか?
   やばいら?二人っきりになったらヤバイらコレ((;゚Д゚)ガクガク)

カラスの行水よろしく、すぐさま風呂場を後にした俺であったが、後日、俺の斜め前で作業している人の顔を見て全てを悟った瞬間土下座したくなった。もう一ヶ月もいるのにね(´・ω・`)

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2008年5月23日 (金)

5/23  怒れる歯車

期間工とは「期間契約社員」の略称である。その名の通り、契約した期間のみ社員として働く。

季節によって、その時々の流行によって生産台数が大幅に変化する商品を扱ってる会社からしてみれば、必要なときに増やせて、必要なくなったらすぐ捨てられるこの「期間工」というシステムは大変都合がヨロシイのかと思われる。風が吹けば桶屋が儲かるといったわけではないけれど、どんな事情で売れ行きが変わってくるかわからないこのご時世、保険を利かせた使い捨て要員を使うのが利口なやり方だと期間工本人すらそう思うのだから。

そうして、そんな大人の事情が根本に存在する以上、会社は期間工とは長期契約など結ぶわけがない。大抵どこも数ヶ月毎に契約更新を行うのが当然と言えば当然の成り行きとなり・・

  上司  「おう、うみ。次の契約期間は○月末日までだけど
        どうするよ?」

ご多分に漏れず私にも入社して一ヶ月目となったある日、契約更新の話がやってきました。

  うみ  「あー、お願いしまっす」

  上司  「あいよー」

大抵、素行に問題があったり、能力的についてこれないといった場合を除けば生産台数が安定してる内は切られる事はありません^^マクドのバイトにゃ相当な事がないと落ちないと言ってるようなものです。

  上司  「んじゃ書類に判子押してきてな」

  うみ  「あーい」

と、まぁ前置きが長くなりましたが、こんな経緯を経て延長手続きをしに行ってきたわけなんですが・・

  うみ   (・・・・・・・・・・・ん?)

契約更新手続きの書類を見て驚いた。

  うみ   (・・・・・・なんだこれ)

驚いた。なんと、入社説明会のときには一切書いてなかった項目(給料に関して)が急に増えていたのだ。それも、とある事情で俺が、というか俺と同じ日に同期入社した人達が相当損をする内容が・・ (詳しく書くのもアレなんで簡単に書きますが、要は出勤日数と慰労金(ボーナス)の絡みについて、自分達の入社した日はその前日入社した人達と比べて数万円程変わってくるといった内容)

ハイハイっと判子を押していたら気付かなかったその項目に気付けたのは不幸中の幸いであった。すかさず担当の人に突っかかる。

  うみ  「なんすかコレ?初耳・・いや、初見なんですが」

  担当  「そうなんですか?私に言われましても(;^ω^)」

  うみ  「いや、入社して一ヶ月経って給料貰うって段階で急に
       こんな事言われても納得できないっすよ。どうなってん
       すか?」

  担当  「はぁ・・ しかし、今日は契約更新ですので今それを
        申されましても(;^ω^)」

  うみ  「(♯^ω^)ビキッ」

  担当  「どうします・・更新?」

  うみ  「(♯^ω^)ビキビキ」

同期の人間の中にはこの話に腹を立て、その場でヤメてしまった人も出たぐらいである。この担当の態度もいけなかったのだろうが、なにより一ヶ月働いてからその話しを持ち出した会社にとても怒りが湧いてきた。

ともかく、泣き寝入りだけはすまいと思ったわけで・・

  うみ  「・・・というわけなんですよ」

  とよ  「労働監督基準署行けや(´・ω・`)」

知り合いの賢者に相談したら素敵な場所を教えて頂きました。


      ~生々しいので中略~


  会社 「すみませんでした。説明義務を怠った我々の責任です。
       同期入社の方々全員分の慰労金も保障させて頂きます
       ので今回はそういう事で・・。」

  うみ  「勝った!俺は勝ったんだ!!!!」

結局、数日に及ぶ話し合い(クレーム)の末、最終的には会社に非を認めさせ、金額にして一人頭五万ずつくらい勝ち取る事ができました(*^_^*) 正直、謝罪とこれから入社説明会で「その事」に対してキチンと説明する事を約束して貰えれば十分だと思ってたわけで、お金に関しては期待してなかったので嬉しい限りです。いやはや、言ってみるもんです!

*ちなみに、いずれ会社名も出すと思うので書いておきますが、この件については僕らの入社したすぐ後から説明を始めたようですので、今現在はキチンと全て説明してるそうな。


後日、同期の人にそれを伝えました。喜びを分かち合いたいというのもあったし、それに、こう言っちゃうと卑しく聞こえるかもしれないけど、やっぱ俺の頑張りでみんなの貰えるお金が増えたのは紛れも無い事実だし・・ ちょっとは感謝してもらいたかったってのもあるわけですよ、人間だもの。

  うみ  「と、いうわけなんですよ(・∀・)やりましたね♪」
       (さぁ、褒めろ。感謝しろ!)


  同期  「・・・・ふーん   ( ´_ゝ`)」



  うみ  「・・・・・(♯^ω^)ビキッ」


ここに来てから怒りっぽくなった気がする。

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2008年5月10日 (土)

5/10  安らぎを求めて

  (・・・・あれ?○○さんの靴が無い)

とても長い、長すぎるGW休暇を終え11日ぶりに地下へ潜ると同期入社した○○さん(42)の靴が寮から無くなっていることに気づいた。

  (はぁ・・・ またか(´・ω・`))

俺は仕事場に着くと上司にその旨を伝える。

  「なにぃ!?聞いてねぇぞ、○○の野郎め!!」

  「はぁ、やっぱりそうですか(´・ω・`)」

やはり上司は知らなかったようだ。全く、○○さんめ・・

そして予想通り、と思う間もなく次の瞬間上司は工場内に響くような大きな声で

  「脱工者が出たぞー!!!」

と叫んだ。すると作業している人たちの手が止まる。一旦ラインを止め、脱工者狩りが始まるのだ・・  初めこそ驚いたが今となっては見慣れた光景である。

脱工者狩り・・・、読んで字の如く、無断でバックれた期間「工」を連れ戻し罰を与えるということだが、恐ろしいシステムである。どうせ期間満了まで退職させる気など毛頭ないのに、だからといって無断で逃げると処罰するとは・・・。

  「やれやれ、今日も残業か。」

最近親しくなった先輩期間工の△△さんが横でポツリと呟いた。

・・・そうなのだ、脱工者が出るとそれを連れ戻すため総員を挙げて捜索に回るのがここの決まりとなっている。無断で逃げるのは絶対に許されないことなのだ。そして、捜索の間はラインを止めざるをえないわけで、結果生産台数が落ちてしまう。すると当然、その分は残業をして取り返さなければならないわけで・・・。全く、迷惑な事この上ない。

  「どうせ逃げられやしないのにな・・・」


・・・・・数時間後、○○さんの叫び声が事務所から聞こえてきた。

その声を聞きながら、俺は今日もビスを締めている。



  (・・・ん~)

上のは勿論妄想なんだけど、○○さんが逃げ出したってのは本当である。まあ、期間工で逃げ出すやつなんて珍しくも何ともないわけだが、○○さんは色んな工場を渡り歩いていたベテラン期間工(自称)だっただけにいささか驚かされた。

そう、薄々感づいてたのだがここはヤバすぎる。大げさでも何でもなく、少なくともホンダの倍以上キツイだろう。もし最初にここに来ていたら、俺は二度と期間工なんて来ていなかったと断言できる。それほどキツイのだ。今回、ベテランの○○さんが逃げ出したことがそれをより強く証明してくれた。

だから・・・、そのあまりの辛さに俺はパソコンを部屋に導入せざるをえなかったわけで。

祝\(^O^)/ネット開通 

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2008年5月 1日 (木)

5/1  見えざる運

  「あれ?俺の車は??」

GWの長期休暇で実家に戻って来たわけだが、帰って早々驚いた。期間工に行く間、弟に貸してやる事にしていた我が愛車の姿が見当たらないではないか。

  「ああ、あれなら修理に出してる・・」

  「修理?どこか壊れたのか?」

  「うん、計器類が動かなくなっちゃってさ」

  「そうなんだ?で、いつ戻ってくる?」

  「それがさ・・・」

  「ん?」

  「あの車去年の九月に車検切れてたみたいで、車検通さないと
   返ってこないよ」

  「・・・・・・え?」

  「全く、なんて車を貸してくれたんだ・・」

  「・・・・・マジ?今年の九月じゃなかったの(; ^ω^)??」

どうも時期を勘違いしていたらしく、そのため車検が切れていた車を昨年九月より、即ち放浪の旅から戻ってからついこないだまで乗り回していたらしい・・。

ちなみに、車検切れの車に乗ってるのがバレるとこうなる。

>道路交通法違反(無車検運行)で6点減点で、前歴がなくても30日の免停と30万円以下の罰金を取られます。

  (・・・うわぁ・・・よかった・・捕まらなくて本当によかった)

というか、よくよく思い出してみると昨年の九月から今年の四月までの間に一度白バイに捕まっていたっけな俺・・・(11/10参照

       ヽ|/      
      / ̄ ̄ ̄`ヽ、    
     /         ヽ    
    /  \,, ,,/    |   
    | (●) (●)||| |    
    |  / ̄⌒ ̄ヽ U.|    ・・・・ゴクリ
    |  | l~ ̄~ヽ |   |        
    |U ヽ  ̄~ ̄ ノ   |    
    |    ̄ ̄ ̄    | 

パチ・スロで死ぬほど欠損を抱えてる俺ではあるが、実のところ、けっこうツイてるのかもしれない。

禍福は糾える縄の如しとはよく言ったもので。

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